High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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ASADO - EQUIPPED TO FAIL


ああ、待ちに待っておりましたよ。カナダの高速メロディックハードコア、ASADO、最新2nd.フルアルバム、5月15日にBELLS ON RECORDSより発売されました。
高速にしてメロディアス、テクニカルにしてプログレッシヴといった、ガッツリ楽しみながら聴くには、もうほぼ完璧といっていいこのバンド。まあ、3DAYBINGEのボーカリストでもあるRJ師匠のそのよろしく哀愁な歌声だけでも、STRUNG OUTのJason先生とかと同じで、もうなんでもアリとか思えちゃうので、前作同様、絶賛しかしないよボクは。

ま、プログレッシヴといえば、最近はあまりに斬新すぎちゃったりする人とかもお見かけしたりもしますが、この人たちのプログレッシヴさってのは、その緻密なアレンジだとか、自由なアプローチであるとか、そのアンサンブルに非常に巧みに新しいものも取り入れてるという印象を受けるわけで、だから決して聴きづらいとかそういうことが一切ないの。というか、めまぐるしい展開の中にも、その根幹に疾走するロックン・ロール的な感覚があって、そういうのがとても心地よいわけです。そういう点に於いては、この新作では、前作では全く匂わなかったとも言える、3DAYBINGE風味なとこも多少の匂いはしてるというね。
また、前作ではメタリックな部分とかエッジが効いてる部分がかなり全面に押し出されてた感がありましたが、アルペジオ増しな本作では、前述したようなその根幹の部分がよりわかりやすくなったように感じます。
そういう意味では、今作では心地よさとか気持ちよさ増し、やらしさでいうと前作ということになりますかね。ま、もちろん両方とも大好きなんですけども。
以前つまみで試聴した時には、ちょっと落ち着いたかなとかも思ったりもしたのですが、ところがどっこい、もう至る所にフックを効かせつつ、全編にわたりカチ飛ばしのブチ飛ばし、その上、この歌、この声なんで、メロディアス極まる高速モノという他ないであります。
そんなブチ飛ばしながらも、その深みと奥行をじっくりと味わいたい、大人の高速メロディック・ハードコアといった満足と満喫の一枚。


過去の記事 http://highspeedflower.blog25.fc2.com/blog-entry-119.html

ASADO http://asado.ca/
ASADO facebook http://www.facebook.com/Asadoband

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SNFU -FYULABA-


その昔はカナダを代表するパンク/ハードコアのバンドとして、その名を轟かせていたSNFU。ちなみにバンド名はSociety's No Fucking Useの頭文字を取っています。最近は目立った動向も無く、アクティブかどうかも定かではありませんが、やはり'90年代、そのメロディック・ハードコアの波に乗り、初期とはまた違った意味でのメロディックなアプローチで、Epitaph時代、メロディック・ハードコアと呼ばれるべき作品をリリースしています。

SNFUの結成は1981年。そのメロディック・ハードコアという言葉が生まれる以前から、パンク/ハードコア・バンドとして、長きに渡る活動を続けてきた彼らは、まさにパンク低迷期から、'90年代のパンク熱の再燃的なものもシーンの中でリアルに経験してきた、数少ないバンドだと思います。
その初期はカリフォルニアのBYOに籍を置き、'85年に1st."…And No One Else Wanted To Play"'86年に2nd."If You Swear, You'll Catch No Fish"、'88年に"Better Than A Stick In The Eye"とリリースを重ねます。当時の多くのBYOのバンドがそうであったように、彼らもまた、当時のハードコアとしては、キャッチーな部分やメロディアスな部分といったものも持ち合わせており、近代に於いてどう聴こえるかは分かりませんが、当時としては割と聴きやすい部類のハードコア・パンクであったように思います。そして、'91年に、Cargo Musicからマテリアル・コンピレーション的な"The Last of the Big Time Suspenders"をリリースし、その後Epitaphにレーベルを移籍した彼らは、さらにポップさや、キャッチーな部分を随所に見せ始め、よりメロディアスな方向性を模索し始め、'93年に"Something Green And Leafy This Way Comes"、'95年"The One Voted Most Likely to Succeed"、'96年に"FYULABA"、そして、Epitaphを離れ、'98年にLiveアルバム"Let's Get It Right the First Time"、'00年にCDEP"The Ping Pong"、'04年に"In the Meantime and in Between Time"をリリースしています。"In the Meantime~"は、なんだかアナログにだけボートラ2曲追加されてるそうで、DEVOとCIRCLE JERKESのカバーみたいです。まぁ、なんか、歌詞などもそうなのですが、その辺りのけったいなセンスというか、おかしな拘りというか、多分に変人的な気質を常に持ち合わせており、アルバム自体も必ずそのタイトルが7つの単語で構成されていたり、と非常に変わった部分を持っているのも、このバンドの特徴的な部分だと思います。この"FYULABA"は7つの単語では無いようですが、"Fuck You Up Like a Bad Accident"というのが正式名称だったりします。というか、ここまで書いていて、非常に疲れました。やはり、息の長いバンドは歴史をなぞるなどすると非常に大事です。

