High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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BODYJAR -RIMSHOT!-
Rimshot!Rimshot!

Bodyjar


オーストラリアも、かなり昔からパンクの盛んな国で、メロディック・ハードコアに類するバンドも多く存在します。日本での知名度はともかく、オーストラリア国内でチャートに入るほどのビッグ・ネームが、このBODYJARです。もっとも、今現在の彼らの音は、とてもメロディック・ハードコアとは表現できない、むしろ、ポップなパンク系ロックバンドという呼び方をしたくなるほど、その音楽性は変貌していますが...
バンドが歴史を重ねるにつれ、方向性の変換により、スピード感は置き去りにされたまま、彼らが、メロディック・ハードコア時代から持っていた、ホピュラー・チューンをチャートに放り込めるほどの、メロディーセンスと、ポップさは磨きがかかっていきます。それは、私個人的には、ひどく歯痒いことだったりします。

BODYJARは91年、前身のHELIUMの名で結成。HELIUM名義でアルバム"You Can't Hold Me Down"をリリースした後、BODYJARに改名。94年に1st.アルバム"Take A Look Inside"をリリースします。この1st.はメロディック・ハードコアというよりは、現在のポップパンクに類する感じで、"Do Not Do"という、高速キラーチューンはあるものの、テンポ的にもゆったりとした印象を受けます。HELIUM名義の前作のリテイクなども含まれ、その音楽性はHELIUM時代と、さほど変わりません。当時よく引き合いに出された、アメリカのALL(DESCENDENTS)の、Bill StevensonとStephen Egertonコンビのプロデュースですが、センセーショナルな音というほどではないように思います。しかし、HELIUM時代もそうですが、すでにこの頃から抜群にPOPです。ちなみに、国内盤はビクターからのリリースで、オリジナルの胎児ジャケットは、国内盤で、ポップでキッチュな感じのフォトに差し替えられています。また、以降のリリースもそうですが、ビクター国内盤には、当時入手し難かった、EPや12インチが、ふんだんに詰め込まれ、実に有難いかぎりでした。とともに、輸入盤買っちゃった後に、国内盤も買わざるわえなくなり、さらなる散財を迫られるわけですが。当時のビクターさんは、テイチクさんとともに、メロディック・ハードコア系のアーティストのリリースに、非常に精力的で、スウェーデンの主だったバンドなどの国内盤も、多く手がけてます。ホント良い時代でした。と、話は少し横道に反れましたが、その後、ドラマーをメンバーチェンジし、彼らのキャリア中、最高の速度を誇る作品が、96年リリースのこの、"Rimshot!"です。

彼らにとって、ドラマーをチェンジしたのは大正解で、この2nd.アルバム"Rimshot!"から、それまでのモッサリ感が抜け、エッジの効いた、非常にタイトな演奏に変わりました。また、全体的な音の作りも、ヘビーかつメタリックになり、それが大半を占める高速ナンバーと相俟って、実に重高速メロディアス・コアといった趣の素晴らしい仕上がりを見せています。メンバーが、インナーで、STRUNG OUTのTシャツを着用しているなど、そういったFAT系のUSメロディック・コアへの傾倒が、この時期、もっとも顕著に現れています。もっとも、そこら辺を狙って、しかもそれを、標準を高く超えるクォリティで、簡単にやってのけるあたりが、このBODYJARというバンドの、恐るべき器用さと、類まれなるセンスを物語っています。

BODYJARは、98年リリースの次作"No Touch Red"で、タイトな演奏はそのままに、スピードをやや落とし、更なるメロディアス路線を推し進めます。しかし、"No Touch Red"は、全体的に洗練されたにもかかわらず、充分にパンクアルバムとして成立する良作です。初期の彼らに思い入れが強い分、多少厳しい言い方になりますが、私がBODYJARを、パンクバンドとして認識するのは、残念ながら、その3rd.アルバムまでです。しかし、たとえ、パンクでなくなったとしても、素晴らしいメロディーだけは、今でも、十分すぎるほど持ち合わせています。彼らのその類まれなるセンスと器用さは、今もどこかで、パンクス以外の人を楽しませ、満足させているに違いありません。


BODYJAR Official http://www.bodyjar.com/
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