High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
SENSELESS THINGS -POSTCARD C.V.-
senselesspostcard

2球続けて、直球で勝負した後は、俺のとっておきの魔球を見せてやるぜっ、って投げたボールがスローカーブだったりする感もバリバリの、今や知名度も、人気も、再評価も皆無と言ってもいい、その音源も殆どが廃盤であろうことは想像に難くなく、かといって入手困難なのかと言われると、その辺の中古レコード店のワゴンの中にもありそうな感じですが、言っておきますぜ、ダンナ。この"Postcard CV"を見つけたら、買って損はないですぜ。なにせきっと叩き売られてそうですから。トホホ。と、俺だけ大好き、SENSELESS THINGSです。

当時、わざわざ日本くんだりまで出かけて来て、イカ天とかに出たりして、何かと話題を振りまきつつ、日本では東芝EMIから、その甘めのガキチックなルックスも伴い、というか、ガキ丸出しのようでしたが、いささかアイドル的、鳴り物入りな日本デビューを飾ったアルバムが、彼らの初期音源をまとめた、この"Postcard C.V."です。
そのライナーもなんだか、彼らのルックスや、立ち居振る舞いのことにしか、触れておらず、まったくライナーとして機能していません。また、インナーの裏にある、ファンクラブ会員募集、その名もセンセレス友の会(爆笑)の、なんともいえないイーエ~ンムアーイなトホホっぷりが、当時を偲ばせて少し辛くなります。「センセレスのどこが好きかを書いて下記あてに送って! -中略- いろいろ イイ事あるゾ。」って、マジですか!グレイツッ!!ションベンちびりそうだぜ!!ねぇ、かあさん、ハガキちょうだいってことに、パンクスはなりません。別の意味でイタい、バードランドなんかとともに、彼らも日本ではかなり、重症を伴うイタさを感じさせるプロモーションを展開されていました。というか、バードランドの方は本体もイタいような気が...ry
しかし、初期の彼らは、SNUFFやMEGA CITY FOURなどと、LIVEをやったり、コンピEPをリリースするなど、UKメロディック初期のアンダーグラウンドのシーンにも、大きく関わっており、また、そのサウンドも、アグレッシヴで、スピード感にあふれ、尚且つ、ポップなナンバーを披露していました。そのガキ丸出しの、パブリック・イメージそのままの彼らは、ある意味では、天然物のパンクで、また、その音楽性も充分に新しさを備え、パンク界に新風を巻き起こす予感と資質が、充分に垣間見れたのですが、残念ながら、ガキはガキのままで、思いつくままにその音楽性を変換していき、ついには、パンクというカテゴリーからも外れてしまったかのような、パンク・シーンにおける現在の評価の低さに繋がっていきます。

'89年リリースの本作は、イギリスで発売された10曲に、初期音源を追加した、日本編集盤だと記憶しますが、特に散漫な感じもなく、この頃の彼らの楽曲は、実にパンク・テイストにあふれているモノが多く、MC4よりも、断然高速感があります。また、パンクっぽくないテクニカルなベースも、ラインがウルサく、妙なアンサンブルを加えています。私はここのリズム隊結構好きだったりします。全体的にその音は、当時としては古臭さがなく、アプローチが新しく感じられ、そのイメージとは別の、しっかりした音楽性が見受けられます。また、楽曲も非常にメロディアスかつ、ポップで、スピード感も兼ね備えています。アルバム全体としても、曲調が高速とミッドとに使い分けられ、退屈せず聴ける仕上がりを見せています。ていうか、今聴くと、やっぱり少し遅く感じますね。でも、速い曲はカッコいいです。中にはハードコア的速度感を備えた曲もあります。速い曲ではないですが、"Too Much Kissing"という曲は、Travis Cutもカバーしてるそうです、私は聴いてませんけど。また、この曲は、彼らがイカ天に出演した時にも演奏された曲です。また、SNUFFも、このアルバム収録の、"I Want To Get Back"をカバーしています。初期のコンピEPに収録されている曲ですが、SNUFFのベストで聴けます。ラスト前、"I Want To Get Back"と次の、"You Don't Want Me"という、スピード・チューンのコンボが、個人的にはこのアルバムの山場です。
このアルバムをリリースした後、12インチや、日本編集盤をリリースし、その後、EPICと契約し、"First Of Too Many"('91)と"Empire Of Senseless"('93)、"Taking Care Of Business"('95)というフルレングスをリリースしていきますが、初期の勢いのあるパンキッシュさは、東芝EMI音源までで、英国本国メジャーデビュー後の彼らは、イギリスでは、そこそこのセールを記録したようですが、その若さも手伝い、その音楽性に実験的、冒険的要素を取り入れ始め、音楽的にパンクスが求めるサウンドとは、大きくかけ離れていきます。

初期は、私に大いなる期待を抱かせてくれたSENSELESS THINGSですが、後期はオルタナティヴへの傾倒が、如実に表れていき、というか、もうグランジそのままですよ、当時、注目を浴びていた。ホント流行りものが好きだなぁ、小僧は。まぁ、そういったところも実に、彼ららしい一面というか、もう、SENSELESS THINGSというバンドを体現しているので、そう言った意味では、時代を経ての再評価など、彼らにとっては、無用の長物なのかもしれません。

SENSELESS THINGS 1989 - 1998 http://www.senselessthings.com/

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。