High-Speed-Flower
高速メロディックパンクを中心に、メジャーから激マイナーまで、バンドや音源について書き連ねちゃったりしていきます。
IVS


別になんかダウソするくらいしかご用が無いので長らく放置していた、Ku-geさんMySpaceですが、ググっても出てこないのに、なぜかKu-geでヤフるといの一番に出てきます。ネット・チキンなボクは、Nikolaさんとか、WOTくらいにしか、フレンドリクエストしてないので(それもビクビクしながら)、友達非常に少ないのですが、おとといオーストリア共和国から全く関係のなさそうなサウンドの女の子ボーカルのバンドから、フレンドリクエストがきてて、?とか思ってたら、翌日またも外人さんから。「もうやだな英語できんし」とか思いつつ、「トロントのスケートパンクだ、チェックしてくれ」ってんで、聴いてみたら、激しくカッコよかったのでご紹介です、カナダのIVS。
そんな中、今朝もフィンランド共和国のお嬢さんからフレリクです。なんか、ランダムでお友達作るシステムでもあるんかいな?イマイチSNSみたいなのは要領を得ていない初老の私には、なんかカオスです。しかし、外人、なぜにKu-ge。まぁ、何でもかんでも無言で承認です(それもビクビクしながら)。

まぁ、そんなわけで、所詮はエキサイト翻訳な、頭の悪いKu-geさんでは、聴いてみて凄く気に入って、メールしようにも、すっげぇ簡単な誉め方しか、お返事返せなかったんですが、本当にグッとくるメロディーをお持ちで、そう、もう、リフやフレーズも、グッとくるし、哀愁バリバリなメロとか、本当に気に入ったので、せめて、ここで取り上げようという感じです。まだ、出来たての3曲入りDemo EP、"Black Eys"という作品をリリースしたばかりのようですが、最近、金も無いし、近年チェックとかもそうとうにユルイ私は、当然の如く所有してませんが、もう、視聴した限りでは激しく欲しくなりました。そう言えば、音狂い。のKazuさんとこで、彼らのことを紹介していたのを思いだしました。さすがは、Kazuさんです。チェックに余念が無く、PSYCHOMANIAすらも、欲しがって頂くほどの、マニアっぷりに心から感服です。
で、IVS。哀愁のメロディーと、哀愁のフレーズを散りばめながら、高速感で突っ走る彼らの、他の曲がすごく聴きたくなりました。"Black Eys"のサビの後の大サビ的な感じだとか、私はなにかとメロディーがツボに入ってきて、脳髄直撃です。メタリックだとは思いますが、あっさりしたピロリ感の上、琴線をくすぐるフレーズだったりするので、ホントに良い感じです。
なんか、近々アルバムもあるとのことなので、もう、本当に期待してます。本当にカッコイイ、良いメロディーを書けるバンドだと思います。高速感も申し分なしです。こちらこそ、お友達からお願いします、という感じです。

そんなわけで、外人に話しかけられても、「日本に来たら日本語で話せ」とか日本語で返してしまうのが 、「ますらおぶり」だと考えている私は、それが元で臼杵石仏の近所で、外人とケンカしそうになったのを思い出しましたが、今では、それだけは聞きとれた臼杵駅を教えてあげればよかったと後悔しています。そんなこと言いつつも、まぁ、行くことはないでしょうけど、万一、海外に行くことがあっても、「わざわざ日本くんだりから来てやったんだ、日本語で話せや」とか現地の人にきっと言ってしまう、自己中心さも確実に備え持ってます。
というわけで日本語以外は全く話す気がなく、英語とかできませんけど、女の子は大好きなので、オーストリアのPARAMINDSさん、フィンランドのHanna Marshさんも、よろしくお願いします。

IVS MySpace http://www.myspace.com/ivs

ASADO -ASADO-


また、カナダからとんでもないバンドが出てきました。8月27日には、Bells On Recordsから、国内盤も
発売される、このASADOです。先日BELLS ON NIGHTにて、先行発売されたみたいですし、通常流通する前に、ここでも、超オススメのこのアルバムを先行レビューです。
Bells Onさんのチョイスとしては、けっこう珍しいタイプの非常に完成されたバンドのような気がしますが、なにはともあれ、こういったバンドが広く聴かれる機会が増えるというのは、非常に好ましいことですし、国内盤は大歓迎です。前述したように、このASADO。個人的には、本年最も注目されるべき、全てに於いて非常に完成度の高い、超本格派のメロディック・パンクバンドであると認識しています。