このアルバム"FYULABA"は、彼らのキャリア中、最もストレートにメロディック・ハードコアといったサウンドを体現してみせたかのような、近代メロディック・ハードコアに慣れたり、普通の高速メロディアスが好きだといった方にも、充分オススメできる、ほぼ全編通して、メロディアスに高速/アップで飛ばすといった、現代的にも非常に聴きやすい、良作であると思います。ドラマチックに、半ば大袈裟とも言えるほど、ダイナミックに壮大に歌い上げるボーカルには、好き嫌いの分かれるところかもしれませんが、全てにおいて完成度が高く、時代ごとに、非常に特徴的で、ある意味クセのあるハードコアといった趣のそれまでのサウンドは、この時期においては、独特の雰囲気を漂わせつつも、非常に近代寄りの、'90s Melodic Hardcoreのお手本のような、カッコよさを持った曲も多く含まれると思います。
しかし、聴き進めていくと、"Spaceghost,The Twins & Brip"のような、妙に腰にくるR&RとMHCを混ぜ合わせたような、独特の曲調を持つ、怪しくも、キャッチーなサビをかましたりする楽曲などに、妙な魅力を感じたりだとか、すごく、スリリングでワイルドな曲調で、ミシェル・ファイファーのオムツがどうたらと歌う、その名も"Michelle Pfeiffer's Diaper"など、常人には理解し難い独特の世界観や、ユーモアのようなものが、全編に巻き散らされてもいるので、彼ら独特の妙なパンク感といったものは、非常に感じます。

今ではカナダのバンドと言われたところで、SNFUの名を真っ先に上げる方は少ないと思いますが、長い年月に渡り、カナダのパンク/ハードコアの尖兵として、シーンを渡り歩いてきたSNFUは、パンクバンドとして、大好きなバンドのひとつです。

SNFU Official http://www.snfu.com/
SNFU MySpzce http://www.myspace.com/snfu

SCREWL STEW -GROWING UP-


最近やっと全曲ちゃんと聴けました。もう、探しまくっていたカナダのバンド、SCREWL STEWです。
New School Recordsのグッド・コンピ、"Shut The Punk Up! "のVolume One('00)とVolume Two('01)に一曲づつ収録されていた、彼らの曲のそのカッコいいこと、カッコいいこと、で、この辺の時期、私は少し空白の時代があったりするので、TWENTY 2の初期の作品なんかとともに、後追いの感じで、彼らの作品を探すハメになってしまいました。もう、ググってみたところで、歌詞以外のもんなんて何も出てきませんもの。

SCREWL STEWは'90年代のFAT、EPITAPHサウンドに影響を受けた5人のメンバーにより、'97年にカナダで結成されされました。'01年にこのアルバム"Growing Up"をリリースしてるみたいです。コンピなどに収録されているモノ以外、他に作品があるかも定かではありません。現在はPROTOTYPE-Aという、メタルとプログレ混ぜたような感じのバンドになっちゃってます。当然、サウンドなどはその速度といい、曲調といい、SCREWL STEWの原型を留めていません。しかしそこはかとなく、雰囲気といったものは漂ってるし、暗いし、ま、なんかセンシティブでカッコよさげなんですが、いわゆるオサレな感じです。コレがなぜ、こう変化するのかは理解不能です。少しイラッときます。

で、この"Growing Up"、もう初っ端から高速でカチ飛ばし、一分ちょいで全部まとめあげちゃうコンパクトなナンバー、"Realize"で幕を開け、以降も、カッチョいいリフと、フックの効いたアレンジ、エモーショナルなメロディーと、メロディック・ハードコアに必要なものを、何から何まで装備して、哀愁と叙情感にまみれて、なおかつ、青春の青さみたいなものまで、たまに覗かせちゃったりもしながら、高速でカチ飛ばします。
ボーカルの声もそのサウンドにマッチしていて、実に魅力的です。暗めの曲調も多いですが、エッジの割りには、少し意外な感じもする、軽めの疾走感が、心地よさを感じさせるのも妙味ではあります。湿っているのに軽快なのは、かなり独特に感じます。しかし、そういった薄口の軽さといった部分を持っているので、こんな曲調やメロディーもやるんだと意外に感じる、"Nightmare"、"Society"といった、少し青臭い感じの青春ナンバーのようなメロの曲もしっくりきて、彼らの若さみたいなものも感じます。
それにしても、やっぱコンピで聴いた、"The Truth"や、"Influence"の徐々に加速して、テンポ・チェンジを巧みに使い分ける、地べたを滑走するような、彼らのカッコいい変則高速ナンバーにはシビれます。

