High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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2010


流通会社のカタログ、またAnchorも開いてすぐの2番目とかに載ってますよ。ありがたいですな。そんなAnchorの1st.アルバム"FUEL INJECTION"は3月9日発売。
そんなこんなで、2010年。ウチのリリースした作品は、4月のV.A./HIGH-SPEED-FLOWER VOL.2 -Soul over the razoredge-と12月のSHAMES/NEVER TRUSTと、僅か2タイトルだったわけですが、どちらも私自身納得できる良い作品をお届けできたと思ってるんですよ。
特にSHAMESは、ほんっとにウチでやりたかったバンドだし、私自身が彼らの音源を誰よりも待ってたし、また今も存分に楽しませてもらって、彼らと仕事できてよかったなと思ってます。私の思ったとおりのバンドの、思ったとおりの'90s メロディック・ハードコアの本来の純度の高い継承の形のようなものを見せてもらったという、自分のレーベルの作品でありながらも、本当に好きな作品といえるものが出せたのは、今年のもっとも有意義なことだと思っています。

なにせ苦しい台所事情で、今年の始めから中盤あたりは、メシさえ食えないような死ぬような厳しさでしたが、それでも、自分の納得のいくバンドを妥協することなく探したり、より良い環境が求められればと、流通会社の変更したり、明日に繋がる動きっていうのは絶えずやってきたつもりだから、今年も振り返れば、それほど悪い一年だったわけではないなと思います。
レーベルの業務を、全て私一人で行うってのは、今までもこれからもきっと変わらないんですが、それでも、それを最善の方法をもってサポートしてくれる流通会社さん、無理難題も文句も言わず聞いてくれるプレス会社さん、ウチのレーベルに所属してる個性溢れるバンドたち、そして、そんなウチの作品を待っていてくれる皆さん、そんな多くの方々のおかげで、なんとか今年も年が越せそうです。本当に感謝しています。

今年も一年、色々とお世話になり、ありがとうございました。
来年もさらに頑張りますので、今後ともHIGH-SPEED-FLOWER RECORDSをよろしくお願い致します。

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43ちゃい
清原とか見ると俺もこんなフケてんのかなとか思う今日この頃。ま、あんなにゴリくはないはず。というわけで43歳とかになってしまいました。とりあえず厄年は抜けた。ま、いいや。なんかくだちい。
誕生日なぞ祝ってくれるのは、もはやポイントサイトのお誕生日メールくらいしかないというこの切なさ。しかしながら、ポイントサイトとかアンケートサイトとかってバカにならんね。基本毎日クリックとか簡単なアンケートとかに答えてるだけで、ちゃんとコツコツ毎日やりさえすりゃあ、年に2万くらいにはなるぞ。このご時世、誰がタダで銭とかくれようぞってなもんですよね。みんなもやってみるといい。つか、タダでなんかくだちい。

そんなこんなで、既に発売一ヶ月経たずして、ウチの前作のコンピを軽くブチ抜き、今だジワジワと売上を伸ばし続けるSHAMES。俺はSHAMESのおかげで年末なんとか生きられてるといっても過言ではないね、うん。
そんなSHAMESの"NEVER TRUST"をご紹介してくれてる、日本のバンドを多くレビューしてらっしゃるSAKUさんの「きになるあのおと」。コチラもいつも見てますよ。ウチの他の作品の記事も含め、ガチでありがとうございます。あ、あと"HIGH-SPEED-FLOWER VOL.2 -Soul over the razoredge-"のレビューしていただいてるTsukasaさんの「GOOD GOOD THINGS」、遅ればせながら、ありがとうございますです。

いや、ホント皆さんの意見など聞かせていただくのは、ホント嬉しいですね。なんとはなしにググッてて見つけちゃったりすると、ちょっと小躍りする感じの嬉しさですね。思わずコメントとか入れちゃうよね。SHOPの少しのレビューとかでもそうですが、自分の伺い知らないところでもきちんと評価していただいてる方がいらっしゃるというのは、ホント励みになります。気合入れて出した甲斐があったあったな、また必死んなってやれるかなと。
なにせウチのようなちっさな超マイナー・レーベルの作品でも、こうして形にして感想を述べて頂くのは本当にありがたいです。なにぶん全てをフォローできてるわけではございませんが、この場を借りて、そんな皆さんにも本当に心から感謝です。ありがとうございます。そしてこれからもガンバリますのでよろしくお願いします。

