High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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A WILHELM SCREAM -CAREER SUICIDE-
キャリア・スーサイドキャリア・スーサイド
(2007/11/07)
ア・ウィルヘルム・スクリーム


昨年終盤、STRUNG OUTの"BlackHawks Over Los Angels"とともに、私が最も聴いていたアルバムがこのA WILHELM SCREAMの"Career Suicide"です。というか、今も車に乗せてたりして、バキバキ聴いてたります。
メンバー自身が、スピード重視のアルバムとリリース前に語っていたように、その期待を裏切ることなく、全編通してカチ飛ばしてます。A WILHELM SCREAMというバンドは、基本高速だと思うのですが、前作"Ruiner"で見せた、ガッツリミディアムだとか、多少エモーショナルなアプローチの曲が全く無いという意味では、全くその通り、敢えて言っちゃうくらいに、スピード重視のストロング・メロディック・高速ハードコア・アルバムです。

A WILHELM SCREAMは、'95年にアメリカのマサチューセッツで、前身のSMACKIN' ISAIAHの名で結成。'01年に1st.アルバム"The Way To A Girls Heart Is Through Her Boyfriends Stomach"をリリース、翌'02年に2nd."Benefits Of Thinking Out Loud"をリリース、この頃、バンド名をA WILHELM SCREAMと、変えたようです。2nd.の"Benefits Of Thinking Out Loud"は、オリジナルリリースでは、SMACKIN' ISAIAHのクレジットですが、現在流通しているものは、A WILHELM SCREAMに変わっています。マニアの方は探してみたりするのも、また一興です。この頃の音は、かなりパンク色が前面に押し出された感じで、アップテンポというか、高速中心ですが、現在の彼らに比べると、若干メロディー面で、今ほどメロディアスというほどでもなく、かなりストロングな印象です。また、全体的にも暗めなメロディーが多いような感じです。そして、'04年、リリースをOFFSPRINGのメンバーが運営する、NITROに移し、プロデューサーにBill Stevenson(ALL/DESCENDENTS)を迎え、"Mute Print"をリリースします。新しいギタリストの加入や、プロデューサーの手腕もあるでしょうが、このアルバムから、現在のA WILHELM SCREAMのサウンドが、ほぼ確立されていきます。楽曲は以前より、格段にメロディアスになり、サウンドもギターがかなりメタリックなアプローチを見せ、これまでのある種のB級っぽさが消え、実にLike a STRUNG OUT的な、エッジの効いた、洗練された音に変わっていきます。そして、'05年"Ruiner"で、そのサウンドはさらに完成度が増し、その楽曲も、アレンジやアプローチに様々な工夫が見られ、高い演奏技術もあって、現在の確固たる地位や支持を築きました。私個人としては、現時点でこのアルバムが、もっともSTRUNG OUTに質感が似ているのではないかと思います。
そんなシーンの高まる期待の中、'07年にリリースされたのが、SMACKIN' ISAIAHから、数えること通算5枚目のアルバムとなる、この"Career Suicide"です。

メンバー自身も、STRUNG OUTをLIKEしていると述べたり、また、よく同じLIVEに出演していたりなど、一般的に、彼らはLike a STRUNG OUTと、表現されてはいることが多く、STRUNG OUTが好きな人であれば、イケる音であるのは間違いないなく、そう表現するのが最も適しているとは思います。しかし、A WILHELM SCREAMは、以前私が言っていたような、STRUNG OUTの内面的な、本質的パンク云々といった、多少わかりづらい表現ではなく、もっと表層的にパンク、それも昔のハードコア的なパンク感覚が、前面に押し出されているような気がします。それが、顕著に表れた作品が、この"Career Suicide"ではないでしょうか。
冒頭でも述べたように、このアルバムは全編通して、ストロング・スタイルのメロディック・ハードコア押しです。メロディックにストロングというのは、言葉として、どうにも馴染みそうにないと思われる方も多いでしょうが、特にこのアルバムのA WILHELM SCREAMには、この両方とも、実にピッタリな表現であると、個人的には思っています。メタリックなリフを刻むギターと、メロディックな楽曲。そう言えば、まんまSTRUNG OUTですが、そのテクニカルな演奏に乗る、ボーカルNUNOの男臭いダミ声が、決してそれを許しません。しかも高速ナンバーのオンパレードが、バンド全体から滲み出る、野蛮さや野放図さに拍車をかけます。それはまさに、どこをどう切っても、パンクの金太郎飴的痛快さです。しかし、そのような実にパンク的な要素を孕みながらも、彼らが、「メロディック」ハードコアたる所以は、キッチリと歌のメロディーを乗せられる曲を、作ることができるからに他なりません。また、そこまで高速押しであるにもかかわらず、アルバム通して決して飽きさせないのは、その実力に裏打ちされた、メリハリの効いた高い演奏技術と、シンプルながら、多彩かつ巧みなアレンジを駆使している証拠だといえます。先頃、残念ながら、このカッコよすぎるギターリフを弾く、ギターの人が脱退したようですが、それが次回の作品にどう影響していくのか、少し危惧されるところではありますが、A WILHELM SCREAMは、また素晴らしいパンク・アルバムを作ってくれると、大いなる期待を抱いています。

このアルバムは、最近メロディック・ハードコアのリリースも頻繁で、質の高いバンドをハイペースでリリースし続けているRADTONE MUSICが、国内盤をリリースしているので、amazonでも扱いがありますし(画像クリックは国内盤です。)、現時点で、国内盤、輸入盤問わず、結構どこのオンラインSHOPでも、在庫はあると思います。比較的どこでも注文さえすれば、入荷できると思いますので、入手は楽だと思います。ちなみに、先日大プッシュしていたLOST IN LINEの国内盤も、このレーベルです。また、"Mute Print"と"Ruiner"もTOY'S FACTRYより、国内盤がリリースされています。

A WILHELM SCREAM Offical http://www.awilhelmscream.com/
A WILHELM SCREAM MySpace http://www.myspace.com/awilhelmscream
RADTONE MUSIC http://www.radtone.jp/
NITRO RECORDS http://www.nitrorecords.com/


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