High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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NOT SO YOUNG,emit,FROM THE TRACKS -STRONG REACTION Ⅱ-
DQC-814 160

独自のスタンスとアティテュードを持った国内外のメロディック・パンク・バンドの新録を集めた、メロディアスかつストロングな超硬質メロディック・ハードコア・パンク・スプリットというコンセプトの元にスタートしたこの"STRONG REACTION"というシリーズ。その第二弾は、名古屋の高速メロディック、BELLS ON RECORDSのNOT SO YOUNG、高速かつエモーショナルな味わいも携えた東京の新鋭、emit、そして、ウチのバンドでもでも最高速といえる、スウェーデン発高速テクニカル・メロディックFROM THE TRACKSという、 メロディック、メタリック、テクニカルな3バンドがライナップということになりました。
今作はより近代的な高速感といったものを主眼に、そこに近代高速になくてはならない要素になってきた感のある、テクニカルさであるとか、メタリックな要素も加味した、前作とはまた一味違った、近代メロディック・パンクの在り様を、三者三様に表現できるバンドということで、この3バンドにお願いした次第です。

まずはNOT SO YOUNG。MISLED BALDSと共にBELLS ON RECORDSを代表する彼等。オリジナルメンバーでバンドの中でも重要な役割を担ってきた70KIDS脱退後、新たなメンバーを迎え、新体制となっての初の音源となります。もっとも、作品的にはこの新体制での音源というのは、11月に発売された"DIFFERENCE IN THE SAME PLACE"というsplitで既に披露済みですが、録音時期的にはこちらが先の音源です。
さて、その新体制で再スタートを切った彼等、当然のようにその圧倒的な高速感や勢いといったものは、一聴していただければわかるとおり、決して損なわれていることはないと思います。そして、そのメロディアスさは、メインボーカルの歌い回しもよりメロディアスにといった姿勢が窺え、メロディアスな部分はより前面に出るようになったのではないかと感じます。また、より近代的なプログレッシヴさといったものも感じていただけるのではないでしょうか。"Concealment society"のような、これまでになかったようなアプローチも特筆すべきところであると思います。緩急織り交ぜ、この界隈では、もはや中堅どころ、そして今後はその中核を担っていかねばならない存在となった懐の深さといったものを表現してくれた4曲です。

emitは、近作の当レーベルのコンピ、"HIGH-SPEED-FLOWER VOL.3 -TOO FAST EVERYWHERE-"の中でも、最も話題になったバンドのひとつです。そのテクニカルさ、ドラマチックかつエモーショナルな曲展開から、彼ら自身もフェイヴァリットなバンドであるSUNSGRINDを彷彿とさせてくれる、若手の再注目株といえる、今後、私が最も期待を寄せるバンドのひとつです。
彼等もメンバーチェンジなど、アクシデントがありながらも、最新の新録を3曲提供してくれました。"Insane"、"What a shame"は、当然の如く、その抜群の高速感、エモーショナルっぷりといったものを遺憾なく発揮、2分少々または2分を切るという時間ながら、その短さを全く感じさせない、実に様々で豊富なアイデアを放りこめるという、楽曲の高い完成度、その彼等の実力のほどが窺い知れると思います。そして彼等の楽曲としては大作といった部類ともとれる"Act"では、冒頭からエンディングまで、そのドラマチックな展開といったものを存分に堪能させてくれると思います。いや、まあ、しかし、本当に色々と完成度が滅茶苦茶高いバンドなのだなと、一緒に仕事をして、再認識しました。

そして、おなじみのFROM THE TRACKS。その初期の音楽性やアプローチの難解さから、とっつきにくいといった感もこの日本ではあるのかもしれませんが、彼等の新作、"THE GREATER DISTANCE"以降、よりシンプルに高速にメロディアスにといった路線で、近代メロディック・ハードコアの旨味といったものを全開に感じさせてくれるバンドになってきてると思います。
本作に於いても、その"THE GREATER DISTANCE"以降の路線を踏襲する、表向きには難解さといったものを感じさせない、近代メロディック・ハードコア・ナンバーを4曲収録です。ま、しかし、昨今の彼らにはなんか爽快感といったものさえ感じるようになった気さえしますね。こういったsplitとかでは、最も無茶しそうなイメージですが、意外にもこの3バンドの中で、最もストレートにメロディック・ハードコアという印象を受けるのは、実に面白いなと思います。
蛇足かもしれませんが、私的には、欧米での高い評価や高い知名度からすると、日本でもっともっと売れてほしな、知ってほしいなというバンドなのですよ、彼等は。

と、まあ、そんなわけで2011年というのは、日本にとって「激動の」とかって付く年になりましたが、相も変わらず、この業界には厳しすぎる風が吹いており、これから先はさらにペンペン草も生えないようになっちゃうんじゃないかって気さえしてくるのですが、まあ、ほんとセールス云々別にして、このSTRONG REACTIONってシリーズは、私自身、前作、今作共に、途轍もなく良いモノ作ったな俺、とかしか思っておりません。そりゃあもう、買わない人がおかしなくらいしか思ってないのもまた事実。
まあ、金無いのもわかりますよ、メロコアとか飽きちゃったとかいうのも、そりゃあそれでしょうがない。ま、しかし、どんなにシカトされようが、来年も続けてきますからねウチは。まずは今年の締めくくりにこの絶妙な一枚を買ってください、と、切に願うわけであります。

2011.12.6 HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS Ku-ge

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