High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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DEFYING CONTROL -STORIES OF HOPE AND MAYHEM-
DEFYING CONTROL 160

パンクのアイデンティティーについて考えてみる。その精神性云々はいつの時代も、また個人のアティテュードやスタンスにより、大きく変わるものであると認識しているから、メンタルの側面から、パンクのアイデンティティーというものを考察するのは、容易でも安易でもないことは、誰の目にも明らかなのですが、それでは音楽性という側面から見ればどうでしょう。私個人の私的な考え方を述べさせていただけるなら、その最初期における意味やありようでのパンクの音楽的なアイデンティティーというものは、とっくの昔に崩壊していると思っています。

自らの旗印にパンクを真っ先に掲げておきながら、上記の発言など、問題発言もいいところですが、誤解のないように言っておきますが、私はそのパンクの音楽的なアイデンティティーの崩壊こそが、新しい時代を紡ぎ、若い世代が新たに作り上げていく、新たなるパンクの進化と、新たなるパンクの可能性の模索なのであると認識しています。そこに関しては私のような年配の者が、好むと好まざるに関わらず、音楽も人も進化を続けているはずです。だからこそ、パンクと認知されるものを聴き続けなければいけないなどと、半ば義務的に思うような、おかしな自分がいたりします。
近代のメロディック・ハードコアのシーンなどは特に如実に見てとれますが、、国内外に関わらず、これほどまでに多様化した音楽性が混ざり合い、リスナーはもちろん、提供する側も、全く相容れることや交わることすら考えられなかった、メタルとの垣根さえも軽々と超越してしまった時点で、近代におけるパンクの音楽的なアイデンティティーというものは、当初の姿を微塵も残すことなく崩壊した、あるいは全く別のアイデンテイティーを携えた姿に変質したといえるのではないでしょうか。
そしてそれらは、自らが構築した知識と重ねられた経験すらも崩壊、変質させていくことであると理解しながらも、決して否定すべきものではないと、私自身考えています。
だからこそ、それをどう表現していけば良いのか。日々、仕事として、音楽に携わりながら、提供する側として責任を持って薦めることができるのか、何度も自問自答を繰り返し、模索していかねばならない永遠のテーマなのかもしれません。

このDEFYING CONTROLを聴くたびに、いつも前述したような、様々な思いが頭の中を駆け巡ります。
私がレーベルを運営していく上で、現時点で選択した方法のひとつは、このDEFYING CONTROLのように、前述したような新しいパンクのアイデンティティーを持つことが顕著な存在から、本質的な意味を見出し、新しい形を理解し、また、さらなる進化の形や可能性を見出して、新たに知識と経験を構築していくことなのかもしれません。
もっともそれは、頭のイカレたオッサンが、頭の中で考えている極々私的なことであり、新しい世代のリスナーたち、そう、このDEFYING CONTROLというバンドを気に止めてくれた皆さんには、そのサウンドを、感じるままに受け取って、楽しんでほしいと思っています。

DEFYING CONTROLは2003年にBass、VocalのKillerを中心に原型となる前身のバンドを結成。そして2005年、現在のDEFYING CONTROLを名乗るようになります。同年、初のスタジオ音源となるプロモーションEPをリリース。その後LIVE活動を重ねつつ、2007年まで、幾度かのメンバー・チェンジを繰り返しながら、同年、初のフル・レングスとなるアルバム“Reflection”をリリース。彼等のアクティヴな活動は、徐々に彼等の名を本国以外にも広めていくことになり、この日本でも耳の早い一部のマニアたちの間では、旋律的でメタリック、叙情的でメロディアスなバンドあると、既にこの時期から、評価を得るようなっていました。
そして現在のラインナップであるKiller (Bass/Vocals)、André (Guitar/Vocals)、Francisco (Guitar/Vocals)、Pedro (Drums)により、その音楽性や方向性を確立した彼等は、2008年にレコーディングを開始。そして2009年、2nd.アルバム゛STORY OF HOPE AND MAYHEM゛を完成させました。
彼等自身による精力的なプロモーションと、また前作の評判も相俟って、フランスのETERNALIS RECORDS、スペインのEATING SHIT RECORDS、アメリカのIMPACTED RECORDSと、次々に契約。本国と合わせ実に4ヶ国でのリリースを実現しています。そして、我がHIGH-SPEED-FLOWER RECORDSにも、その設立当初の時期からコンタクトを試み、今回5ヶ国目のリリースとなる日本盤が発売されることになりました。

