High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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NOFX -RIBBED-
RibbedRibbed

NOFX


一応、今回でルーツ・オブ・USメロディックも、ひとまず完結させようかといったところで、そのトリといったら、NOFXだろうかということで、NOFXです。
多くの若いメロディック・ハードコアのファンやフォロワーには、このNOFXこそが初パンクだとかいう人も少なくないように思われます。とはいうものの、これまた私的には、若い方たちのように、それほど思い入れとかないわけですが、この"Ribbed"から"Punk in Drublic" あたりまでは、本気でいいアルバムだし、少しは思いいれもあったりするのでかなりイケる気がしないでもないです。ちなみに以降、"Heavy Petting Zoo"とか、なんかどこいっちゃてるかもわかんないし、ここ最近のアルバムは、一回聴いたっきり、2度と聴いてないモノとかあったりするので、まぁ、なにかと、NOFXファンの方には、そんなヤツがNOFX語るなよ的な、意見もおありでしょうが、何分、USメロディックのルーツ、それもこと"メロディック・ハードコア"となると、欠かすことのできない、重要かつ大きな存在になってしまったバンドなので、やらさせていただきます。書いてる当人としては、いつぞやのように、そんなイヤイヤではなくて、けっこうノリはいい方に向いてると思います。

NOFXは1982年、カリフォルニアで結成されたパンクバンドです。現在、メロディック・ハードコアにおいて、西海岸サウンドだとか、西海岸直系だとか、そういった表現を用いたりするのは、そもそも全部、彼らの影響におけるものだと認識していますし、また、米国の若者の、カルチャー的な部分でのパンクのスタイルや、アティテュードといったものにおいて、その普及に関しては、おそらくNOFXの右に出るものはいないだろうと思えるほど、現代のUSパンクの普及と、貢献度には、偉大な功績を誇っているバンドであると認識しています。そしてメロディック・ハードコアという、カテゴリーにおいては彼らこそが本当の意味で、その草分け的存在であるかもしれないと思えるほど、メロディックな高速のパンクを、近代のメロディック・ハードコアとして、確立させ、世界中に普及させたのも、彼らの存在が大きいのではないでしょうか。
と、ここまで誉めておきながら、なんで私があんまり思い入れといったものが無いのかというと、彼らの1st. "Liberal Animation"('88) (同年"Maximum Rocknroll"は後付感バリバリなので、個人的にカウントしません) は、なんかチャラかったり、うるさくて好きじゃなかったのと、次の"S&M Airlines" あたりは、本気でメタルが好きそうだと感じたのと、90年代近くなんて、もう、私自身、かなりバンドのキャリア積んでて、なんか若ぇの出てきて、奇をてらったことやりやがって感があったかもしれません。そして、何よりFat Mikeのボーカルがあまり好きではありませんでした。
そんな私の、当時の彼らに対する認識を少し変えさせてくれたアルバムが、この'91年の"Ribbed"でした。
このアルバムでは、前作で感じた本気のメタル臭さというものが、激しく減退して、メタリックなリフも、非常に近代的なメロディック・ハードコアのような印象に変わり、何よりメロディアスさが増し、全体的にもパンクとしてのエネルギーや勢いというものが感じられ、また、真剣な音楽性というものも感じ取れました。ある意味、彼らのおフザケというのは、ひとつの味であるとは思いますが、このアルバムにおけるおフザケといったものは、以前のそれとは違い、変な言い方ですが、ガキの遊び感覚ではなく、ちゃんとフザけられるようになったという印象です。スカフレイバーな曲など、新しい表現も展開しています。今聞くとかなりバラエティーに富んだ楽曲と、楽器や演奏の数々を駆使していますが、実験的な試みも分かりづらさがなく、ポップ感覚にあふれ、楽しく聴けます。また、そのスピード感は、当時のBAD RELIGIONとかと比べても、NOFXのほうが、遥かに近代的な高速感を持っており、新しさを感じさせ、それこそが彼らが、若者に圧倒的な支持を受ける要因なのではないでしょうか。

このアルバムの前後にNOFXというバンドの音楽性、方向性といったものが完全に確立されていったと思います。また、そういった全体的なバンドとしての質の向上は、特に音楽性においては、次作以降ギタリストとして加入する、多才な楽器演奏と音楽性の持ち主である、El Hefeの存在も大きいのではないかと思われます。それまで非常に出入りの激しかったメンバーも、現在に至るまで、不動になったというのも、全てにおいて、自分たちのスタンスや音楽性が見えている証拠なのでしょう。
そして、同時期、Fat Mikeは、自らのレーベル、Fat Wreck Chordsを立ち上げ、LAG WAGONを筆頭に、NO USE FOR A NAME、STRUNG OUT、GOOD RIDDANCE、PROPAGANDHIといった、アメリカ、カナダのメロディック・ハードコアの超一級とも呼べるバンドの作品を、世界に流通させていきます。また、SNUFFや、GOOBER PATROL、WIZO、といった、ヨーロッパのバンドのリリースや、メロディックのルーツといったバンド、DICKISや、DESCENDENTSなどのリリースと、メロディック・パンク/メロディック・ハードコアの、世代、地域、ともに幅広いリリース活動を展開していきます。Epitaphなどと同様に、圧倒的に優れた流通を誇る、そのディストリビューションの手腕は素晴らしく、世界各国のメロディック・ハードコアのバンドや、ファンに多大な影響を与え続けています。

とまぁ、書き進めて行くうちに、やっぱ偉大なパンク宣教師ですよね、NOFX。とか思ったりして、少し改めて感心したりもしつつ、"White Trash, Two Heebs and a Bean"('92)だとか、 "Punk in Drublic"('94)とか、改めて、またいつか書いたりしていいですかね?とかも思ったりしてます。
NOFXは、いまだにその動きに、パンクのアティテュードやスタンスといったものをバリバリに感じさせているバンドだとは思うのですが、それをもう少し作品にも回してもらえないでしょうか、とかってのは少し思ったりもする、今日この頃です。

NOFX Official http://www.nofxofficialwebsite.com/
NOFX MySpace http://www.myspace.com/nofx
Fat Wreck Chords http://www.fatwreck.com/

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