おっと、なんかちょっといいこと書いちゃってる気がして、ちょいと良い人ぶってる気がしてきて気恥かしいぜ。俺は本当にみんなが思ってるより、そりゃあもう遥かにドギモを抜くほど、ダメでクズでクソエロイだけのアタマのイカレた中年だぜ。ほんじゃ、ちっと散髪に行ってくらぁ。

きになるあのおと http://ameblo.jp/elle4649/entry-10748996553.html
GOOD GOOD THINGS http://14294399.at.webry.info/201011/article_12.html

高速お花畑のクリト...いや、クリスマス通信
メアリーのクリトリ~ス。っと、この挨拶ももう3度めとなりますね。
「感情抑えられなかった」by大桃。まあぁ、いい歳をしたクソババァが感情をコントロールできないのはクズの証拠。あまつさえ、ツイッターとか一生懸命やって、自分の恥を垂れ流すのはイタイことこの上なし。誰かこのババァの灰皿にテキーラついでやってくれ。と、そんな平和な日本のクリトリス、いや、もとい、クリスマス。夜の街とかに出かけて、ラヴとか注入したいところですが、この恋人たちが急ぎ足的な時間になっても、私は残念ながら仕事とかしてますよ、えぇ。チッ。クソが。

と、そんな中、3月9日発売予定、Anchor/FUEL INJECTIONと、4月6日発売予定のFROM THE TRACKS/THE GREATER DISTANCEの、音源サンプルをアップしましたよ。まあ、クリスマスプレゼントというほどではありませんがね。
なわけで、プロフィールの編集すらままならなくなったクソのようなマイスペにもアップしましたが、曲順とかもどうやって入れ替えるかわけわかんなくなってて、ほんと新しく簡単になったとか世迷言をほざいてるマイスペはクソですよね。
マイスペが重すぎて、クソ過ぎて、カス過ぎて、ほんとウンコで使えねぇなって人は、ウチのオフィシャルのメディアのところからDLしてくださいね~。画像を左クリックでリッスン、画像を右クリトリス、いや、右クリック、対象をファイルに保存です。

まあね、なんやかんやで、今年も年末まで忙しいっすわね。チッ。クソが。ちなみに俺もクズなんで感情をコントロールとかイマイチできないんすけどね。ま、いっか、そんなこたぁどーでも。それでは皆さん、なんとなく良いクリスマスをお過ごしくださいませませ。

HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS OFFICIAL http://hsfr.jp/
HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS MySpace http://www.myspace.com/highspeedflowerrecords

朝も早よから働いておりますよ


SHAMESも先日無事発売しましたが、息つく間もなく、次のAnchorの仕事もあり、またFROM THE TRACKSの締め切りも迫ってて、なにせジジィの朝は早いですよ、えぇ。そりゃあ、もう4時頃から起きてガサゴソしてるから。
C-gonさん、NEUTRALのはっとりさん、"NEVER TRUST"の紹介、ありがとうございます。本当に感謝です。C-gonさん、奥さんに怒られないでね。はっとりさん、来年のコンピのほうもよろしくです。

あと気まぐれに放置してあるウチのSHOPでは、15日までと言っていたSHAMES,SAMURIDERのOfficial bootlegもなぜかまだ売っておりますよ。"NEVER TRUST"を聴いてヤラレた人で、SHAMESの音源を捜したりしてる人がいれば、今のウチにどうぞ。

まあ、なんやかんやで忙しいんですが、来年は攻撃こそ最大の防御と言わんばかりに、かなりクッソガツガツ行くんで、年内も来年もおそらくフル可動だ。とにかく金無かろうが、売れようが売れまいが、8月くらいからなんか毎月出してやる(予定)。

高速回転日記 http://cgon.blog6.fc2.com/blog-entry-572.html
ファットリの館 http://blog.goo.ne.jp/neutralbass/e/ec34e859851a20677ebfdba0606005dd

