High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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LOST IN LINE -SMILES THAT SCREAM-
スマイルズ・ザット・スクリームスマイルズ・ザット・スクリーム
(2008/05/03)
ロスト・イン・ライン


前作のEP"Voodoo Pins and Violins"の、私の絶賛も記憶に新しいでしょう、オーストラリアのLOST IN LINEの1st.フルレングス"Smiles That Scream"です。と、待望のアルバムなので、もう少しテンションが高くてもいいような気がしますが、読み進めていくうちに、その理由も明らかになっていくと思います。
で、結論から言って、この"Smiles That Scream"は、たぶん、最近の「メロディック・ハードコア」のバンドの、デビュー作としては、満点に近い出来だと思います。帯にも書いてあるとおり、彼らは「オーストラリアのNO USE FOR A NAME」です。そういった意味でも、圧倒的に支持の多い、円熟期のNO USE FOR A NAMEのファンの方には、マストです。たぶん、NO USE FOR A NAMEが好きな人で、嫌いな人はいないのではないかというほどに、メガ・マストだと思います。しかし、私個人としては、そこが少々気に入らなかったりします。
かれこれ、これを書くまでに、10数回ほど聴いたと思うのですが、全体的に完成度の高いこの作品は、何度聞きなおしても、あまり印象が変わりません。曲のテンポも速いし、超高速といった曲もあります。メロディーも素晴らしいです。各方面で、このアルバムが、絶賛されるであろうことは、想像に難くないと思います。しかし、発売前に"The Brightness"を聴いて、その、彼らのこれまでにないアプローチに、アルバムへの期待を高めたのとは、明らかに違います。好きか、嫌いかと聞かれれば、嫌いではありませんが、私のLOST IN LINEへの興味は、確実に減退しました。たぶん、私はかなりおかしな事をいっていると、自分でもよく分かります。このアルバムは、非常に良い作品です。そして、彼らが大好きなNO USE FOR A NAMEを、私も大好きです。しかし、「オーストラリアのNO USE FOR A NAME」には、あまり興味をそそられません。

この"Smiles That Scream"は、デビューアルバムにして、ベテランの如き風格さえ漂わす、全てにおいて、完成度の高いアルバムに仕上がっています。結成して、4~5年のキャリアを積んでいるので、それも納得はできます。しかし、BODYJARもそうでしたが、オーストラリアには、どうしてこうも器用なバンドが多いのでしょう。その抑揚をつけた曲順、ポップでキャッチーなメロディー、練り上げられたアレンジ、そのどれもが、現在のNO USE FOR A NAMEにさえ、劣っているところが見つからないかのようです。しかし、"Voodoo Pins and Violins"で見せた、ある種のダークさは、著しく影を潜めています。このアルバムを聴いて、どのバンドをイメージするかと言えば、やはり、NO USE FOR A NAME以外は思い当たりません。高速ナンバーなどには、初期BODYJARなんかも、少し顔をだしますが、彼らが、フェイヴァリットに上げていた、特にエッジの効いたバンドや、メタリック・ストロングなバンドの影響が見て取れるかといえば、あまり見受けられません。前作"Voodoo Pins and Violins"では、確かに感じられていたのですが...そして、全体的にシンプルに聴きやすくなっています。しかし、私としては、そのそぎ落とした贅肉こそが、LOST IN LINEの魅力だと思っていたので、少し残念な気がしてなりません。
なんだか、絶賛しているのに、非常にアイロニカルな意見を述べているようなのは、すでに自分でも気づいているので、やはり、私は、彼らのことが少し気に入らないのかもしれません。"The Balance"という、本来フック・テンポなのを1曲目に持ってくるあたりが、なんともあざとい気がして、あまり彼らに、若さとかみずみずしさを感じません。まぁ、必要ないのかもしれませんけど。私なら、3曲目の"Foces In The Dark"を1曲目にするだろうなとか思いながら、まぁ、なこたぁ、どうでもいいですけどね。というか、ボクは"Voodoo Pins and Violins"のほうが、10倍くらい好きです。本当に私の私見で、なにせ天邪鬼な上に、いろいろと嗜好がアレなので、ともかく買って損はないであろう、このアルバムを聴いた皆さんが、いろいろと判断して下さい。
「なんだよ、全然悪くないじゃん、つーか耳腐ってんじゃねぇの」とかって、なるかもしれないのは、百も承知で、非常に厳しい視点で文句をたれてます。しかもずいぶんと贅沢にすぎる文句です。

正直なところ、私はNO USE FOR A NAMEの新作が、ちょっとダメでした。BESTを除いて、ここ2作あたり、本当に良いなと思っていただけに、期待はスゴかったんですけど。あと、アレですよ、発売前に聴けた、"Biggest Lie"。もう、あの曲が劇的にカッコよかったものだから、全体的にあの雰囲気かなとか、もうスゴく期待してたんですけど。パンクですよね、"Biggest Lie"、で1曲目だし。 でも、私はNO USE FOR A NAMEは、ああいう曲がいまだに書けて、なおかつ、アルバムの1曲目に持ってくるあたりが、やっぱりわかってるな、スゴいなと思います。で、そこが、LOST IN LINEと大きく違う、ベテラン「パンク」バンドなのだなと思います。LOST IN LINEが、「オーストラリアのNO USE FOR A NAME」でこのまま続くのか、それとも彼らにしかできないオリジナリティーとイマジネイション溢れる、サウンドを作り上げていくことができるのかは、この辺にヒントがあるんじゃないかと思います。

私が彼らに鼻もちならない感じを抱く原因は、薄々感づいてはいますが、彼らがすごく成績の良い優等生だからだと思います。成績の良いマジメな子とは少し距離を置いちゃったりします。で、パンクって、乱暴だったり、不器用だったり、でも少しやさしいところもあって、かけっこだけが抜群に速くて、バカでダメな子だったりするのではないかと思ったりします。

LOST IN LINE MySpace http://www.myspace.com/lostinlinestyles
RADTONE MUSIC http://www.radtone.jp/
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2009/10/08(木) 10:27:52 | | #[ 編集]
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