High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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NO LABEL -FOR BAD COUNTRY-


普通、一般的にみると、パンク的にもメロディック・ハードコア的にも、未知の国であろう東南アジアはインドネシア。私自身、この国の他のバンドにも明るくないし、そんなシーンとかを饒舌には語れませんが、このバンドと契約してからというもの、私や、私のレーベルのマイスペは、もうインドネシアからのリクエストが著しく多いです。実際の感触では、高速メロディックといった音楽性を持った良いバンドとかまだ埋もれてそうだし、そういうジャンルにかなり熱心なリスナーも多いみたいですね。

まあそんなわけで、およそ無名のバンドが多い中、さらに未開の国であったり、母国語のバンドであったりとか、まさに冒険以外のなにものでもない感丸出しの、ジャングル・フリチン・ハイキング・シリーズ。まあ、ジャングルにフリチンで入るからにはそれなりの覚悟はしないといけないわけですが、およそ商売的にあまりにも無防備な上、通常モードでも、パンツ一丁でピクニックくらいの勢いなので、まあ、全身血だらけになるわなそれは。まあ、レーベル始めて一年目、なんも考えずにリリースする国のバンドではないことは確かですが、なんか出したかったんよね、こういうのもってのが正直な話です。
このNO LABEL自体はインドネシアでもかなりのベテランで有名な部類のバンドだし、Interpunkとかでも買えてたしで、知ってる人は知ってたり、この界隈なら持ってる人もかなりいそうで、それがさらにリスクを加速させるなとかは思いましたが、なんか本家は廃盤や売切との噂もあるので、まあ、やってよかったのかもなとか。まあ、ほんとウチの在庫は切れることはなさそうなんでアレですけどね。

NO LABELは、1997年にインドネシア、ジャカルタで前身のバンドを結成。 NOT AVAILABLE、BAD RELIGION、 NOFX, REFUSED、SATANIC SURFERSといったバンドに影響を受けているそうです。そのように'90年代後半から、かなりの長きに渡り、インドネシアのパンク・シーンを牽引してきたNO LABEL。おそらくはインドネシアでも高速メロディックのバンドとしては先駆のバンドであったと言えるでしょう。2000年に10曲入りの1st.アルバム"huaaa..!!"をリリース。そして、2007年に、バンドとしても円熟味を増し、色んな部分でパワーアップしたともいえる、この2nd.アルバム "For Bad Country"をリリースします。2009年には彼らの憧れでもあったNot Availableとも共演しているようです。

爽快な高速インストナンバーから幕を開ける本作ですが、ガチッ速早漏ナンバー、正統派高速メロディック・ナンバー、アップ~高速フック・ナンバー、また高速ナンバーといった具合に、もう立て続けに高速メロディック・ハードコアをオンパレードしてくわけですね。
歌詞のほうは英語中心でありつつ、母国語の曲なんかもはさみつつという具合ですが、かなり粘ったるい感じに英語を発音したりする感じなので、そういう部分は日本のバンドとか、英語圏ではないお国のバンドの歌い回しに似てるかもしれません。また、そういった部分に余計に湿気を帯びた個性を感じるのかもしれません。
彼ら自身のサウンドは一聴すると、やはり'90年代のSWEDENメロディック・ハードコアや、その他の欧州高速メロディック、また、'90年代の西海岸サウンドといったものを彷彿とさせてくれますが、その質感とっいったものは、昨今の南米などのメロディック・ハードコアのバンドにも近い部分も感じたりします。それは、前述したような湿気といったことで、彼らの持つそれは欧州のバンドの持つようなある種の冷たさなどを感じる湿度ではなく、ブラジルやペルーのバンドなどが持つ、独特の熱帯雨林的な湿度ではないかと勝手に思ってますが、かと言ってそのものスバリ南米系というわけではないし、アプローチ的には'90年代のそれだったりで、でもそんなにカラッと明るいわけでもないし、哀愁を前面に押してるいうわけでははないという。
なんか湿り気とかでバンドを語っちゃうから、もう、何言ってんだかわけわかんなくなってんじゃないのかって感じですが、その何とも形容のしがたい湿度こそ、インドネシアのパンク、高速メロディックの特徴的な部分なのかもしんないねとか、思っちゃっただけです。また、かなり同ジャンル的にも雑多と言えば聞こえは悪いかもしれませんが、もう色んな要素を折衷して、余計に個性的になっちゃうといったような味わいだとか。それは日本などにも同様のことが言えるかもしれませんが、およそロックの本流や王道ではないお国は、いろんな要素を吸収しながら、その国の文化や個性を混ぜ合わしながら、独特の音楽性やシーンを形成していくのかもしれないなどといったことが、なんとはなしに頭にぼんやり浮かびます。日本で言えば、侘び寂びとかっていう、哀愁部分の表現は独特のものだと思うし、それはとても良いものだと思いますしね。また、このNO LABELにしても、日本で言うところのそれとは決して違いますが、明らかに翳りのような部分を持ってたりして、その高温多湿な哀愁はやはり、個性というしかないような気がします。
私自身、この音源をそれはもう、何度とはなく聴いたわけですが、正直、結構つかみどころがないといった部分が多いと感じるわけです。だからといって決して嫌いなわけじゃないし、むしろ好きだし。ただ、これ聴いていつもなんか妙に色々考えるし、とても興味深いなってことで。だからこそ面白いなと。
そんな中、ラストのおまけの一曲はなぜかピコピコ言ってるわけですが、インドネシアではこういうのも流行ってるんだろうか?なんかフレリクくるインドネシアのバンドも、こういうのが前面に押し出されたバンド多いんですよね。決してインダストリアルとかいうかっちょいいもんではなくて、失礼だけどもだめ~なYMOみたいなの。つか、インドネシアの人、すげぇみんなパソコン持ってるよね。う~ん、意外に近いのにやっぱ謎の国だ。いろんなものにフックが効いてる。

つか、通り一遍な解説もあれだしなとか思って、なんかけっこう普通に書きたいこと書きたいように書いてたら、妙におかしな具合に難読なもんになったかもしんないな。これ解説じゃねぇな。ま、いっか。自分もフックが効いたんじゃねぇのとか言ってみるし。
いや、NO LABELの"For Bad Country"はもっと純粋に楽しめる、普通の良い高速メロディックのアルバムですから。

2009.11.15. HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS Ku-ge

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