High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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SNUFF
Snuff SaidSnuff Said

Snuff


FlibbiddydibbiddydobFlibbiddydibbiddydob

Snuff


パンクシーンもさほど賑わってはいなかった、80年代も終わりにさしかかる頃、圧倒的スピード感と、哀愁のフレーズを携え、SNUFFはシーンに衝撃の登場を果たしました。
SNUFFは1986年に結成され、1991年に一時解散後、メンバーチェンジを経て、現在も活動を続けているイギリスのバンドです。現在のメロディックハードコアや、UKメロディックという言葉も、このバンド無くしては、生まれなかったのではないかと思うほど、彼らが示したスタイルは、革新的だったと思います。
彼らの最大の功績は、それまで多くのバンドが、試行錯誤を重ねた、本来、相容れるはずのななかったはずの、「メロディー」と「ハードコアパンク」を、シンプルかつ、分かり易く、いとも簡単に整合してみせたところだと思います。

メロディアスな曲を、超高速で演奏する。80年代のアメリカに、そういった手法を、実験的に取り入れて、後のメロディックHCや、グランジなどの、オルタナティヴシーンに、大きな影響を及す、HUSKER DUという、バンドがいました。SNUFFも、そのHUSKER DUの影響を、少なからず、インタビューなどで語っていました。HUSKER DUは、その演奏技術もさることながら、ABRASIVE WHEELSなどを、さらに発展的な形で、昇華させた音楽性を持っていました。しかし、彼らの多くの楽曲は、先述した実験的試みが、全面に押し出され、それは、リリースするアルバムごとに、違ったアプローチを見せるため、それ故、難解な印象を拭えませんでした。つまり、少し乱暴な言い方かもしれませんが、HUSKER DUは、パンクスに、圧倒的な支持を受ける曲も書きますが、それと対極の、パンクスには見向きもされない曲も書いていたということです。

SNUFFが用いた手法は、パンクやメタルが持つ、重厚なサウンドや、ギターフレーズに、楽曲が持つ、メロディーを損なうことなく、高速で演奏するというものでした。そのシンプルな回答は、実に明解でした。そこに、難解さなどは微塵も無く、むしろ、日頃ロックに慣れ親しんでいる人であれば、万人受けするであろう、素直にカッコいいと呼べるスタイルでした。
誰もが耳にしたことがあるであろう、ポピュラーな曲を巧みなアレンジで、カバーするセンス、そして、なにより、オリジナルの楽曲の、卓越したライティングセンスも手伝い、SNUFFは多くの人たちに、愛されるバンドになったのだと思います。

1989年にデビューEP、"Not Listening"をリリース、1stアルバム"Snuff Said..."そして、2ndリリースのミニアルバム"Flibbiddydibbiddydob"と立て続けにリリース、その噂はたちまち日本にも聞こえてきました。超高速の楽曲に、哀愁を帯びたメロディーが乗る、そのセンセーショナルなスタイルは、当時の雑誌などで、Hardcore meets The Jamなどと、形容されていました。
インターネットなどの手段が、皆無だった当時、ストリーミングなどあるはずがないので、気軽に聴きたいモノは聞けません。まして、地方に居住する私には、通販でコツコツ買う以外、パンクのレコードや、CDを入手する手段がありませんでした。輸入盤も今ほど手軽に入手できない時代、DOLLなどのパンク雑誌で、そのまだ見ぬバンド"SNUFF"の評判や、絶賛の記事を見るにつれ、早く聴きたい焦りと、溢れんばかりの、期待が高まっていきました。
そして待つことしばし、ついに、1991年2月1日、テイチクから、この"Snuff Said..."と"Flibbiddydibbiddydob"の2枚が、日本盤として、同時発売されました。ありがとう、テイチクさん、ほんとうに、ありがとう。
そして、初めて聴いたSNUFF。それは、私の異常なまでの期待を裏切ることなく、まさにDAMNED以来の衝撃でした。当時味わった、その高速感たるや、今までのどんなバンドをも凌駕する、超高速と呼ぶに相応しい、圧倒的なスピードでした。そして、抜群のメロディー。
低く、地を這うように、緩やかに疾走するオープニングナンバー"Words of Wisdom"で幕を開ける、"Snuff Said..."。"Not Listening"の哀愁漂うメロディー、そして当時では、耳にしたことのない程の超高速ナンバー"Too Late"。その他、収録されているナンバー、そのどれもが、今まで出会ったことのない、アレンジやアイデアで、埋め尽くされていました。そして、"Flibbiddydibbiddydob"における、幅広い、音楽性を物語る、そのカバーのセンス。私が、SNUFFに、たちまち魅了されたのは、言うまでもありません。


当時、私はバンドをやっていて、少しゴタゴタがあり、活動中止の状態でした。その時、聴いていたのが、このSNUFFでした。SNUFFは、そんな私に、もう一度トリオバンドとして、活動を再開する、エネルギーや、アイデアを与えてくれました。曲を作る時以外、持ったこともなかったギターを、弾きながら歌えるようになったのは、SNUFFみたいなバンドがやりたいという、一心だったように思います。で、すぐ後に知ることになるんですが、SNUFFはドラムボーカルであるという、オチがつくのですが...
SNUFFも、DAMNEDと同じく、パンクを聴き続けていることに、大きな意味をもたらしてくれ、人生を変えてもらったバンドのひとつです。
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