LAST RESORT -NO REAL FREEDOM-


SPECの最終回は、もう一話欲しいよねとか、せめて延長だとか、とにかくもっと尺が欲しかったと思うのは私だけでしょうか。とか、関係無い書きだしで始まるのも久しぶりですが、そんな中、ここ1ヵ月くらいはとにかく慌ただしくって、最近はさらに忙しさが加速し、なにせ紹介が遅れてすまんねLAST RESORT。そんなウチのコンピの2弾にも参加してくれて、馴染みの深いLAST RESORTのD.I.Y.な6曲入りCDの紹介。

彼らの特徴としては、哀愁ってのは重要なポイントだと思いますが、その哀愁といったものが個性的だと感じるんですよ。Kazubabyちゃんも仰ってるとおり、欧州的な哀愁とは一風違った彼等独自の哀愁。寂寥感を纏った寒々とした哀愁ではなく、どこか爽快感すら覗かせる哀愁。爽快と哀愁って対なる要素のような気もするのですが、その両方が同時に窺えたりするところが、このバンドの個性的な部分ではないのかなと思います。結果、かなり面白いメロディーや雰囲気を持った楽曲が生まれているという。

1st.demoの頃から、そのサウンドプロデュースはともかく、そういったどこか味わいのある個性的なメロディーを持った楽曲といったものは持っていましたが、直近の作品のウチのコンピの特典にも付いていた、2nd.demoの"Recollection"という曲辺りから、そこに純粋なカッコ良さといったものが加わり、彼らの素養といったものが完全に個性として消化されて、さらなる進化を予感させてくれたように思うのですが、そのような進化と発展の伸びしろをさらに期待させる本作。
前述したような意味では、オープニングを飾る"Breakthrough"から、これまでになかったソリッドさといった面など覗かせてくれて、カッコよさを感じます。また、"No Risk No Return"や"Grief"といった1st.のリテイクも、さらにその切れ味の良さといった部分が加味され、サウンドプロデュースが上がったこともさることがら、当然のように、バンド全体のスペックが上がってきたように思います。
また、"泣き落とし"なる彼等独自の表現による、哀愁の演出というのは、そういった類のことにキャッチフレーズを付けること自体、非常に変わっており、アタマがイカレてますが、しかしそれが圧倒的に面白いと感じる私のような人間もいるわけで、そういった部分でも、このバンドの他の若いバンドとは違った妙な魅力といったものが感じられるところであります。

欧州を西海岸で調理し日本料理としてふるまう、そういう誰も目指さない高みを目指し、さらに個性的に進化し続けることに期待したいLAST RESORT。
当然のように、次のコンピにも参加してくれますし、アルバムはよ出せよとか言うてますが、まずはこの"NO REAL FREEDOM"。彼らの進化の過程をフォローしていくには必需品ですな。
ってことで、既に、Kazuさんちや、イデさんちでも入手可能ですが、ウチのSHOPにも置いてますので、気になった方はよろしくどうぞ。

LAST RESORT OFFLICIAL http://nakiotoshi.web.fc2.com/index.html
LAST RESORT MySpace http://www.myspace.com/nakiotoshi

SHAMES NEVER TRUST 発売です!!
shames flyer 03

SHAMES/NEVER TRUST
HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS
発売日/配信開始日:12月15日 CD 全12曲収録/配信全12曲
品番:DQC-592 価格:\1,890(税込み) POSコード:4543034026869
流通:バウンディー株式会社

01.No regret
02.Wicked system
03.My broken head
04.Left behind
05.Get back the nasty trick
06.Plan' b
07.Not make yourself
08.Take it easy
09.Believe & get away
10.Snaky line
11.Walk for a long time
12.Sick of west


時流に流されること無く追い求めた極上のメロディーと絶妙のアンサンブル。'90年代のメロディック・ハードコアなどにインスパイアされた、多彩な曲展開に独自のメロディック・パンクのフレーバーを添え、エモーショナルに疾走するメロディアスなナンバーで紡ぐ、HIGH-SPEED-FLOWER RECORDSが圧倒的な自信を持って送る国内バンドの切り札、SHAMESの初のフルレングス、"NEVER TRUST"、ついに発売です!!
全国CDショップ、オンライン・ショップ各店、日本全国どこでも、ご注文、お買い求めいただけます。店頭にない場合はご注文ください。 直接お求めの方は、HIGH SPEED FLOWER RECORDS ONLINE SHOPをご利用ください。