'90s FAT、EPITAPHサウンドにインスパイアされたとする彼らのサウンドですが、このアルバム聴く限り、どこのどのバンドに似てるっていうのが全くなく、FAT、EPITAPHと言われれば、漠然とそんな気がしないでもないのですが、やっぱかなり独特の質感と、独特のサウンド・スタイルだと思います。変に個性的なのは、本当にカナダのバンド特有だなとか、感じちゃいますが、RESETとかも、そんな感じですよね。ホント、恐るべしカナダ。いたるところに、こんな魅力的なバンドが埋もれてたり、たまに表に出てきたりします。

SCREWL STEW MySpace http://www.myspace.com/screwlstew
PROTOTYPE-A MySpace http://www.myspace.com/prototypea

3DAYBINGE -3DAYBINGE-


というわけで、そのASADOのボーカリストのバンド、3DAYBINGEです。というかまだアクティブなのでしょうか? 最近のASADOのLIVEにスペシャルゲストとして参加したり、MySpaceにも'07年のデモとかもポストされているので、アクティブですよね。その近年のサウンドはよりASADOチックです。
というか、もともとASADOのほうが、サイドバンドであるようなことを、りえぞー部屋さんとこで、大分前見たのですが、現在は逆にASADOの方がメインみたいですね。私も3DAYBINGEはこの一枚しか知らないし、こういったブログでもかなり前から、この3DAYBINGEを取り上げてたのは、りえぞーさんくらいだったので、真実不明です。てか、そのりえぞー部屋さんが最近アクティブで無いのが非常に残念だったりします。全く面識が無いのですが、私は日々の楽しみの一つなので、りえぞー部屋さんの一日も早い再開を熱望します。

3DAYBINGEは、1999年にカナダで結成。2000年にセルフで11曲入りのデモをリリースしているようです。そして2003年にこのセルフタイトルのフルレングスをリリースしてます。以前は結構日本でも出回ってるのを見かけたのですが、最近とんと見かけません。私もほとんどの曲持ってるからいいや的、いい加減な見地から、最近までこのアルバム持ってなかったのですが、ASADOブレイク間違いなしとかと踏んだ私は、売り切れとかを恐れ、慌てて入手しました。で、その中のクレジットは2005年になってるので、リイシューされたのかもしれません。

で、そのサウンドはASADOの超近代的メロディック・ハードコアと比べると、どことなく古さや、懐かしさなどを匂わせてくれる、ハードコア寄りの疾走系パンクロックといった趣です。SNFU、BAD RELIGION、PROPAGANDHI、NOFX、LAGWAGON、STRUNG OUTなどに影響を受けたとされるそのサウンドですが、PROPAGANDHIというのは、そのポリティカルな内容が中心の歌詞かと思われ、またそのサウンドは、このアルバムだけだと、個人的な印象だと上記のバンドよりむしろ、FACE TO FACEあたりが一番近いかなと感じます。
当然の如く、ここでもボーカルRob Danielsこと、rjbingeさんの哀愁まみれの素晴らしいパンク節は全開で、このボーカルを聴くためだけでも一聴の価値は大アリなのですが、そのサウンドの方もまた、ASADOとは別の魅力が全開のパンクロックで疾走しています。またrjbingeさんは、このバンドではボーカルとともにベースもプレイしており、それがなかなかビジーで巧くて、かなりやってくれます。また、ギターも、こういった昨今のメロディック・ハードコア系のバンドには珍しく、メタリック・アプローチではなく、ロックンロール的なアプローチが中心で、それが余計にこのバンドのロックンロール的要素を引き立て、より個性のあるサウンドにしていると思います。当然、近代メロディック・ハードコアの疾走感といったものも、時々顔を出し、そういった近代と懐古を折衷したような、不思議な魅力も持ち合わせていると思います。
もう、ドラムシバキまくって、ワウって、カチ飛ばして、野太く歌い上げる、クソカッコいい、オープニングナンバー"call to arms"聴くだけで、オジサンはシビれ上がってしまうのですが、ホントこの一曲を聴くだけで、圧倒的にASADOとのサウンドの違いを実感してしまうのですが、本当にASADOも、3DAYBINGEとも非常に個性に溢れた魅力的なバンドです。決して全編高速で畳み掛けたり、近代高速感がバキバキであるとか、そういったバンドではありませんが、ASADOを聴いてヤラれた方も、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。ASADOとはまた別のパンクロックの魅力に溢れた一枚です。特にそのボーカルにヤラれた方は必聴です。

