High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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THE ABS -MENTALENEMA-
mentalenema

交代なんかするもんか、ボクはまだ、投げられるんだ!!ほら、もっと遅いスローカーブだよ~ん。と、UKメロディック特集を謳っておきながら、もはやストライクは初日の、LETHERFACEだけのような気が、しないでもないのですが(2日目はなんか自分的に暴投)、そんな私の投げつける大暴投を、ニヤリと笑って、バッター・ボックスに立ち、卓球ラケットで打ち返してくれるような人がいることを信じて、満を持して繰り出す、きっと誰かはホームランは、このThe ABSです。

彼らを初めて聴いて、何年が経ったでしょう。なのに、私ときたら、この"Mentalenema"の8曲と、テイチクの"Underground Rockers"という、コンピ収録の2曲以外、聴いていません。もう、2ndアルバムなんて、当時も今も、どこ探してもありゃあしませんよ。なのに、大好きでたまりません。
太く、深い、シンガロングなボーカル、ドライヴし、うねりまくるベース、イカすリフとカッティングが絡み合うギター、キメでは連打のパンクなドラム、そして、グッド漢メロディー、もう、パンクのカッコよさがここに極まれています。メロディー、スピード感(高速感ではありません)、ラウド感、どれをとっても申し分なく、ポップささえも持ち合わせちゃったりする、REZILLOSに男をふりかけたと言いましょうか、DICKISを進化させたと言うべきか、もう、この上なく、私の理想のパンク・バンドです。あぁ、もう本当にノークレーム、ノーリターンでお願いします。
彼らについては、Boggs(Vo.&G.)とRev(Dr.)が、ABS解散後に、LeatherfaceのDickie(G.)と結成する、DOCTOR BISON(1994-1996)の方が有名だったり、The Best Punk Rock In Englandさんか、眠るさんくらいしか、取り上げているのを見たことがありませんが、また、TRIGGER HAPPYに続き、日本で一番語ってやりますよ、もう、誰の意見も聞きません。

The ABS、その結成は意外と早く、1980年だそうで、このアルバムのラインナップになったのが、'87年だとのことで、同年、EP"Grease Your Ralph"を自主制作でリリース、'88年に12inch.EP"Turbosphinct"をVinyl Solutionからリリース、以降、ファンジンのコンピや、その他のコンピに音源を提供しつつ、'89年にLinkレコードより、リリースされたのが、この"Mentalenema"です。国内盤はやっぱりのテイチクから、'91年にリリースされています。
もう、8曲なんて、あっという間に終わってしまいますよね。もう、さっきから、かれこれ10回ほど繰り返して聞いています。決して、今日的な高速感や、スピード感ではありませんが、やはり、何度聴いても飽きません。実にポップで、ハードドライビング・ロックンロールといった趣です。日頃、高速メロディック・ハードコアを聴き慣れている、麻痺気味の耳に、正常な感覚を取り戻させてくれ、パンク・ロックの意味を再認識させてくれます。
で、今思うのですが、当時感じた曲のテンポではないスピード感は、巧みに構成されたアレンジと、ドライブ感のある演奏もあるでしょうが、シンガロングに歌詞を捲し立てるボーカルによるところも大きいのだなと感じます。で、捲し立てているのに、メロディアスなのは、サビではテンポを落とし、グッと歌い上げたり、その深い声と相俟って、実にテクニカルな歌唱能力によるものです。また、その歌の隙間や、歌を邪魔することなく挟む、ギター・リフが、より一層、彼らの楽曲をメロディアスにしています。なにせ演奏全体が、あくまでもパンク的に巧いです。特に、3曲目の"Sweetest Kiss"という曲は、私が人生で聴いたミディアム・テンポのパンクでも、最高峰に位置します。もう、哀愁の塊が、カッコ良すぎて、死ぬまでに、一度は聴いておかなければいけない曲です。また、"Underground Rockers"の方に収録されている"Englebert Humperdrink's Racing Pigeon"という曲は、This is Melodic Speed Punkです。
メタリック・ハイスピードな、近代的メロディック・ハードコアだけを求める方には、物足りなく、縁遠い音なのかもしれませんが、このThe ABSは、ぜひとも若い方たちに聴いてもらいたいバンドのひとつです。すると、答えも自ずと見えてくるはずです。「メロディック・ハードコア」が好きなのか、それとも「パンクロック」が好きなのか。どちらかが嫌いでも、どちらも好きでも、誰も文句は言いません。良い音楽を聴き、求める自由は誰にだってあります。このThe ABSが、その中の一つであることは、自信を持って言えます。そして拘りや、垣根を越えて、パンクロックを愛してもらえればいいなと思います。

で、そんな皆さんにというか、私に朗報ですが、The ABSの全音源を叩きこんだ、究極盤がついに発売されます(号泣)!!その名も"Wop Bop a Loo Bop a Cough Wheeze Fart"。自主7EP、12EP、この"Mentalenema"、そして幻の2nd."Nail It Down"に、Peel Sessionの音源、未発表曲と、もう、その感激に涙無くしては語れない、Ultimateな2枚組。神様ありがとう!こんな素晴らしいものが、Amazonでだって、簡単に変えるなんて、なんて時代だ、まったく、生きててよかったです。というわけで、また、近いうちにこのABSについて語るかもしれません。あまり、気負うとLOST IN LINEのときのようになるやもしれませんので、自重します。
で、よかったらたまに私の、ウチのお店のお客さんのオモチャ検索エンジンと化している、横のAmazonアフィリの検索エンジンに"Wop Bop a Loo Bop a Cough Wheeze Fart"のタイトルを放り込んでいただき、なおかつショッピングなどしてもらうと、一層喜びが増します。溜まったお金は、店の仕入れなどではなく、私のパンクCDのために大切かつ有効に使われます。


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