2005年に結成されたASADOは、これまで全くの無名ながら、このデビューアルバムをリリースした後は、最近は各所で、極めて高い評価を受けていることからも分かるように、そのメロディー、演奏技術、アレンジと、どれをとっても申し分なく、私的には、パンクバンドに演奏云々というのは、さほど問題ではないのですが、このバンドの巧さには舌を巻かれます。何が、そんなに巧いと感じるのかというと、その絶妙のアンサンブルです。片っ端から、裏や斜めからといった、突っ込み方をしておきながら、その非常に変則的な部分を、絶妙のアンサンブルを重ねながら、ドラマチックに展開し、なおかつ、それを整合させていく、このバンドのリズムの取り方、アンサンブルの力量に本当に感服してしまいます。また、その楽曲の叙情的なメロディーを、ダイナミックに、テクニカルに、深く味わいのある男臭い声で、壮大に歌い上げる、ボーカリストの力量も群を抜いています。3DAY BINGEのボーカリストであった、Rob Danielsとのことですが、もう、その極太哀愁声は、さらにコクと旨味を増し、堂々たる風格さえも感じさせる巧さです。

大胆にして、繊細、緻密に計算されつつも、自由奔放な、独特のアプローチを次から次へと繰り出してくる、このASADOというバンドを、誉めつくしてもキリが無いほど、私はこのバンドにハマっています。
超高速部分では抜群の高速感を誇り、速度を落としたり、フックをかけていく部分では、絶妙のバランスで、劇的な展開を演出して見せる。その徹底的に隙間と、裏にすべり込み、イカすリフをたたみかけるギター、ビジーな部分は極めてビジーに、リズムに徹する部分では抜群の安定感の、バランスの取れたベース、圧倒的な高速感を叩き出し、時にパーカッシヴに、時に必要最小限に、これまたバランスの取れたドラム。出る部分と、引く部分をわきまえたリズム隊に、自由すぎるギターとボーカルが乗り、それを多角的アンサンブルで、巧みにアレンジし、ASADOの超絶変則ワールドが展開されていきます。
抜群の疾走感でオープニングを飾る"Reactionary Tones"、既にこの曲から、一筋縄ではいかない、変則的アレンジを展開しています。方々が裏なのに、キメや沈みで急激に整合させたりとか、もうね。 "Watchdog (for A Better Piece Of Life)は後半から目まぐるしくリズムが変わり、"Stay"では穏やかに導入し、ストロングな音を聞かせ、"Dimes For Pride"は、即効高速シフト・チェンジです。そしてある意味アメリカ的なポップ性と雄大さのようなメロディーをそなえた"Bleed"では、途中センチメンタルとも取れる展開さえ見せます。続く、"Strange And Secluded"では、オールド・スクールっぽさなども臭わせる、性急な刻みと、捲くし立てるボーカルを近代的に料理してみせ、"Endure"では、個性的なメロディック・ハードコア & ポップ・アプローチで、心地よく、そしてさらに加速します。そして、もう、一緒になってオー、オーと歌ってしまわずにはいられない、その入り口が激しくカッコいい"Pointing Blame" 、心地よさといやらしさが同居する"As This Parade Keeps Marching On" 、変則超高速、"Don't Tell Us What To Put In Our Bellies You Filthy Bastards" 、この神経すら逆撫でする色んなモノの裏っぷり、そして、本来の意味でエモーショナルに歌い上げる、"My Own Replacement" で幕を閉じます。そして、もう一度、最初から聴かずには入られません。

もう、たかがブログなのに、このライナーノートばりの全曲解説と、こぼれるほどの賛美の言葉でキーボードを叩く手を走らせてしまう、このASADOは、私の神経を逆撫でして、琴線を引き千切り、脳髄を掻き乱すほど、私の好みを直撃しています。高速メロディック・ハードコアとしても、そしてロックとしても素晴らしい、ASADOのデビュー・アルバム、本年、現時点での、私の一番のオススメです。

ASADO Official http://www.asado.ca/
ASADO MySpace http://www.myspace.com/asadoband

HIGH FIVE DRIVE -SERVICE ENGINE SOON-
H5D 1

BELVEDEREの名前もよく引き合いに出されるほど、徹底的な高速度を有し、BELVEDEREに次ぐ、カナダの2代目音速番長との異名も持つ、HIGH FIVE DRIVE。まぁ、しかし音速番長ってのは良いネーミングですね。まぁ、大体、"Colic"とか、もう異常な速度だし、他の曲も、高速ナンバーに関しては、世界最高速といってもいいスピードなので、概ね2代目襲名もアタリだと思います。BELVEDEREといい、FULLBLASTといい、このHIGH FIVE DRIVEといい、まったくカナダは世界最速クラスのオンパレードです。

