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徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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THE DAMNED -MACHINE GUN ETIQUETTE-
Machine Gun EtiquetteMachine Gun Etiquette

The Damned


このブログをはじめて一ヶ月が経過しました。というわけで初心に帰り、DAMNEDでもということで、1st."Damned Damned Damned"と並び、非常に高い評価を得ている、DAMNEDの'79年リリースの3rd.アルバム"Machine Gun Etiquette"です。
いわゆる、DAMNEDの第二期が、ここから幕を開けるのですが、商業的にも、鳴かず飛ばずの結果になってしまった、あまり評判も芳しくない、2nd."Music for Pleasure"リリース後、バンドは一時分裂、メイン・ソング・ライターで、ギタリストのブライアン・ジェイムスが脱退し、キャプテン・センシブルがベースをギターに持ち替え、ベースにアージー・ワード(元セインツでしたっけ?)を迎え、'79年初頭に再編成されるわけですが、以前のサウンドの要でもあった、ブライアンが抜けたことにより、その音楽性も大きく変化していきます。そして、以降の彼らの、イニシアチブを握るのが、キャプテン・センシブルです。まさにこの、"Machine Gun Etiquette "は、キャプテンがその本領を発揮し、彼の思いつくままに、ステキセンスを炸裂させています。

荒っぽいロックンロールという、以前の彼らのサウンドが、この"Machine Gun Etiquette"から、よりメロディアスな路線を模索し始め、また、サウンド的にも、その向上した演奏力も伴い、様々なアプローチが見られるようになりました。それは当然、"Damned Damned Damned"での高速ロックンロール的パンクとは、その質感が大幅に異なるのですが、それでも、DAMNEDのパンク的魅力といったものは、この"Machine Gun Etiquette"からも、充分に窺がえ、キャプテン・センシブルによる、センシティブなパンクの進化といった趣の、実にバランスのとれたサウンド・チェンジは、この"Machine Gun Etiquette"を"Damned Damned Damned"とともに、傑作と評する人が、非常に多い理由だと思います。

初期の名曲"New Rose"と並び評される、グレイト・パンク・ナンバー、"Love Song"は、その第二期の幕を開ける、このアルバムのオープニングを飾るに相応しい、スピード・チューンの名曲で、音楽性を向上させた上、パンクをも体現しているという、初期とはまた違った勢いの、当時のDAMNEDのパンクバンドとしての、アグレッシヴさが窺がえます。また、タイトル曲"Machine Gun Etiquette(Second Time Around)"では、当時、顔を覗かせ始めていた、ハードコア的なアプローチを取っており、また、その他にもオルガンをフィーチャーしたり、そこはかとなくサイケな香りを漂わせたりと、実験的なアプローチを、実にいろいろとヤリ放題です。また、MC5の"Loocking At You"をカバーするなど、もともとMC5自体が、パンク・テイストを持ったハード・ロックといった感じなのですが、それにしても、この時点で既に、現代のような、「パンクとメタルの融合」的突飛な発想ができる自体、実に驚かされます。
このアルバム以降も、DAMNEDは、そのアルバムごとに、そして時代ごとに、様々に音楽性を変えていくのですが、それは時に非常にバランスが悪かったり、パンクでなかったりもします。そういった意味でも、この"Machine Gun Etiquette"は、パンクと、その音楽性の進化とが、絶妙なバランスを保っており、パンク以外のリスナーも意識しつつも、パンク以外の何物でもないといった、一枚に仕上がっていると思います。

オリジナル・パンクが出現したとき、誰一人として、DAMNEDが21世紀まで、生き延びていようとは、想像だにしなかったと思いますが、その形を変えこそすれ、しぶとく生き残っていく、DAMNEDと、キャプテン・センシブルの生命力は、こういった先見の明的な、卓越したセンスに裏打ちされているのかもしれません。
それにしても、'01年にNITROよりリリースされた、"Grave Disorder"のオープニングを飾る、パンク・ナンバー、"Democracy"の、その変わり身も、迎合もへったくれもない、開き直ったOFFSPRINGっぷりには、ひっくり返りました。

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