High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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PSYCHOMANIA -HighSpeedFlower-


高速メロディックとかみんなもうどうでもいいんでしょうし、まあパンクはおろか、流行りのモノ以外の音楽全般、CDとかも全く必要とされなくなった感バリバリの昨今ではありますが、ま、そんな中、空気が読めないクソレーベルは、相変わらずのスタンスでリリースとかしちゃいますよ。あまつさえ、ついに自分のバンド。
レーベルのリリースとしては前作の超近代的メロディックハードコアsplitから趣もかなり違う、1987年式高速哀愁パンク、高低差あり過ぎて耳キーンってなるわって感じ?ま、とはいえ、そこは国内最速を目指すウチなんで、いつもどおり、ブチ飛ばしてカチ飛ばしてますから。
そんなわけで、1987年に大分で結成されたPSYCHOMANIA、唯一のオリジナルメンバーであんまお友達の少ないKu-geちゃんが、新ギタリストにex.PATLASHのシゲちゃんを迎え再起動、結成25周年を記念してお送りする、15年ぶりとなるフルアルバム"HighSpeedFlower"。あ、25周年とかって最近気づいたんで後付けサクサク。

そんなこんなで、まあ、過去の自分の作品、色々とああすりゃよかったこうすりゃよかったとか、今やってみたらどうなんだろうなとか、そういうのも常々ありまして。つか、まあ要は、ボクちゃんのPSYCHOMANIAのCDもちゃんと納得のいく形で出せて、あまつさえ全国どこでも買えて、なおかつ私自身が楽しめちゃえればそれでオッケーという感じで、もう調子ん乗って16曲くらい録っちゃいましたよ、ええ。
ましかし、んなこと言いつつ、なにせ仕事のほうは、このチンピラバンド史上、これまでにないほどキッチリとやったつもりですよ。こんな時間かけてレコーディングしたこともあまりなかったですし、ものぐさな私が歌とか何回も録り直したりするのは、本当に初めてのことなんじゃないかなとか。
で、ウチの元メンバーでもある、BEYONDS/HUSKING BEEのテッキンこと工藤哲也くんにベースを5曲ほどプレイしてもらったり、FREEGAN/MasterplanBのKei Ishikawaくんに楽曲を提供してもらったり、アナウンスの文章をBells on recordsのLOUIE氏にお願いしたり、コネものほうも全開でフル稼働。また、DOUBLE BOGYSのカバーやらせてもらったり、メンバー共通のフェイヴァリットアニメ(笑)、けいおん!のエンディングテーマのカバーとかやってみたり、過去のリテイクのみならず、カバー、新曲含め、充実のボリュームでお送りさせていただきますって感じなわけです。

レーベルの性質上というか、私の嗜好そのものと言いますか、まあ、高速ってものにそりゃあ並々ならぬ変質的な拘りとか毎度見せちゃうわけで、んで、それが今回自分とこだしで、なおさら、現代テクノロジーとかを駆使して際限なく加速とか追求したいとか思ってみなくもなかったのですが、変な色気出して近代的な高速感とか金属感とか出したりとかすんのはやっぱらしくないなと。それこそ近代の流行寄りのメタルだかパンクだかわかんねぇことしちゃうのとかもなんか違うしと。
そんなわけで、過去の作品と比べ、明らかに新しいサウンドにはなってると思うのですが、あくまでもあの頃のサウンドの延長線上にある、いい感じの高速感っていうのを心がけたつもりです。あくまでも僕らの思う僕らの速さで全編飛ばしまくってみたつもりです。
また、どこかしらの古さや懐かしさや、その今風ではないアンダーグラウンド感だったり、日本人独特の感性だったり、昔気質のパンク的ダサさだったり、もう全編に渡りオシャレとはほど遠い漢臭さだったり、そんな最近のバンドならきっと排除するであろう部分も、敢えて感じてとってもらえたらいいなと。
それにしても、仮に私一人でコントロールしてたとすると、先に言ってたような、際限ない加速に特化したり、かなり極端な仕上がりを見せていた可能性もあったわけですが、今作より加入のシゲ池嶋の思う、PSYCHOMANIAらしいサウンドやそのイメージが、私のリミッターになってくれたのかもしれません。本来の彼の領分のギターもそうですし、またその他のアレンジ面に於いても、私の作る楽曲に対してのその理解度はもとより、彼のアイデアの多くが、尊重できるものだったし、新たな指針ともなったし。
また、スタジオや機材、様々なソフトの調達、そして何より根気強く粘り強く、延々と続く作業に付き合っていただいた、もはや第三のメンバーといっても過言ではない、エンジニアの長松氏の尽力にも感謝の極みです。
もはや風化さえしてるはずだった過去の化石であるところの、このPSYCHOMANIAというバンドが再び動き始めるための、その原動力は、この二人が、私以上に担っているのではないかと。

