High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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THE OFFSPRING -SMASH-


なにをいまさらというか、別に私なんかがレビューしなくても、圧倒的な情報が転がっているじゃあないかとも感じる、このOFFSPRINGの'94年の3rd.アルバム"Smash"ですが、'90s Epitaph特集と銘打っての久々の長期シリーズ、その最後を締めくくるのは、どうにもこの作品ではいけないような気がして、やっぱり書こう、OFFSPRINGという感じです。来月に日本に来ますね。
それにしても、モチベーションが下がり始め、書きやめた、書きかけボツ原稿メモの山がフォルダ一杯です。

1984年にカリフォルニアで結成されたOFFSPRING。未成年が酒持ってたかなんかで、SOCIAL DISTORTIONのLiveが見れなかった腹いせにバンドやろうぜといった、かくも中二なおかしさと、実にパンクな理由でバンドは動き始めるわけですが、結成当初はそのバンド名をMANIC SUBSIDALと名乗り、OFFSPRING名義の活動を始めるのは'87年からです。そして、同年、セルフ・リリースで1000枚限定のEPをプレスします。そして'89年、Nemesisという小さなレーベルより、1st.アルバム"The Offspring"をリリースします。このアルバムは後にそのキッツいジャケが変更され、'95年にEpitaphよりリイシューされます。
その後、Epitaphと契約を交わした彼らは、当時のEpitaphのオーナーであったBrettのプロデュースにより、'92年に"Ignition"をリリース、そして、'94年にこのバンドの出世作であるとともに、Epitaphに富と名声をもたらしたのみならず、メロディック・パンクといったモノの一般的認知度までをも高めてしまったという、良くも悪くも、膨大なセールスを誇る、まさにスマッシュ・ヒットな、この3rd.full-length"Smash"をリリースします。
翌'95年にColumbiaに移籍すると共に、自らのレーベルNitroを設立。Nitroは無名の若手から、TSOLから、果てはDAMNEDまでといったいわゆる大御所のパンクまでもリリースする、非常に上質なパンク・レーベルで、かのRUFIOなども籍を置いていました。そして、'97年"Ixnay on the Hombre"をリリース。このアルバムはヨーロッパにおける流通はEpitaphが手がけているようです。'98年"Americana"、'00年 "Conspiracy of One"、'03年"Splinter"、'05年にはベスト"Greatest Hits"、そして '08年、"Rise and Fall, Rage and Grace"とリリースを重ね、現在も最もメジャーなパンクバンドのひとつとして、活動を続けています。

で、この"Smash"。結論から言うと、やっぱ良いアルバムですよね、きっと。メロディック・ハードコアといった意味でも、ロックという意味においても。その売れっぷりに、どうにもパンクスとしての見方は、うがった見方しかできなさそうですが、THE OFFSPRINGというバンドは、そのスタンスは、Nitroなどのリリースを見てもわかるとおり、やはりどこかにパンクを忘れてない部分や、パンクへの愛といったものが感じられるし、今でも高速的なアプローチも見せてくれたりもするので、やはり、良いバンドだと思います。狙いすましたシングルのきり方とか、少しムカつくけど。
まぁ、しかし、"Nitro"なんかは、いつ聴いてもカッコいいなと思う高速ナンバーで、本当にこのアルバムにおける高速、疾走の楽曲の数々は、非常にストレートなカッコよさを感じます。尚且つメロディアスです。しかし、そのカッコいい高速ナンバーを矢継ぎ早に、次々に繰り出すといったアルバムではなく、起伏を作り、トーンを変えるといった部分が、我々高速ファンには少々、物足りなさを感じてしまうところでもあり、それは逆に言えば、普通のロックを普通に楽しんでいる方の、当時のニーズにピッタリとマッチしたのかもしれません。当時、色々と無頓着な私は、カーステとかもカセットだったりしたので、カセット作るわけですが、片っ端から緩い曲や遅い曲をはしょり、無かったかのようにし、高速ナンバー編集にして、OFFSPRING、かっちょいいなぁ、とか思ってた頃が思い出されます。そんなこと言いつつも、スカ・フレーバーな"What happened to you?"とかもかなりというか、実は相当に好きだったりして、まんまとヤラれてる感じです。
その初期は、ある意味独特の質感や、排他的なダークさのようなモノを持合わせていたように思うのですが、この作品で本当にそれすら内包しつつ、ロックとしてのカッコよさを、パンクのアプローチで打ち出すといった、実はやれそうでやれないスゴ技を、このバンドは身に付けてしまったのかもしれません。
この作品における高速ナンバーの数々は、NOFXとはまた違った意味での、メロディック・ハードコアの様式の手本のようであり、これまた、ディス・イズ・'90sメロディック・ハードコアというか、ディス・イズ・メロコアなのでしょう。NOFXがそうであるように、またこのOFFSPRINGも、否定したくても否定しきれない、むしろ大好きな自分がいます。

日本において、「メロコア」という呼称を作った、バンドやサウンドといったものは、その始まりはこのOFFSPRINGのように思います。そういった意味においても、まさに良くも悪くも、密接に近代メロディックや、パンクに関わってきた、そして今後も関わってくるであろう、このTHE OFFSPRINGというバンドは、やはり近代パンクの最もメジャーな代表といえる存在なのでしょう。それ故に、これから10~20年先、このバンドも、そして私も、生きているか死んでるかわかりませんが、その時代での評価なんてものが、非常に気になるところです。少なくとも、この"Smash"というアルバムは、メロディック・ハードコアというジャンルにおいては、間違いなく名盤だと言えるのではないでしょうか。

THE OFFSPRING Official http://www.offspring.com/
THE OFFSPRING MySpace http://www.myspace.com/offspring


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コメント
この記事へのコメント
締めは絶対にBad Religionだと思ってました。笑

このレビュー見て久々に聴きたくなったので聴いてみます!

そして、このアルバムではOffspring特有のキャッチャーさを出したWhat happened to you?が1番好きです。
2008/09/26(金) 10:56:45 | URL | Nikola #qj1dUYK6[ 編集]
>Nikolaさん
よくよく考えると、くっだらねぇ想い出話のBAD RELIGIONが、Epitaph特集のはじまりですわ。やはりBAD RELIGIONで締めればよかったのかも。くっだらねぇ話付きで(笑)

What happened to you?好きそうですよね(笑)
2008/09/26(金) 11:29:37 | URL | Ku-ge #-[ 編集]
ヤーヤーヤーヤーヤーで衝撃を受けたのを覚えてますw

と、言いつつもその曲知ったのはゲームででしたけどw
2008/09/26(金) 19:27:56 | URL | Jumbo #-[ 編集]
>Jumboさん
いろんなとこでタイアップされてますよね。
その使い勝手の良さを伴うキャッチーさは、やはり秀逸と言う他ないのか、って感じです。
2008/09/27(土) 07:45:56 | URL | Ku-ge #-[ 編集]
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