High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HYBRID CHILDREN -UNCENCORED TEENAGE HARDCORE-


誰が望むというのであろうHYBRID CHILDREN弐連発。'96年発売のその雑多な魅力ここに極まれりという、3rd.アルバム、"UNCENCORED TEENAGE HARDCORE"。
ちなみにトイズファクトリー国内盤は、2曲ボートラ追加が素晴らしい。デュランデュランのカバーが素晴らしい。やっぱこの人らはこの辺りも間違いなく好きだったんだということが分かりとても良い。
あ、前回言い忘れましたが、この頃のこの人らのルックスというのは、なんかスラッシュメタルの人とG.B.H.の人が混じってるという、まさに彼らの雑多な音楽性をルックスでも表現してくれていてそれもとても良いぞ。

で、作風としては、その基本路線は変わらず、パンクを中心に、ポップス、ニューロマンティクス、メタル、グラム、スラッシュとか、ごっちゃ混ぜくって、パンクとは付かず離れずを繰り返しつつ、パンクバンドを自称するという、お得意のナイススタイルだ。
で、色々と曲の完成度とか、アレンジがさらに巧みになったりしたり、ポップなことにこなれてきちゃったりしてるもんだから、余計にHANOI ROCKS感が増してるというか、もう、ちょっとパンクっぽくもあり、オルタナってたりもする、古新しい、初見の人には得体の知れないロックバンドにしか映らないだろうという印象だぞ。だが、それがいい。
逆ノリ、楽器の一部アレンジだけ途中一気に加速、速い曲も一気にすんなりとは聴かせない、などなど、もう、ある一部分の加速を聴きたいためにミドルの長い曲も聴いてしまっちゃったりさせる、このイケズ感、そんなカッチョいいきっしょく悪さも、さらに別なる高みを目指して、男前な変態気質の完成度を高めているという、マニアックなごく一部のファンも納得の完成度の高い一枚。

思うに、やってることは充分に万人受けするポップだったり、時にきちんと高尚だったりするのに、その音楽性よりなにより、根本的にそれを表現している本人たちのアティテュードやスタンスがパンクで、しかし多種多様な音楽性は捨てきれず、そんな有体を全てをまとめると、なんか下世話な感もするという。が、なによりそれを本人たちが望んでたりする感じで、その先の一般的な高みを臨むことを善しとしないのではないかと穿った見方とかもできちゃったりするという、ま、端的に言うと、ものすごく勉強ができるセクスィ~なチンピラ。

HYBRID CHILDREN Official http://www.hybridchildren.net/
HYBRID CHILDREN MySpace http://www.myspace.com/hybridchildren

スポンサーサイト
HYBRID CHILDREN -HONEYMOON IN BABYLON-


久々のレビュー、なんか気まぐれにこんなとこを攻めたりしてみましょうかという、HYBRID CHILDREN。ボク的には当時から、SEX PISTOLSとDURAN DURANの融合的な、そんなエロさとかエグさとか感じましたし、さらにPUNK寄りのHANOI ROCKSとか、そんな印象をずっと持ってるんですよね。だが、それがいい、という。
パンクを中心に、色んなロックサウンドを雑多に吸収しつつ、自由気ままに表現しているといった感じが、彼らに一貫した全体像ですかね。

タイトでhard-hittingなパンクロックを自称する、フィンランドのHYBRID CHILDREN。'91年の結成とかなんで、ほんと長いですね。キャリアも長いから、アルバムすげぇ出してますよね、8枚とか。日本盤とかもこの次辺りから3枚くらい出てたのかな。つか、まだ現役なのね。'09年に"FIGHT AS ONE"ってニューアルバムも出てます。最近のは持ってないんだけど、オフィシャルのストリーミングとか聴くと、その変わらなさっぷりが実に素晴らしい。

とりあえず、この初期の作品、1994年の2nd.アルバムでは、冒頭で言ってたような、このバンドの全体的な印象よりも、パンクよりでタイトでロケンロールだったような気がしてましたが、ま、そこはそんな気がしないでもないですが、久々に聴くと、おもっくそポップやな。つか、もうこの頃から、すっげぇパンク・ポップスだ。変な逆ノリみたいなメロやリフとかも、この頃からちゃんとやってて、アレンジのきっしょく悪さ(だがそれがカッコいい)を、強引にポップメロで気持ちよく持ってくところとか、とても好きだったりするのですよ。もう、この頃から、いわゆるパンクのくせに、そんなん多様しまくってるのが、このバンドの最大の魅力だと感じてしまうボクなのでした。