そんなわけで、私自身にしか書けないこともあるだろうし、まあ、どうせだれも紹介とかしてくんねぇだろうから、圧倒的なボリュームで曲ごとの解説にゴー。
まずオープニングを飾るのは、"悪意という名の街"。この曲は今回リテイクした中でも最も古い曲ですね。オリジナルは全然ツタツタとかじゃないんですけど、今回、カチ飛ばしてブチ飛ばしてみました。狙いとしてはWILLARD meets 高速メロコアってイメージで。ベースはテッキンが弾いてくれてます。
次、"JUNKY BOP"。元々、こういうガキ殴り殺したりする歌詞とかが好きで得意なんですが、そういうの含めてまだ書き足りなかったし、もっとブチブチ殺したかったので、さらに破壊度を増幅させる2番の詞を書き起こして倍尺になってます。つか、倍になったところで結局2分ちょい(笑)。曲といい、歌詞といい、実にPSYCHOMANIAらしいブチ飛ばしナンバーと言えるかもです。
で、"メリーゴーランド"。先のコンピにもこっち入れようかと思ってたくらい、シゲちゃんの作ってきた元のアイデアとか途轍もなく気に入ってまして。コンピの時にも一回録ったし、けっこう何回も録り直したりしたんで、私の性格上、完全に飽きちゃってもいいんですが、それが不思議とあんま飽きないし、良い曲だなぁとか思っちゃう、自分が作った曲なのに、恥ずかしげも無く(笑)まあ、ホント、アレンジとか含め、自分でもとても気に入ってる曲です。
そして"Chainsaw"。1分以内カチ飛ばしで単純なコード進行の割にメロに起伏をつけてなんかわめき散らして終わらせようという、ま、コンセプトとか歌詞とかからして、結構どうでもいい曲なんですが、ある意味ではこれもウチを体現しているような早漏メロディック。
"東京スクラップ"はこれまたさらにエゲつなくてミもフタも無い歌詞を足したかったのと、珍しくミディアムな入口のこの曲の、後半をさらにブチ飛ばして加速とかしたかったので倍尺。やっぱり倍になったところで3分足らず。PSYCHOMANIAは基本3分以上の曲はめんどくせぇと思ってます、で、もうなんでもかんでもブチ飛ばすことにしてます。
でもって"気狂いピエロ"。もう歌いだしたのと同時に放送禁止。今作では最もオリジナルパンク的な料理をしつつ、元曲よりもシンプルにサクっと。DAMNEDチックなそのアレンジが気に入ってるし、そのルーツみたいなものを感てもらえればなと。そんな中も、アタマとケツにこの曲のなんともいえない退廃した世界観を如実に表現するシゲちゃん作成のSEがキモナイス。うん、テッキンのベースラインもカッコいいよね。欲を言えば、ボーカルとかにもっとアホみたいにエフェクトとかかけてグリッグリにこの世のもんじゃないくらいにしてやりたかったというのはちょっと後悔している。
そしてDOUBLE BOGYSのカバー、"道化の華"。大方の予想に反して2枚目の"MACARONIC SPIRAL"から、元曲はDOUBLE BOGYSにしては珍しいオルタナティヴの要素みたいなものを色濃く感じる楽曲なわけですが、いや、もう元からしてその歌詞とか私の思ってるとおりの趣や言葉のチョイスでして、今、僕らがやるならこの曲しかないなと。いや、当然のように元アレンジを破壊するブチ飛ばしぶりと、エスカルゴ氏とは似ても似つかないドスの効かせっぷりは、もう申し訳ないですというしかありませんが、入り口とかにリスペクトバリバリ。なにせ俺はDOUBLE BOGYSを愛してるからなっていう思いは感じて頂きたいという。同じくDOUBLE BOGYSを愛してるテッキンもベースをプレイ。
んで、"空華"。アルペジオを多用し5フレット以内で簡略化コードっていう私の弾いてる元曲のドス暗い印象と変わり、パワーコード主体でトーンが明るいリフとかも使ったりするシゲのギターとの違いとかが如実に表れてて、だからこその新生PSYCHOMANIAって感じですかね。
で、Kei Ishikawaの曲に私が歌メロと歌詞を乗せた新曲、"Anthill minus"。minusって付いてるんですよ、文字通り引いちゃってるから。原曲の持つ、彼ら世代らしさといった、近代メロディックの旨味のようなリフやアレンジを割愛し、より加速度に特化し、さらに短いものをより短くしてみるとアラ不思議、ほんとPSYCHOMANIAチックだよねっていう。いや、こういうイジリ方して、Keiくん本当は怒ってんじゃないかなって心配ではあるんですけど。