海外のバンドに一切ひけをとらないクォリティーの高い楽曲、哀愁を孕んだ極上のメロディー、近代高速メロディック・ハードコアの在り様とは何ぞ?パンクの進化の進化とは何ぞ?その一つの回答がここにあります。
レーベル設立以来、最高数のイニシャルを頂き、早くも好評いただいておりますが、もっともっとたくさんの方々に聴いていただきたい、本当に素晴らしいバンドであると思っていますし、HIGH-SPEED-FLOWER RECORDSの2010年を締めくくる渾身の一枚です。ぜひ一人でも多くの皆さんのお手に届きますよう、よろしくお願いします。

SHAMES Official http://shamesrock.net/
SHAMES MySpace http://jp.myspace.com/shamesrock

SHAMES -NEVER TRUST-
SHAMES-front 160

思えば日本のバンドはコンピ以外はしっくりいった試しがなかった。以前にもお話したことがあるかもしれないが、このレーベルを立ち上げたのは元々が、ある日本のバンドをリリースするためだったわけだが、それがいきなり頓挫し、海外モノへと路線変換を余儀なくさた。またやっと日本のバンドをリリースし、これからじっくり育っていってくれるかなと期待を寄せていたら、リリース直後に所属を外れた。それならばと、さらに大きな期待を寄せてリリースも決まっていた若い有望なバンドは、リリース直前に解散ということでどうにもならなくになってしまった。
日頃の行いが悪いのか、厄年だからなのか、まあ、とんと見当もつかんが、ともかく日本のバンドとは相性の悪いレーベルになってしまい、モチベーションダダ下がることこの上なしという感じなわけです、2009~2010年。

だからこそ、本当の意味で切り札が必要だった。徹底的に信頼のおける頼もしい奴等。圧倒的に良質なメロディーを持った奴等。幅広い世代のパンク心をふるわせる絶妙のアンサンブルを持った奴等。そんな私の理想や期待をガッチリ満たしてくれたバンドこそが、このSHAMES。そして、彼らの10年目にして初のフルレングスである"NEVER TRUST"。おかげさまでテンションもモチベーションもクソ上がってきまして、レーベル業務を放り投げなくてすみました。私は血管がブチ切れるほど、この日本の高速メロディック・パンク・バンドをお薦めしたい。