まあ、しかし、いつ聴いても気持ち良く、一気に聴けてしまうアルバムであり、バンドであることだなあ。とか、思って久々に聴きましたよ。決して速くないし、パンクかどうかも疑わしいところがてんこもりにあるというのに。
なにしろ、このバンド、SEX PISTOLSとDURAN DURANとT-REXとSTOOGESとかそんなもん、つか好きなもん全部放りこんで、かつ、破綻無く、整合性すら感じさせるというのは、かなり才能だと思うんですよ。
ともかく、カラっとしていると見せかけて、かなりヌルっとしているという、そして、昨今のプログレッシヴとはまた全然別のベクトルでありつつ、これも当時はかなりのプログレッシヴさを感じさせてくれたという。
最近のモノしか聴かんし、自分たちの狭い範疇でしかパンクをカテゴライズできない、底と許容量の浅いガキには決してその良さが理解できないであろう、独特のパンク表現が素晴らしい。

HYBRID CHILDREN Official http://www.hybridchildren.net/
HYBRID CHILDREN MySpace http://www.myspace.com/hybridchildren

BAMBIX -LEITMOTV-
Bambix leitmotiv

いや、この"Leitmotiv"すごくも好きなのですが、やはり一枚チョイスするのであれば、やはり"Crossing Common Borders"なのか。だがしかし、これは・・・とかって、結局連発でやりますよ、BAMBIX。
まぁ、大体昨日、明日もBAMBIXやるか、でも、なんかちっと頭痛ぇし、大体、このバンドをさらに文章で語り尽くす自身が無い、とにかく聴くべきだ的に、まぁ、きっと、とにかく大好きだって、今日と同じようなことを書くに違いない、バカでボキャブラリーが無いから。とか葛藤しつつも、BAMBIXというバンドはパンク人生に必要で、その作品、特に"Crossing Common Borders"と、この"Leitmotiv"という2枚は私のパンク人生、そしてオランダの極めて高い湿度の中を疾走とか、語る上ではとても必要な作品な気がするので、しょうがないよね。いや、むしろ聴き始めると、1st.からやりゃあよかったってくらいの気さえしてくる、ここ数日のボクん家のBAMBIX祭り。

ということで、この"Leitmotive"、まぁ、どことなく冒頭一瞬Trall的モッサリと始まったりとかしつつ、その後フツーに前作を踏襲しつつも、やはり多少の安定は否めないのか、しかしメロディーは相変わらず素晴らしいねとか思っていると、ケツ上りにエンジンがかかっていき、最後にはケツの穴からロケット・エンジンが火を吹いて、メロディック・ハードコアでブッ飛んでいくという、ケツ上りに素晴らしくなるという作品か。いや、まぁ、しかし途中にも高速感が散りばめられたりはしてますし、途中でもたまにケツから火を拭きます。しかし、やはり劇的ドラマチックなインパクトは、前作のほうが高いような気がしているなというようなところに、高速シンプル爆弾とかをブチ込んでいきます。どちらかというと非常にケツのデカい安産型です。で、ケツには火が点いてて高速で疾走するにも関わらず、外は大雨で、湿度は申し分無いにもかかわらず、どこかメンタルはカラっとしているという、湿と乾の融合って、何言ってんだかわかんないね。前作でも時に垣間見せていたドス暗さなどもはらみつつ、やはりポップなテイストは感じさせつつも、楽曲ごとにスピード感やテンションを上げていくので、聴いてるこちらも徐々に加速したり、オルタナティブる感じです。ケツといえば、ブランク空けにハードコアで殺しにかかって締めるのもいいです。
前作を踏襲する。大胆でドラマチックな曲展開を見せる楽曲もありながら、そういった部分をさらにシンプルに整合感を増したような楽曲も増え、そこに加速ハードコア成分が大量に感じられる、まさに哀愁メロディック・ハードコアが炸裂する展開を随所に見せてくれます。
そのタイトルまでもが素晴らしい、痛快高速ナンバー、"Hurricane Hero"とか、カッコいいですね。で、この曲あたりから、完全にメロディック・ハードコア・リミッター解除の3連発必聴です。というか、このアルバム自体、やはり"Crossing Common Borders"とあわせて持っておきたい作品です。必聴です。

とにかく、BAMBIX必聴です。彼らを知らずして湿り気を語ってはいけません。いや、湿り気とか誰も語らないだろうから、別に聴きたくないし、湿りたくない人は聴かなくてもいいかもしれません。まぁ、世間様ではB級だろうが、私にとっては特A級。いや、困ったことに。
てか、最近なんか、気圧の変化と、四方八方から迫ってくる締切の切迫感から、体調が優れず、片頭痛とかすごいんですが、じゃあ、パンクとか聴くなよ、ブログとか書いてんなよって話になっちゃいますけど、そういうわけにもいかない。いや、ただなんとなく。で、ここはひとつ、お嬢さん達の声をクスリにと始めたら、BAMBIX聴き続けてるという。というか、何がなんでも、いやが上にもテンションとかモチベーションを上げていきたいのね、色々と。

