High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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ALL -ALLROY FOR PREZ-
Allroy for PrezAllroy for Prez

All


Miloがまたも学業に専念(どんだけ勉強するのこの人)のため、活動を休止したDESCENDENTSのメンバーが、DAG NASTYのDave Smalleyをボーカリストに迎え、'87年に結成されたのが、このALLです。
'88年にアルバム"Allroy Sez"と "Allroy for Prez"をリリースしたのち、Dave Smalleyが脱退。2代目ボーカリストにScott Reynoldsが加入し、'89年"Allroy's Revenge"、LIVEアルバム"Trailbrazer"'90年に"Allroy Saves"、'92年"Percolater"とアルバムをリリースした後、Scottも脱退。'93年のアルバム"Breaking Things"で、シンガーにChad Priceを迎え、'95年"Pummel"、'98年"Mass Nerder"、'00年"Problematic"とアルバムをリリースし、現在に至るのですが、近年は目立った動きもなく、また、ボーカルにScott Reynoldsが再加入するとの噂もあったりと、何かとはっきりせず、あまり動向がわかりませんね。

ALLは、DESCENDENTS時代のサウンドをさらに、ポップかつ、メロディアスに、より分かりやすい形で、その楽曲に反映させ、爽快感さえ感じさせる、ポップでメロディアスなナンバーも多く、現代の若いポップ・パンク、メロディック・ハードコアといったバンドの多くは、DESCENDENTSよりもむしろ、ALLに影響を受けたといったバンドの方が多いのではないでしょうか。しかし、分かりやすくなったとは言うものの、ALLの初期から、中期あたりまでは、DESCENDENTS時代にも見せていた、実験的な要素を多く含んだ、ある意味難解なモノもかなり含まれており、また、1分に満たないハードコア・チューンなども、やってみたりと、その実験的アプローチといったものは健在で、彼らのサウンドへの拘りのようなものが、常に窺えるのは、DESCENDENTSから、彼らのサウンドを好む人にも、それを進化、発展させた形であるとして、ハードコア的要素が多少減退したとしても、好意的に受け入れられているのではないでしょうか。特にChad Priceをボーカルに迎えて以降の作品は、アメリカン・ロック的要素も多分に顔を出し、私自身は、かなりDESCENDENTS時代との、差別化といった特徴的な部分として、ALLとしてのサウンドを確立しているように思います。ともあれ個人的には、歴代3人のボーカリストの中で、Chad Priceの野太く深い、アメリカンなボーカルが一番好みだったりして、"Breaking Things"とか、"Pummel"とかは、DESCENDENTSから変わったよなぁとか思いつつも、非常に大好きな作品だったりもします。

ALLのアルバムを一枚上げるというと、非常に迷ったりもするのですが、前述したようにChadのボーカルが、好きなので、それいきたいなとか、Scottだとどれだ?"Trailbrazer"がLIVEなのに超いいよね、だとか、もう本当に迷ったりするのですが、やっぱ圧倒的にガチだったりするのは、この"Allroy for Prez"だなとか思い、これを取り上げることにしました。全曲通して好きなアルバムです。
私自身あまり使いたくない言葉というのがあって、メロディック・ハードコアを略して「メロコア」と言うのとか、まぁ、たまに使いますけどね。中でも「捨て曲無し」といった、もう最大級のアルバム賛辞の言葉とかが、そうなのですが、「捨て曲」はありますよ、けっこう。どんな良いアルバムにおいても。もう、この曲さえなければとか思い、飛ばしちゃったりするのが。SNUFFとかSTRUNG OUTでも。そのSNUFFの"Reach"は限りなく、「捨て曲無し」という表現に近いのですが、私が持ってるのが、テイチク日本盤なばっかりに、ボートラが全捨てだったりします。シングルとか単体で聴くととても良いのですが、"Reach"の後には聴きたくないなという。まぁ、変な拘りです。私が「捨て曲無し」とか使うことがあれば、それはもう、かなり死ぬほど誉めてる感じです。とまぁ、話は横道に反れましたが、そんな私にとっては大それた表現だったりする、「捨て曲無し」というのに当てはまる、数えるほどしかないアルバムの中の一枚が、けっこう"Allroy for Prez"かもしれません。ただ、パンク的にとか、ハードコア的にとか言っちゃうとまた、変わってきますがと、またも変な拘りが、顔を出してしまいそうですが、もう、いいや、捨て曲なしで。"Allroy for Prez"は、いつ聴いても、トラックを飛ばすことなく、8曲20数分を実に爽快に聴けてしまうのは事実なので。
もう、"Just Perfect"と、"Skin Deep"のコンボから、いきなりヤラレてしまいます。この2曲とか、"Wishing Well"、"postage"とかといった、軽快かつ、爽快な疾走チューンは好きすぎます。もう、ALLのゼンマイをグリグリ巻いた上に、ゴムで引っ張って飛ばしたような速度感は、気持ち良くって本当に大好きです。音の作り方や、リズムの噛ませ方が、本当に巧いなと感じます。その軽快でタイトな演奏は、"Son-O-Qua"のような、どちらかといえばどうでもいいかもしんない感じ(つか自分的に捨て曲じゃん!!)のインストでさえも、一気に聴かせてくれます。また、ALLはそのメロディーも、たまらなく良いものが、どのアルバムにも収録されてると思いますが、このアルバムの曲もそれが非常に多いです。また、DAG NASTYのときや、DOWN BY LOWのときは、不思議とあまり感じることはないのですが、Dave Smalleyは、甘い歌声なのだな、とか思い、実に甘く、切なくいい感じの歌を歌ってくれます。複雑で難解なアプローチが極力抑えられ、ALLのポップ・チューンが満開のこのアルバムは、本当に気持ちがいいという表現がピッタリくる大好きな作品です。

DESCENDENTSのときもそうですが、ALLもその後のアメリカのみならず、世界のメロディック・シーンに大きな影響を与えています。
しかし、自分的には、ALLはパンク的にどうなのよ?とかって、考えも頭をもたげたりもするのですが、それを補って余りあるほど、良い曲と良いサウンドを展開する、ALLはやはり大好きなバンドですよね。

ALL Official http://allcentral.com/
ALL MySpace http://www.myspace.com/all

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