山梨で2000年にVo./Gt.のACEとBa./Vo.のMASAOが前身であるSAMURIDERを結成。2002年にDr.のTAGUCHIとGt.のYASUSHIが加入し、以降は現在にも続くメンバー4人が変わることなく、彼等は自分たちのパンク・ロックを追求して行く。2006年にSHAMESと改名後も、そのスタンスや基本的なコンセプトはなんら変わることなく、'90年代のメロディック・パンクをはじめ、往年のパンク、さらには'80年代のメタル/ハードロック等の影響を消化し、それらを反映させた、疾走感溢れるメロディアスなサウンドを作り続けていった。
今、シーンの先頭に立っているともいえるFACT、SUNSGRINDといったバンドたちとも共演を重ね、2005年には全国ツアーも行い、JAIRUS、NO WAY OUT、MILES AWAYといった、海外のアーティストのツアー・サポートも多数経験してきた彼等、そのキャリアは充分過ぎるほど充実していると言えるわけだが、これまで、さほど表舞台にその名が知れ渡るなどいうことはなかったかのように思う。近代高速メタリック・メロディックの奔りの一つとして、コアなマニアからは、そのSAMURIDERという名は、アンダーグラウンドで半ば伝説のように語られていたかもしれない。しかし、それは、あくまで知る人ぞ知ると言った類の事でしかなく、彼等を表舞台に引きずり出すほどの事実では無かったのだろう。また、彼等もバンドとしても日常としても、当然のように歳月を重ね、メンバー全員が30歳を過ぎ、それぞれが家庭を持ち、近年は、昔ほど自由に動けなくなっていることもその要因ではあったかもしれない。彼らの長いキャリアの中、大きなチャンスにも出会ったように聞いているが、それが絶妙のタイミングとはならなかったのかもしれない。
しかし、彼等は常に彼らのスタンスで、その歩みを止めることなく、良質なサウンドを作り続けていた。彼らが2006年にリリースしたSHAMES名義での1st.デモ、"Over the generation & keep on rocks"は、今までに日本に無かったような初期のBODYJARのような印象を受け、2009年に発表した2nd.デモ"Just see want happens"は、さらにスピード感を増した楽曲も多く、また一発録りでコレかよ、ちゃんとしたレコーディングですげぇ聴きたいなと思わせてくれる良作だった。
とにかく、そんな彼等を、今一度、色んな面で勝負させてやりたいという思いは以前にもまして強くなった。私のような小さなレーベルの、何の力も持って無い男が言うのも本当におこがましいが、なんか彼らの助けになれないかなと。というか、私自身、このレーベルをこれから続けていくにあたり、レーベルのコンセプトはもちろん、このレーベルはこういう音こそを嗜好しているんだっていう、決定的に方向性を位置づけてくれるバンドを探していた。それもこの日本で。それが今のHIGH-SPEED-FLOWER RECORDSにとって必要な、決定的に昨今の流行的高速メロディックとは一線を画す、要素としてのメタリックさはあっても、決してメタルではない、パンクとしての価値観を持った近代高速メロディック・ハードコアというものを欲していて、その本来のレーベルの指針を体現してくれる、絶対に不可欠なバンドが必要なんだと。だからこそ、このSHAMESだったわけだ。

そして、以前から彼らと親交のあったZodiac RecordzのKatsu氏が仲介してくれて、彼らと具体的な話を進めていくことができた。
幸いにも彼等自身も、私のレーベルのこれまでの路線やサウンドというものを非常に気に入ってくれており、また、彼らと話を進めていくうちに、私のほうが圧倒的に歳はくってるにも関わらず、お互いに聴いているモノ、これまで聴いていたモノ、また気に入ってるモノといった、音楽的な骨子の部分が非常に近いと感じたし、なにより、最近の若い子とはできないような、幅広いパンクロックの話ができることが非常に嬉しかった。ここまで濃厚なパンクの話をしていているのは、彼らと、COCK SUCK RECORDSのゾリ井上氏とくらいである。
まあ、いい大人の男が電話で2時間も3時間も、パンクロックについて熱く語っちゃってるなんざ、傍目にはアホみたいなことこの上なしなのだろうが、だが、それがいい、と思って頂ける方にこそ必要な、クソみたいにある一定の攻撃範囲しか持たないが、そこをピンポイントで徹底的に破壊する威力を無駄に持っている音楽というものが、そもそもパンクロックであると思っている。
そうした、時に重要だったり、時に途轍もなく無駄だったりする話を重ねていくうちに、コンセンサスといったものは、これまでに無いほどに図れたのではないかと思う。彼らが本当に昔のモノから最近のモノまで、実に色んな音楽を聴いているのもよくわかったし、また、彼らがカッコ良さと同じくらい、大事にしてる、パンクの持つちょっとしたダサさや臭みだったり、そういったものが共感とともに理解するには十分な時間もお互いに持てたように思う。
ともあれ、それが絶妙であるかどうかはわからないが、HIGH-SPEED-FLOWER RECORDSというレーベルと、SHAMESというバンドのタイミングだけは、とてもバッチリと合ったわけだ。