rjbingeさんの哀愁セクスィー・ボイスをさらに堪能したい方は、アコースティック・ナンバーなんかもアップしてある、彼のMySpaceもチェックしてみましょう。

3DAYBINGE MySpace http://www.myspace.com/3daybinge
rjbinge MySpace http://www.myspace.com/rjbinge

NON SUFFICIENT FUNDS -HOOKED ON ADDICTIONS-
NON SUFFICIENT FUNDS

久々にBells On Recordsさんの新譜を。新譜といっても2004年の作品なのですが、なんといっても、元々のリリース自体が、あのFREEDUMBだったりするので、なんとも入手しづらいこと、この上なかったわけですから、今回のボートラまで入った、国内盤の発売はうれしいかぎりです。カナダのカッコいいバンドを多く擁しているFREEDUMBですが、それこそお店に頼んだところで、いつまでたっても入荷しないし、巡り合うのに運とかが左右されちゃたりするしで、なんとも面倒くさく、このバンドの音源も、そこかしこからDLしてきた、バラのmp3を、HDに放り込んじゃってるもんだから、ま、いっか、てな気になってたのですが、せっかく入手しやすい国内盤となれば、当然の如く手を出してしまう、持っておきたいアルバムです。

MySpaceに10 Yearsってあるので、結成は'98年ですかね。4人編成のドラム・ボーカルです。きちんとした音源のリリースも、この作品だけだと思いますし、現在も目立った活動はないようです。
方々で言われているとおり、昨今の巧いバンド慣れしている耳には、ツっ込むところは多々あるのかもしれませんが、私的にはけっこう普通に聴ける範囲だったりします。イントロや間奏が長く、色々と手の込んだことをやってみたり、チョーキングとか、ワウとかが古ダサカッコよかったりと、私的には何かとステキで、また、ショボい感じとかではないので、心配は無いと思います。いろんな意味で、味というのが出ていると思います。カッコいいパンクバンドというは、ある意味ツっ込みどころがあるくらいが魅力的です。'90年代のSWEDENのバンドや、UKショボ高速系のバンドしかりです。そして、彼らには類まれなると言ってもいいほどの、メロディー・センスがあります。その叙情的なメロディーに、ドラマチックな展開と言えば、'90年代のカッコいいバンドを彷彿とさせますが、ある種の懐かしい感じというのは、そういった、'90年代のバンドに通じる部分があり、彼ら自身がインスパイアされていると公言している、'90s Likeなサウンドの、少しの拙さや、染みるメロディーといった、必要十分条件を兼ね備えています。

本当にこのバンドは、イントロや、間奏が長い部類に入ると思うのですが、アレンジの運びが良いので、それをドラマチックに聴かせることができます。歌い出し、サビ前後の落とし、サビの盛り上げ方、コーラスの煽り、サビの後に大サビといった、劇的な展開は抜群です。エッジやフックの鋭さといったものを求めると、難はあるのかもしれませんが、楽曲自体にフック感覚があるので、むしろ多少の緩さといった感じが、このバンドをより'90sっぽくしていると思います。充分に疾走感も表現できていて、非常に心地良いテンポに感じます。ボーカルにさほど大きな特徴が無いにも関わらず、歌モノ的なメロディック・ハードコアの良作といったイメージが強かったりするのは、そのメロディーの良さという部分が大きいでしょう。

"I Hear Your Cries"は、つい繰り返して聴きたくなるような、グッとくるサビのメロディーや、少し繊細で、劇的なアレンジと、このバンドの魅力が凝縮されたような、叙情高速メロディックの名曲だと思います。
この曲には、なぜか日本の'70年代の香りなんかもしちゃいます。それは、昔のテレビドラマの主題歌なんかを思わせる、侘びて寂びるメロディーのエグりと、ギターのフレーズのせいだと思います。なにかと、染みる一曲です。

NON SUFFICIENT FUNDS MySpace http://www.myspace.com/nonsufficientfunds

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