HIGH FIVE DRIVEは2001年結成。翌年にCDEP、"...something better"をリリース、'04年にフルレングス、この"Service Engine Soon"をリリース。日本のSENTIMENTALとのSplit CDEPをはさんで、昨年2nd."From The GroundUp"をリリースしています。
この1st.を含む初期音源は、当時、Punk Wreck ChordsさんがDistroをしてくれていて、現在では、1st.、2nd.ともにFAST CIRCLE RECORDSさんが、国内盤をリリースしてくれているので、日本でも入手しやすく、彼ら自体、この手のバンドとしては、日本でもかなりポピュラーなのではないかとは思います。某掲示板にもスレ立ってるみたいでしたけど、過疎ってますよね。まぁ、どのバンドでもそうか、パンクとかは。ちなみに初期の"...something better"は、Purevolumeで全曲DLできるみたいなので、興味のある方は行ってみてください。

まぁ、しかしその高速度たるや、本当に蹴つまづきそうな勢いで、もう演奏とか関係ねぇ、速ければいいってなほどの、徹底した速度の追求的な姿勢が、むしろ微笑ましいくらい潔くって、そんな速度なもんだから、若干軽さだとか、荒さもあるのですが、聴いてるこっちもそんなのどうでもよくなります。ベースが金属質で少しゴキゴキしてるのは、最近の若いバンドの丸めの感じと違い、好きです。ドラムとかLIVEで死ぬんじゃねぇの?とかまぁ、そんなのもどうでも、いいか、速けりゃ。と言いつつも、きちんとメロディーもあり、ミディアムなんかもやってるし、速度だけでないとこも充分に見せようとしてます。そういった感じは実に今風な感じもします。少し青臭い感じとかも。まぁ、なんにせよ、カッコいい曲も多いし、メロディアスだし、圧倒的に高速だし、そういった感じの音を求める人には、たまらないバンドだと思います。若干、若者向きで。
2nd."From The Ground Up"でも概ね、この路線は変わらないのですが、速度も若干考えられたりしてる感もあり、やはり初聴の時の衝撃と、ストレート超高速感といった感じで、今回はこの、"Service Engine Soon" をチョイスしました。もう、速そうですものジャケからして。その通り、冒頭でも書きましたが、オープニング・ナンバー "Colic"の速さときたら、もう、この手の速いバンドをすごい数聴いてきてるにも関わらず、群を抜いてる蹴つまづき感です。気が狂ってるんじゃないかと思うほど、急いでいます。だが、それがいい。若者はこうでなくっちゃあいけません。メロといい、速度といい、非常にカッコいいナンバーです。 "A Relative Matter" なんかも、そういった意味で非常にカッコいい曲だと思います。また前述したように、ガッツリのミディアムであるとか、かなり落としたアレンジも随所に散りばめてくるので、そういった要素が、逆に、高速感を高めたりだとか、全体のバランスを保っているようです。全曲が"Colic"のようなガイキチ高速でも、アリはアリのような気もしますが、それにしても、全体的に高速感に溢れているので、高速メロディック好きにはマストであることは間違いないと思います。ホント速いヤツは、もう、笑っちゃうくらい急いでますもん、ケツに火が付いてるみたいに。

しかし、これ書くために何回か繰り返して聴いたんですけど、書き終わって、聴きやめても、なんだか、
"Colic"が頭を駆け巡ってて、こびりついて離れません。自分にゆとりを持つために、早く次へと移りたいのですが、もう、なんでもかんでも"Colic"です。コステロとかでも聴いて頭を冷やしたいところです。
そんな中、カナダ-メロディック・ハードコアの旅もこれにて、ひとまずお開きということで、またいつか機会があればやりたい感じです。TWENTY 2とか、SNFUとかいっときたかったんですが、何分ちょっと高速疲労(笑)とか出て、かなり疲れちゃったりしてるので、この辺はまた別の時にあらためてやります。MUTEだとか、HOPEだとか、DEVILLEだとか、カナダはまだ地味にいろいろありますが、ま、いっか。

HIGH FIVE DRIVE MySpace http://www.myspace.com/highfivedrive
HIGH FIVE DRIVE purevolume http://www.purevolume.com/highfivedrive

