High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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SNFU -FYULABA-


その昔はカナダを代表するパンク/ハードコアのバンドとして、その名を轟かせていたSNFU。ちなみにバンド名はSociety's No Fucking Useの頭文字を取っています。最近は目立った動向も無く、アクティブかどうかも定かではありませんが、やはり'90年代、そのメロディック・ハードコアの波に乗り、初期とはまた違った意味でのメロディックなアプローチで、Epitaph時代、メロディック・ハードコアと呼ばれるべき作品をリリースしています。

SNFUの結成は1981年。そのメロディック・ハードコアという言葉が生まれる以前から、パンク/ハードコア・バンドとして、長きに渡る活動を続けてきた彼らは、まさにパンク低迷期から、'90年代のパンク熱の再燃的なものもシーンの中でリアルに経験してきた、数少ないバンドだと思います。
その初期はカリフォルニアのBYOに籍を置き、'85年に1st."…And No One Else Wanted To Play"'86年に2nd."If You Swear, You'll Catch No Fish"、'88年に"Better Than A Stick In The Eye"とリリースを重ねます。当時の多くのBYOのバンドがそうであったように、彼らもまた、当時のハードコアとしては、キャッチーな部分やメロディアスな部分といったものも持ち合わせており、近代に於いてどう聴こえるかは分かりませんが、当時としては割と聴きやすい部類のハードコア・パンクであったように思います。そして、'91年に、Cargo Musicからマテリアル・コンピレーション的な"The Last of the Big Time Suspenders"をリリースし、その後Epitaphにレーベルを移籍した彼らは、さらにポップさや、キャッチーな部分を随所に見せ始め、よりメロディアスな方向性を模索し始め、'93年に"Something Green And Leafy This Way Comes"、'95年"The One Voted Most Likely to Succeed"、'96年に"FYULABA"、そして、Epitaphを離れ、'98年にLiveアルバム"Let's Get It Right the First Time"、'00年にCDEP"The Ping Pong"、'04年に"In the Meantime and in Between Time"をリリースしています。"In the Meantime~"は、なんだかアナログにだけボートラ2曲追加されてるそうで、DEVOとCIRCLE JERKESのカバーみたいです。まぁ、なんか、歌詞などもそうなのですが、その辺りのけったいなセンスというか、おかしな拘りというか、多分に変人的な気質を常に持ち合わせており、アルバム自体も必ずそのタイトルが7つの単語で構成されていたり、と非常に変わった部分を持っているのも、このバンドの特徴的な部分だと思います。この"FYULABA"は7つの単語では無いようですが、"Fuck You Up Like a Bad Accident"というのが正式名称だったりします。というか、ここまで書いていて、非常に疲れました。やはり、息の長いバンドは歴史をなぞるなどすると非常に大事です。

このアルバム"FYULABA"は、彼らのキャリア中、最もストレートにメロディック・ハードコアといったサウンドを体現してみせたかのような、近代メロディック・ハードコアに慣れたり、普通の高速メロディアスが好きだといった方にも、充分オススメできる、ほぼ全編通して、メロディアスに高速/アップで飛ばすといった、現代的にも非常に聴きやすい、良作であると思います。ドラマチックに、半ば大袈裟とも言えるほど、ダイナミックに壮大に歌い上げるボーカルには、好き嫌いの分かれるところかもしれませんが、全てにおいて完成度が高く、時代ごとに、非常に特徴的で、ある意味クセのあるハードコアといった趣のそれまでのサウンドは、この時期においては、独特の雰囲気を漂わせつつも、非常に近代寄りの、'90s Melodic Hardcoreのお手本のような、カッコよさを持った曲も多く含まれると思います。
しかし、聴き進めていくと、"Spaceghost,The Twins & Brip"のような、妙に腰にくるR&RとMHCを混ぜ合わせたような、独特の曲調を持つ、怪しくも、キャッチーなサビをかましたりする楽曲などに、妙な魅力を感じたりだとか、すごく、スリリングでワイルドな曲調で、ミシェル・ファイファーのオムツがどうたらと歌う、その名も"Michelle Pfeiffer's Diaper"など、常人には理解し難い独特の世界観や、ユーモアのようなものが、全編に巻き散らされてもいるので、彼ら独特の妙なパンク感といったものは、非常に感じます。

今ではカナダのバンドと言われたところで、SNFUの名を真っ先に上げる方は少ないと思いますが、長い年月に渡り、カナダのパンク/ハードコアの尖兵として、シーンを渡り歩いてきたSNFUは、パンクバンドとして、大好きなバンドのひとつです。

SNFU Official http://www.snfu.com/
SNFU MySpzce http://www.myspace.com/snfu

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コメント
この記事へのコメント
SNFUはThe One Voted Most Likely to Succeedっていうのだけありますがまだ聴いてないので聴いてます。

それにしても中古屋でSnuffとよく間違えてしまいます。笑
2008/09/24(水) 16:26:44 | URL | Nikola #qj1dUYK6[ 編集]
>Nikolaさん
Epitaphから出てるのは、かなり聴きやすいと思いますよ。そのアルバムも好きです。

SNUFFが出てきた頃、当時巷でもよく言われてましたよ、SNFUじゃなく、SNUFFだって。今は立場が逆になってしまいましたが。
2008/09/24(水) 17:46:58 | URL | Ku-ge #-[ 編集]
SNFUめちゃくちゃかっこいいのに評価されなさ杉ですよね。
ku-ge殿の言うとおりお手本のような上質サウンドなのに!!
信じられないことにディスクユニオンで500円未満でよく落ちてますw
また,バンド自体は2005年に解散したようです。
残念
2008/09/24(水) 22:51:46 | URL | ピ #-[ 編集]
>ピさん
基本に忠実じゃないお手本という(笑)
しかし、高速メロディアスという意味においては、このアルバムは超上質です。

良いバンドが安く放られているのを、喜ぶべきか、悲しむべきか、難しいところですね。
2008/09/25(木) 06:04:28 | URL | Ku-ge #-[ 編集]
おおSNFU!
中学生のときパンク、ハードコアの音楽にはまってエピタフのpunk o rama2にはいっていた
"Don't Have The Cow" を聞いてこのSNFUの存在を知りました。
伸びやかなメロディとボーカル、他のバンドにはないギターソロなんかがとてもかっこよく思えました。
その後1stと2ndが一緒になったVIA PLASTIC SURGERY というアルバムを聞いて、初期の奇妙でかっこいいSNFUにハマりました。

2012/09/08(土) 20:06:03 | URL | とおりすがり #-[ 編集]
SNFU、一筋縄ではいかない、その絶妙な変態っぷりが素晴らしいですね。
2012/09/10(月) 10:58:47 | URL | Ku‐ge #-[ 編集]
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