BAMBIX -CROSSING COMMON BORDERS-
Bambix Crossing common borders

隠れファンはかなりいると見ているのですが、どうでしょう。オランダの女性ボーカルのバンド。俺的女性ボーカル・メロディック・ハードコアの金字塔。というか、金字塔だと思ってるので、勝手に私の中で他人の意見などおかまいなしに、空想と妄想で知名度が高いのかもしれません。もはや話が合うのはゾリ氏だけなのか。

結成は'88年なのか、それとも'92年なのか?ま、ともかくオランダで結成されたパンク/メロディック・ハードコア・トリオバンド。現在はギター&ボーカル以外は男子ですけど、結成当初は3人とも女子だと思います、'92年にリリースされた1st."Out Of The Cradle Endlessly Rocking"のインナーの写真とか見ると。で、往年のパンクねぇちゃんWick嬢も、Williaさん名義で、その初期はなんとドラム・ボーカルだ。で、その頃からサウンドはすごく斬新で、湿り気もどっぷりたっぷり。オールド・スクールなパンク/ハードコアの中に、後のハードコアにメロディックな疾走感を湿った空気とともに叩きだすっていうスタイルを、当時から垣間見せていたりするのに驚きです。そして'95年にこの2nd."Crossing Common Borders"をリリース。いやこの辺りから、非常に高い精度で、オランダ丸出しな圧倒的に叙情メロディック・ハードコアが展開されてます。で、ドラムに男子がチェンジ。で、'98年に"Leitmotiv"、で、現在の編成となって'00年に"What's in a name"、'04年に"Club Matuchek"とリリースします。で、昨年"Bleeding In A Box"というアルバムをリリースしてます、つか、一番最近のまだ買ってねぇな。結構、近年はハードコア色は減退していますが、その長きに渡り、今もアクティブなのが素晴らしい。

で、この"Crossing Common Borders"ですが、全く持って傑作であるというしかないです。まさに彼らの革新的にドラマチックな曲展開や、近代的メロディック・ハードコアの要素をふんだんに盛り込みつつ、決してそれでは終わりえない、さらなるポップ/エモよりのアプローチ。
このバンドも実は、ハードコア、ハードコアしてはないバンドだとは思うのですが、その実、根底に流れるパンク/ハードコア精神のようなものが、楽曲や、色んな部分に見て取れるという。で、そのくせに、非常にポップで、メロディアス感もバリバリ持ち合わせていたりもするという。で、ポップなのにぐっしょり湿りまくる、オランダ特有の非常に高い湿度を持っているという。もうね、この時期から"Leitmotiv"あたり頃の彼らのアルバムの中には、パンクとハードコアとポップとエモーショナルと、疾走感と哀愁と湿り気と革新とか、もう必要なものが全部揃っているという、便利な通販商品のようだ。少なくても、私には必需品なものばかりであるのね。
そして、前述したドラマチックな曲展開。彼らの紡ぐドラマチックな展開は、本当に楽曲を物語であるかのように、大きなテンポチェンジや、時に緩やかに、そして時に忙しなく大胆に起伏させる、そのアレンジに絶妙のメロディーで、楽曲単体、そして作品全体にと、その奥行を広げていきます。
まぁ、"Bitch Craft"カッコいいね、カッコいいね。ちなみに、ヨーロッパのコンピで、"No Time To Panic!"というグッド・コンピがあるのですが、それには別バージョンが収録されてたりします。それもカッコいいよ、カッコいいよ。つかその他の曲も素晴らしいモノ満載です。私は長い曲は苦手ですが、このバンドのこの頃の楽曲は、もっとやってくれ的なものがあります。

いや、このバンド、とにかく、一番言いたいのは、カッコいいなということかもしれません。女性でありながらパンク然として、活動し続けるその様とか。いや、男、女とか関係なく、パンクとしてカッコいいな。
しかし、出したいなとか思っても、私は彼らを敬愛しているので、いまさら、"Crossing Common Borders"と"Leitmotiv"を出させてくださいとか失礼なことは、口が裂けても言えませんし、お願いもできませんよね。で、そこに彗星のごとく現れた、POULTRYなわけです。

BAMBIX Official http://www.bambix.org/
BAMBIX MySpace http://www.myspace.com/bambix