彼らのその機動力に関して言えば、もうそれは異常なほど精力的で、また、ストーカーなみに執拗(笑)で、実際の話、その当時は、前述したような長い長~い前置きのような、躊躇いや迷いから、当初はウチが扱うべきバンドではないななどと思っていたわけで、私自ら、何度もお断りのメールを入れたにも関わらず、彼らの持ち前の打たれ強さと、ある意味の無神経さ(笑)とともに、決してあきらめない、負けたと言わなければ、決して負けたとか思っていない、私自身と同じような、非常に困ったメンタリティーを持ったアタマのイカレた人なのだなとか、妙な親近感が生まれちゃったりして、その変な部分にパンクを見出した私から、「じゃあ、金そんな出さんでいいんなら、やっちまうか」というクソのように浪漫の欠片も無い言葉と日本リリースを勝ち摂りました。もう、そんなもんです、ウチはけっこういつも。

まぁ、そんな彼らとのグダグダっぽい馴初めですが、そのメタリックなフレーズを終始乱発しながら、持ち前の哀愁というか、その声質なのか、なぜかセンチメンタルな気配すら匂い立つ、メランコリーもバリバリなメロディーや、幅広い曲調といったものは、その初期から完成度をさらに高め、まさに彼ら自身も自信を持って、世に叩きつけることができる、非常に完成度の高い作品に仕上げているのではないかと思っていますよ、ええ。
その彼らの自信作、この"STORIES OF HOPE AND MAYHEM"は、その前評判でも私を驚かせてくれ、現時点で、単独アーティスト作品としては、圧倒的な注文数と好リアクションを持って、瀕死の私の半分ブラ下がりかけたアタマを必死に接着剤で止めようとしてくれてますとも、ええ。世界5ケ国で発売は伊達じゃないっすよ、ええ。
そんなわけで、そこの若い人、特に高速でメタリックで叙情的なバンドなんかが好きな人は、ストライクど真中なのは間違いないです。あとメタルの人にも手放しでオススメしたりもします。ウチ、パンクのレーベルだけども。オッサンに騙されたと思って買ってみそ。たぶん美味いはずだから。

つか、なにこの解説、前半と後半、別人じゃね?つか、曲の解説とかしなくていいのかよ?とか、全方位からツッコミ入れられてそうですが、なんかいっぱい書きすぎちゃって疲れちゃったし、もう、この辺りになると、読んでるみんなも飽きちゃって、そんな読んでねぇんじゃねぇの?とか、大体、元々がグダグダとクドいメンタリティーとかのヤツが、あの曲がどうとか、この曲がどうとかって、毎回自分ちのリリースくっちゃべるのってるのって、なんかウザくね?とか、なんか、今はそういった気分なので、皆さんはクソレーベルのクソ野郎のクソ解説とかに頼ることなどなく、自分の足で歩きましょう。そして、まずは買って聴いてみましょう。
あ、あと、DEFYING CONTROLは、ウチがつぶれる前に、早よ次のアルバムを作ってください。

まぁ、こんな気分次第に成り行きまかせ、風まかせな、噴飯モノの解説を、印刷物としてCDに入れるなんてことはないので、ウチのリリースにはライナーとかが入ってません。うん。これでひとつ謎が解けたね。いや、ホントはブックレットに金かけられないだけなんだけどね。


2009.7.26. HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS Ku-ge

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