THE FULLBLAST -SHORT CONTROLLED BURSTS-
fullblast

シリーズ、カナダ-メロディック・ハードコアの旅、第4弾は、このFULLBLASTです。バンド自体は惜しくも解散してしまいましたが、実にテクニカルで、メロディアス & ハイスピード、エモーショナルな部分も合わせ持った、期待度最高のバンドでした。
MUCH THE SAMEといい、このFULLBLASTといい、メロディック・ハードコアのシーンでは、非常に高い期待を背負いつつも、短命なバンドも多く、なんだか決定打に欠けたり、いまいち盛り上がりに欠けたりする部分は、息が長く、幅広く支持されるバンドが減ったりするのも、要因のひとつなのかな、と考えてしまいます。
このFULLBLASTも、生き残っていれば、幅広く支持されたかどうかは分かりませんが、その素質を充分に持ち合わせた、素晴らしいバンドのひとつであると思っています。

前述したように、FULLBLASTは非常にテクニカルです。その高い演奏技術は、その卓越したアレンジとともに、時にメタリックに、時にパンキッシュに、そしてまた、時にはポップにと、様々な側面が窺えます。基本超高速が中心ですが、ハードに飛ばしたかと思うと、繊細にエモーショナルな面も見せたりと、やはり、近年のバンドらしく、様々な音楽を通過してできたサウンドや、アプローチを携えています。そして、その圧倒的な高速感もたまりません。それほどまでの高速感を出しながら、線の細さや、モタつきといったものを微塵も感じさせないところが、このバンドの巧さだと思います。非常にエッジが効き過ぎるほどに効いたサウンドですが、個人的には言われているほどメタルっぽさは感じません。しかし金属質と言う意味でのメタリックさは、バリバリで、非常に硬質かつ金属質ではあると思います。日頃の私らしくありませんが、彼らのサウンドはむしろ乾いた感じの感覚です。しかし、メロがエモーショナルだったり、相当にメロディアスなので、そういった部分から湿気といったものも多分に感じ取れます。また、私だけかもしれませんが、ボーカルやフレーズにアメリカン・ロックな部分が覗くような気がして、そういった部分にある種のダイナミックさを感じるのかもしれません。

FULLBLASTは2000年、カナダ、トロントで結成され、'02年にD.I.Y.でEPをリリース。'04年にフルレングス、 "Contagious Movement Theory"をリリースします。なんだか、この1st.はかなり入手が困難とのことですが、ちなみに私は当時、HMVで買いました。何せ待たされましたけど。もう、2、3ケ月くらい。今も買えるのかな?持ってない方は挑戦してみてもいいかもです。とにかく、秘訣はキャンセルしないことです。もう、しつこいくらいに。ともかく、その1st.から、FULLBLASTのサウンドは出来上がっており、既に完成度が高いです。
その高い完成度を、さらにそのサウンド・プロデュースとともに高めた作品が、この2nd.にして、彼らの最後の作品となってしまった'05年リリースの、この"Short Controlled Bursts"です。
既に1曲目から、高速にカッ飛ばしつつも、エモーショナルな展開をみせ、FULLBLAST節も全開です。間髪入れず続く2曲目も、カッコいいギターフレーズと、スピードも全開なまま、壮大にメロディアスにと、まぁ、素晴らしいです。そして、スピードを緩めた曲、エモーショナル全開な曲なども挟みつつ、基本超高速 & 大胆展開の、ハイスピードでエッジでフック、メロディアスでエモーショナルな、FULLBLASTワールドに魅了されます。前作をさらに上回るポップさや、ダイナミックさを備えた曲も多く、色んな意味で、広がりを見せていると思うので、アルバムとしても、非常に完成度が高いと思います。
この"Short Controlled Bursts"は、INYAFACEさんから、国内盤も発売されているので、非常に入手しやすいかと思われますし、未聴の方には、ぜひ聴いてもらいたい、バンドのひとつだと思います。
以外にもALLのファンの方などにもオススメできたりするのではないかとか、今ふと思いました。それほどまでに、ある種ポップなアプローチすらも、このアルバムからは感じることができます。

すっかりここ最近、MILESTONE MUSICさん絡みのモノと被ってて、まさに広告塔なのですが、そんな広告塔から耳寄りな情報が。FULLBLASTの"Contagious Movement Theory"も入荷するみたいですよ。今日の下書きとか、おとといくらいに上げてたので、その時点では知らなかったので、途中ではHMVチャレンジをオススメしてるのですが、まぁ、待たされるよりは、速効、手に入ったほうがいいですもんね。数は少ないそうですが、コンスタントに入荷を試みてくれるとのことです。う〜ん、 awesome!時期とかはわかんないので、欲しい方はMILESTONE MUSICをコマメにチェックです。そんな中、NOTHING LEFT TO LOSEが売り切れていることに感動する私。

