High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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ASADO -ASADO-


また、カナダからとんでもないバンドが出てきました。8月27日には、Bells On Recordsから、国内盤も
発売される、このASADOです。先日BELLS ON NIGHTにて、先行発売されたみたいですし、通常流通する前に、ここでも、超オススメのこのアルバムを先行レビューです。
Bells Onさんのチョイスとしては、けっこう珍しいタイプの非常に完成されたバンドのような気がしますが、なにはともあれ、こういったバンドが広く聴かれる機会が増えるというのは、非常に好ましいことですし、国内盤は大歓迎です。前述したように、このASADO。個人的には、本年最も注目されるべき、全てに於いて非常に完成度の高い、超本格派のメロディック・パンクバンドであると認識しています。

2005年に結成されたASADOは、これまで全くの無名ながら、このデビューアルバムをリリースした後は、最近は各所で、極めて高い評価を受けていることからも分かるように、そのメロディー、演奏技術、アレンジと、どれをとっても申し分なく、私的には、パンクバンドに演奏云々というのは、さほど問題ではないのですが、このバンドの巧さには舌を巻かれます。何が、そんなに巧いと感じるのかというと、その絶妙のアンサンブルです。片っ端から、裏や斜めからといった、突っ込み方をしておきながら、その非常に変則的な部分を、絶妙のアンサンブルを重ねながら、ドラマチックに展開し、なおかつ、それを整合させていく、このバンドのリズムの取り方、アンサンブルの力量に本当に感服してしまいます。また、その楽曲の叙情的なメロディーを、ダイナミックに、テクニカルに、深く味わいのある男臭い声で、壮大に歌い上げる、ボーカリストの力量も群を抜いています。3DAY BINGEのボーカリストであった、Rob Danielsとのことですが、もう、その極太哀愁声は、さらにコクと旨味を増し、堂々たる風格さえも感じさせる巧さです。

大胆にして、繊細、緻密に計算されつつも、自由奔放な、独特のアプローチを次から次へと繰り出してくる、このASADOというバンドを、誉めつくしてもキリが無いほど、私はこのバンドにハマっています。
超高速部分では抜群の高速感を誇り、速度を落としたり、フックをかけていく部分では、絶妙のバランスで、劇的な展開を演出して見せる。その徹底的に隙間と、裏にすべり込み、イカすリフをたたみかけるギター、ビジーな部分は極めてビジーに、リズムに徹する部分では抜群の安定感の、バランスの取れたベース、圧倒的な高速感を叩き出し、時にパーカッシヴに、時に必要最小限に、これまたバランスの取れたドラム。出る部分と、引く部分をわきまえたリズム隊に、自由すぎるギターとボーカルが乗り、それを多角的アンサンブルで、巧みにアレンジし、ASADOの超絶変則ワールドが展開されていきます。
抜群の疾走感でオープニングを飾る"Reactionary Tones"、既にこの曲から、一筋縄ではいかない、変則的アレンジを展開しています。方々が裏なのに、キメや沈みで急激に整合させたりとか、もうね。 "Watchdog (for A Better Piece Of Life)は後半から目まぐるしくリズムが変わり、"Stay"では穏やかに導入し、ストロングな音を聞かせ、"Dimes For Pride"は、即効高速シフト・チェンジです。そしてある意味アメリカ的なポップ性と雄大さのようなメロディーをそなえた"Bleed"では、途中センチメンタルとも取れる展開さえ見せます。続く、"Strange And Secluded"では、オールド・スクールっぽさなども臭わせる、性急な刻みと、捲くし立てるボーカルを近代的に料理してみせ、"Endure"では、個性的なメロディック・ハードコア & ポップ・アプローチで、心地よく、そしてさらに加速します。そして、もう、一緒になってオー、オーと歌ってしまわずにはいられない、その入り口が激しくカッコいい"Pointing Blame" 、心地よさといやらしさが同居する"As This Parade Keeps Marching On" 、変則超高速、"Don't Tell Us What To Put In Our Bellies You Filthy Bastards" 、この神経すら逆撫でする色んなモノの裏っぷり、そして、本来の意味でエモーショナルに歌い上げる、"My Own Replacement" で幕を閉じます。そして、もう一度、最初から聴かずには入られません。

もう、たかがブログなのに、このライナーノートばりの全曲解説と、こぼれるほどの賛美の言葉でキーボードを叩く手を走らせてしまう、このASADOは、私の神経を逆撫でして、琴線を引き千切り、脳髄を掻き乱すほど、私の好みを直撃しています。高速メロディック・ハードコアとしても、そしてロックとしても素晴らしい、ASADOのデビュー・アルバム、本年、現時点での、私の一番のオススメです。

ASADO Official http://www.asado.ca/
ASADO MySpace http://www.myspace.com/asadoband

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コメント
この記事へのコメント
凄まじいばかりにいい出来なんですよね!

あの哀愁声に悶えてます。
演奏力が非常に高いから、聴いてても飽きが来ないですね。

今年の個人的BESTに入り込みそうです。
2008/08/19(火) 19:52:51 | URL | Jumbo #-[ 編集]
>Jumboさん
ボーカル魅力がありますよね。
私も現時点で、本年度のBESTですね。
2008/08/20(水) 10:46:44 | URL | Ku-ge #-[ 編集]
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