USELESS I.D. -THE LOST BROKEN BONES-


イスラエルのバンドといった肩書きなど、もはや全く無用なほど、その素晴らしいメロディー・センスで、世界中で支持され、メロディック・パンク/ハードコアの代表格、または大御所とも言える存在にまで成長した、このUSELESS I.D.。
'04年の"Redemption"以来の、実に4年ぶりとなる、注目と待望の新作フルアルバムは、ストイックにして、ダーク、ハードにして、シビアな視点で、哀愁とともに、怒り、混沌、孤独、悲しみ、苛立ちを、熱く歌い上げる、ミディアム中心の作品になりました。

もう、既に説明すら不要な感すらありますが、USELESS I.D.は'95年に結成された、イスラエルのバンドです。'97年に自らの立ち上げたレーベルFalafel Recordsから、1st."Dead's Not Punk"をリリース。1000枚限定の激レア作品でした。このアルバムはYo Yoからリイシューされ、日本でも'03年にBULLIONから国内盤が出ています。Falafel時代、ボーカルは現在のYotamではなく、Guyが担当し、そして'99年に"Get in the Pita Bread Pit"をFalafelからリリースした、翌'00年、彼らの知名度を一気に上げた、THE ATARISとのSplit、"Let It Burn"をリリース。アメリカのKung Fu Recordsと契約した彼らは、"Bad Story, Happy Ending"('01)、"No Vacation From The World"('03)、"Redemption"('04)とコンスタントにアルバムのリリースを重ねるとともに、その持ち前のメロディー・センスは完成度を増し、その知名度や、支持を不動のものにしていきました。
さらに掘り下げた彼らの経緯は、BULLION国内盤の、Bells On RecordsのLUOIE氏の、熱いライナーを参照していただくのが最良かと思いますが、それととともに、今作こそ、その彼ら自身の想いを内包した歌詞の和訳を収録した、そのBULLION国内盤が、ぜひともオススメです。

彼らを取り巻く様々な事情は、かくも悲壮感の溢れるものなのでしょうか。ここ最近、私すら、このバンドがイスラエルのバンドあることを全く意に介していないほど、彼らのその類稀なるソング・ライティング・センスは、かのNO USE FOR A NAMEとも、比肩できる、数少ない才能を持ち合わせたといっても、全く過言であると思いませんが、その素晴らしいソング・ライティングのセンスはそのままに、彼らはこういった、ある意味でハード過ぎるアプローチをかけてきて、彼ら自身が、イスラエルという国に生まれたバンドであるという主張を前面に押し出してきた感すらする、非常に重い作品であると、同時に新境地の作品とも言えると思います。
その抜群のメロディー・センスと、またアプローチによっては、抜群の高速感を容易く表現することができるUSELESS I.D.が、ある意味では武器とも言える部分の一つでもある、高速の疾走感がほぼ全編に渡り極力抑えられ、これまでに彼らが多分に有していた、ポップさや、ある種の爽快感といったものすらも全てオミットしているかのような、この“The Lost Broken Bones”はある意味では、問題作といってもいい作品とも取られ、その賛否は大きく別れるのではないかと思います。
しかし、前述した彼らの類稀なるソング・ライティング・センスは、本作でも寸分も損なわれること無く、感情豊かなその歌とともに、哀愁を帯びたメロディーが、その抑えた速度と、地を這うような曲調に乗せられ、それこそ全編に渡って展開されています。その哀愁と叙情感、そして時には激しさすらも伴う、楽曲の数々に、本来の意味でのパンクの内なる怒りや、渦を巻くエネルギーのようなものを感じずにはいられません。ここにきて彼らは、さらなるパンク、そしてバンドとしての、表現力の高みというものに到達したのかもしれません。
満を持して繰り出される、9~10曲目といった、数少ない高速アプローチの、その爆発力たるや、さすがとも言える彼らの実力を物語り、幅広い表現力とともに、圧倒的な破壊力すら持ち合わせているという、彼らがパンクバンド以外の何者でもないことを証明しているかのようです。

賛否は大きく別れるのではないかと言いましたが、私自身、これだけ高速というものが好きだし、それに拘りながらも、このミディアム中心の“The Lost Broken Bones”が、全てにおいて、メロディアスにしてストロング、そして最もハードな、USELESS I.D.の最高傑作なのではないかと思ったりしています。
それにしても、この胸が苦しくなるような感覚はなんでしょう。彼らの見据える未来は、そして、彼らの目指す到達点は... 新しい作品を聴き、そして早くも次のUSELESS I.D.が気になってしまいます。

USELESS I.D. MySpace http://www.myspace.com/uselessid

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。