FULLBLAST MySpace http://www.myspace.com/thefullblast

DISTRICT 7 -ANOTHER LAST CHANCE-
district7

この前、M-SIXTEENを聴きながら、何故か思い出して、無性に聴きたくなったのがこのDISTRICT 7だったりして、そういやカナダだよねとか思い、そのままカナダ、メロディック・ハードコアの旅としゃれ込んでもよかったのですが、男汁爆発のハードコア魂ってなカッコいいフレーズを見つけたので、RENTOKILLいっちゃったんで、書きそびれてしまい、今からやろうかなと。まぁ、シリーズ男汁に入れても、なんら問題もなかろうと思えるバンド、カナダ-メロディック・ハードコアの旅、第二弾はDISTRICT 7です。
カナダ-メロディック・ハードコアの旅とかって、なんだか涼しげな世界の車窓から的タイトルだったりするのですが、やっぱだいぶナナメな感じですよね。やっぱ、悪くて黒い方に突き進んでる感じですけど、ま、いっか。もう、カナダの旅も最初から湿りまくりで、ドシャぶりの、男ばっか乗ってやがる、黒い超特急で、窓の外の景色は全く見えません。

DISTRICT 7は2000年に結成された、カナダのトリオ・バンドです。そのサウンドは、かなりダークで、硬質で、高速です。このバンドもトリオとは思えないような、かなり重厚感のあるサウンドを展開していて、高速感にあふれ、まさに黒い超特急です。メタリックというよりは、ハードコア感のほうが前面に出ています。そのストロングなサウンドですが、ボーカルの人の声はけっこう高いです。それで、M-SIXTEENの時思い出したのかもしれませんが、もっと高いです。なんだか、あの人、お笑い芸人の、アメリカザリガニでしたっけ?声の高い人、その人と非常に声質似てると思います。でも全然悪くはないですよ。メロディアスだし。私が気になるだけで。でも、そのストロングなサウンドからすると、かなり高い声質で意外だと思います。でもって、彼らもこの、'02年の"Another Last Chance"以降、リリースの話とか聞かないので、てっきり消滅しているのかと思いきや、MySpaceに新曲?も上がってるみたいだし、生きてますね。ていうか、メンバー4人になってるし。それにしても、なんか、すげぇなカナダ。のんびりしてんのか?国民性か?
このアルバムの前にも、'01年に"To Be Continued"という、フルレングスをリリースしているようですが、もう見た事も、聞いたこともありません。このLameAssからリリースされた、この"Another Last Chance"も、レーベル自体とんじゃってるし、国内では結構入手しにくい部類に入ると思います。国内ではやっぱユニオンさん頼りかもです。

で、この"Another Last Chance"。さすがに2000年に入ってからのバンドで、いろいろと最近のサウンドといった感じです。なにかと、曲調やメロディーといったものも、今日的な作風が見られ、そのストロングに聞こえるバックに似合わず、ずいぶんとポップにアプローチしてくるものも多くあります。まぁ、ボーカルの声と歌唱もあるでしょうが、アレンジにもきちんと、そういったポップで聴きやすいエッセンスが含まれるのも、昨今のバンドなんかに近いという気がします。1曲目から、いきなり落とすアレンジで、じっくり歌いまわすアレンジとか繰り出し、そういった部分がすぐに全面に出てきます。また2曲目などはかなりポップなリフと、ストロング・ハードな面を交互に出してきたりして、面白いです。FATのコンピかなんかに入っていた8曲目あたりは、単体で聴くとすごくハードな印象を持っていたのですが、アルバム全体で聴くと、当然、ストロング・ハードかつ、ダークに飛ばしてもいきますが、かなりポップ(といってもある程度ですが)な面も垣間見れて、この辺のバンドの音にしては、随分と聴きやすい方のサウンドではないかと思われます。

なんかこのバンドも、アルバム一枚だし、少しほったらかしちゃってて、以前はもっとハードな印象とか持ってたんですけど、今聴くと本当に聴きやすいなぁとか思ったりします。ていうか、最近、私の耳のほうが、黒く激しいのを求め過ぎなのかもしれません。なにせ何でも普通に聞こえてしまいます。そう思うとM-SIXTEENあたりとかは、本当にエグい感じがして、なぜかDISTRICT 7を聴いて、M-SIXTEENをさらに好きになってしまう私でした。

DISTRICT 7 MySpace http://www.myspace.com/district7