そして、"NEVER TRUST"。彼らがSAMURIDER時代から10年の集大成と言えばいいだろうか、これまでの彼らのサウンドを、ひとつここで完璧な形でまとめてみようじゃないかといった意味合いも持ちつつ、エモーショナルでメロディアスで疾走感が溢れるといった、彼等の魅力が充分に理解いただける作品に仕上がっている。
初期のBODYJERの持っていたような、エモーショナルな疾走感の中に携えたポップ感覚、初期の割とシンプルな頃のSTRUNG OUTにも似た、メタリックな素養を孕みながらそれをパンクとして成立させていくという方法論、90年代のスウェーデンのメロディック・ハードコアを彷彿とさせるギミック満載のアンサンブル、近代のメロディック・ハードコアの持つストロングな部分、そういった海外の近代パンク・サウンドにインスパイアされたサウンドは、当然ように、そうした本格的な近代メロディック・ハードコア・ファンにお薦めなのはもちろん、それに加え、時折見せる、どちらかと言えば、メタルというよりはハードロックに近いといった泣きのフレーズ、どこか懐かしさすら覚える前代のパンクの香り、パンクのみならずポピュラーな洋楽感、そして日本独特の哀愁といった感覚などが様々に折衷され、バックボーンはもとより、その豊富な引き出しから繰り出されるアプローチの数々に、彼らの個性といったものが垣間見れるのではないかと思っている。

カッコいいリフでそのまま曲に突入することを善しとせず、いきなりパンク的ダサカッコ良さといったものを冒頭から突っ込んでくる"No regret"。そんなとこに実に彼らの個性を主張しているなと感じる、オープニングから爆発する高速メロディック。
続く"Wicked system"は未発表の最新曲。'90s Swedishフレーバーといった趣で外堀を固めつつも、エモーショナル哀愁な展開へ捻じ込んでいく疾走ナンバー。
1st.デモからのリテイク"My broken head"では、緩急織り交ぜながらメロディアス疾走。う~ん、グッとくるね。
"Left behind"も同様に最も得意とする感じである緩急メロディアス疾走。ここでも歌突入前とかになんかブッ込んできますよ。う~ん、これまたメロがグッとくるね。
"Get back the nasty trick"も新曲。爽快感すら誘いつつ、やっぱよろしく哀愁な展開でググッと盛り上げたりもする、アップテンポのエモーショナルなナンバー。
2nd.デモからのリテイク"Plan 'b"は、BODYJERを彷彿とさせる、流麗ミッド。
"Not make yourself"は、昔からの曲ながら、これまでの音源には未収録の、漢のストロング・ハードコア・チューン。80年代のストレートなハードコアのスタイルを持ちながら、そこはSHAMESらしく楽器隊のアンサンブルで、メロディアスさを補足。
でもって、"Take it easy"リテイク。思えば、この楽曲を視聴したのが彼らとの出会いだったぜという。ふと、その時思ったのが、どこに使い前があるのかとか考えると、その高速感とか個性に置き場に悩むんじゃないかとか。かといって鬼メロディアスだぜ。もう、そりゃあ、ムダにカッコよすぎるってことかとか。そんな楽曲は本人たちのアルバムでのみこそ輝く、そんな最高な高速メロディアス・チューン。
そして憂いを帯びたフレーズから滑走していく、"Believe & Get away"。間奏とか超好きだったりするのね。
続くの"Snaky line"は、メタ外装を施し、まさに滑走していくといった感じで、スリリング&ワイルドといった趣。これも面白い仕組みを持ってるなぁとか感じる曲だよね。
"Walk for a long time"、繊細な味わいすら覚える、甦れ、BODYJERなエモーショなるミッド。
そして、ストロング、ワイルド、メロディアスにブッ飛ばし、憂いながら締めるラスト・ナンバー"Sick of west"。

"No regret"や"Take it easy"のようにメロディック・ハードコア・ファンを一撃で仕留めるかのような疾走感溢れる楽曲も多い中、聴きこめば聴きこむほどに、方々に散りばめられたアイデアの中から、その個性的かつ独創的な魅力といった様々な発見ができるのが、このSHAMESというバンドなのではないかと思っている。
そこに近代に於けるメロディック・ハードコアの現在主流とされる進化の形とはまた別の魅力が見出せたなら、また、それがとても純度の高い、メロディック・パンクの進化の形の一つだと思っていただけたなら、最高なんじゃないかなと。

日本のバンドにとって重要なことの一つは忘れられないことなんじゃないかと思う。たとえば、どんな良いアルバムを出したって、それっきり何年も音沙汰なしで、ああ、そう言えばそんなバンドいたよねとかって言われたりするのは、とても悲しいことだと思う。
だからこそ、日本のバンドの多くが忘れていそうな、枯渇しないバイタリティーや、飽くなき欲求といったものは、とっても大事なんじゃないかなと思っている。また、それを満たすためには、豊富なアイデアとか、信頼できる仲間とか、軽いフットワークとか、常に必要になってくる。
ノリの悪い人間とはやりづらい。欲の無い人間とは気が合わない。明日のことを考えない人間とは話もしたくない。
私は今となっては作品を世に出すお手伝いをする立場なので、バンド本人たちのそれとは大きく違うとは思うのだが、いつも作品をリリースする度に、そのバンドの次の作品のことを考えたりする。そのバンドを忘れられないようするには、どうしたらいいんだろうとかって考えながら。
SHAMESというバンドは、ほぼ10年間、同じ方向を向いた奴等が、同じ価値観を共有しながら、その歩みは決してはやくなくても、歩き続けるのを辞めることなく進んできた奴等だ。こいつらは40になっても50になってもこのバンドをやり続けたいと言う。だから、このバンドが好きなんだと思う。自分も40過ぎて今だパンクがなんちゃらとか言ってるし、60過ぎてもパンクがなんちゃらとか言うてるクソジジィって素敵だなとか狂ったことを思ってるから。
そんなSHAMESは、豊富なアイデアと、信頼できる仲間と、軽いフットワークで、来年もコンピやスプリットを、もちろん全て新曲でやる予定です。当然、再来年あたりには2枚目をやるに決まってる。

2010.12.13. HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS Ku-ge

SHAMES特典付きプレオーダーは12日までですよ。
そんなわけで、大変ご好評いただいております12月15日発売 SHAMES "NEVER TRUST"のオフィシャル特典CD-R付きプレオーダーも締め切りまで残すところ僅かとなりました。
既にご注文頂いております、お待ちかねの皆さんには、本日発送済ませております。つか、荷造りすげぇかかっちゃったよ。久々のうれしい悲鳴。そんなわけで、発売日までにはまっちがいなく確実に届くはずですのでよろしくです。
でもって、そんなこんなで各方面でご好評いただいておりますお礼といっちゃあなんですが、オフィシャルSHOPで購入のお客様にはさらにDL特典も用意させていただきます。こちらもプレオーダーでご注文頂いたお客様には、通常版とは別に7M増量のファイル増しバージョンをお届けしますよん。ということで、プレオーダーの受け付けは12月12日、日曜日まで。お早めに。
あと、完売しておりましたAnchorのデモ2枚も、GENちゃんに取り急ぎ在庫送ってもらったので、少数枚ですが再入荷しております。まだの方はSHAMESと合わせてどうぞ。

気がつけばもう12月
キーボードにコーヒーこぼしちゃったりとかして、数日かなり難儀だったり、グダグダとやってるうちに気づけば12月。つか、流行語大賞とかってホント毎年クソだよね。「ゲゲゲの~」とかって誰も使ってないでしょ?そんなとってつけたようなクソみてぇなイベントなんぞ、なんの共感も納得もしねぇからやめちゃえや。まあ、どーでもいーけど。とかなんとか、つまらんことにイライラしちゃったりもする大人げないおぢさんはもうすぐ43歳。モチ米が買えるかどうか心配なその日暮らし。

そんな中、11月末に発売された「インディーズ・イシュー」vol.54という雑誌の付録CDに、SHAMESの"NEVER TRUST"からオープニング・ナンバーの"No Regret"のSE無しバージョンを提供させていただいてます。また、ちょっこっとですが、レビューもしていただいております。
そんな、SHAMES "NEVER TRUST"。プレオーダーもボチボチ増えてきました。オーダー頂いた皆さん、本当にありがとうございます。発送まで、もうしばらくお待ちください。そんなわけで、特典付きのプレオーダー期限も残り10日を切っちゃいましたので、皆さんお早めに。
また、SHAMESSAMURIDERのオフィシャル・ブートレッグの販売も12月15日までです。以降の販売は今のところ未定ですし、なんだかんだで、ものっそ手間がかかるので、仮に再販しても、1枚で大幅に曲数を減らした簡易な形にしかしませんので、こちらも興味のある方はお早めにお願いします。よろしくです。

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