して"Still waiting"。歌詞は全面改装、尺的にも足して、構成もかなりイジったわけだが、やべーよ、なんか3分かなり越えちゃったよ。とまあ、パンクなのに3分越えの自分たちを責めたいところではありますが、間奏のギターとか気に入ってたりするし、時にはドラマチックにメランコリックな趣とかも醸し出してみちゃおっかなと思う中年たち。
で、唯一カチ飛ばしではない"Lost"。いや、もう全編死ぬほどカチ飛ばしてむしろ死ねばいいのにくらい思ってたんで、こういうの入れなくてもいいんじゃねぇかなとかも思ってたのですが、SNUFFチックにハモンド的なアレがやりたかったし。あと、テッキンがベース弾いたらカッコいいかなとか思って。あとまあ、起伏とかってのも大事だよねとか思って。
そしてコンピにも収録した"Sundance"のアルバムバージョン。ギターもひつこいくらいにエフェクト、ボーカルもあまっあまに歌う感じで、コンピのバージョンとはかなり違うイメージかもしれません。元々、帰ってきたウルトラマンの敗北の夕焼けシーンとか、わけわかんないもの連想しながら作ったんですが、まあ、それが哀愁ラブソングみたいになるというわけの分からなさもボクらしいね。
んでもって"Rise"。最初の叩き台をシゲちゃんが持ってきたとき、妙なピコピコ音とか入ってて、それがキモおもしろかったんで、やってもやらなくてもよかったんですが、結局録ってみました。が、結果そのピコピコもちょっと中途半端な感じがしたので割愛して、もうまんまシンプルなアレンジでストレート高速になってしまいました。ましかし、そういったピコピコ音とかのイカレた加工ってのは次作ではもっとカマしてやりたいなとか、そんな次作へのモチベーションかもしれません。
そしてタイトル曲、"HighSpeedFlower"。ご存じの方は少ないと思いますが、ウチの"HighSpeedFlower"ってのは元々別の曲がありまして、まあ、しかし、後にできた当時はタイトルの違うこの曲の元曲こそ、ああこの曲こそイメージ通りだぜ、これこそ"HighSpeedFlower"ってにしとけばよかったぜっていうのが常々ありまして、そういうのも込みで今回、歌詞も全面改修の上、"HighSpeedFlower"になりました。いや、書き直した歌詞はかなり気に入ってんですよね。言葉とか今風にアレンジしたり、そうしながらも日本的な風情をブチ込んだりしてみちゃったりして。まあ、自己満ですけど。アレンジの方はけっこう難産で、元曲のノリとかってどうしても機械にはできなさそうだし、ああでもないこうでもないと。ベースも元曲と同じくテッキン本人が弾いてるんですが、まあ、やっぱり当時のノリみたいなのとかとは少し違った仕上がりになりましたね。いや、もちろん気に入ってるんですよこれも。つか、サビにかぶるギターとか超好き。
で、けいおん!、"Don't say lazy"。つかこの曲いい曲だよねって、聴くのとやるのでは大違い、キーとか上で合わせらんないし。つか、最初からわかりきってたことだけど、こうして完成してみると、もう男が歌うとほんとかわいくねぇな。そんな、かわいい感とかは台無しで、初音ミクにでも歌わせればよかったとか思う半面、やってる本人はちょっと楽しかったりして。
最後は"Anthill"限りなくオリジナルバージョン。ギターもKeiくん本人のを使用。前述のminusと比べるとこの曲本来の旨味とか感じてもらえるわけですが、そういうのはCDで買って聴いてくれという、近代的な曲でありながら、配信には含まれていないという若者には不親切な仕様、そういうとこがPSYCHOMANIAらしさ。

そんなわけで、当初の予定では、1年に2枚もフルアルバムとか出したら超カッチョいんじゃね?パンクじゃね?とか考えてて、さらに新曲を足して、ガッツリ2枚分30曲とか録ってからたて続けに出すとか大それた考えもあったりしたんですが、きっと俺、途中で間違いなく飽きちゃって、もうやめよっかとか言いかねないし、まあ、そんなわけで、いい感じのとこで切り上げてキチンと一枚って感じになりました。
つか、コレもそんなに売れ無さそうだし、一年以内に次のヤツ出せるのかっつーか、レーベル自体に明日はあるのかっつー感じなんで、まあ、次のアルバムは一体いつ頃になるか見当もつきませんが、まあ一応は継続はしてくつもりです。だってここまで好き放題自分のやりたいようにやれるのもこのバンドだけだから。つか、演歌のカバーとかもやってみたいし、もっとグリッグリに他人のやらないようなことやってなおかつブチ飛ばしてカチ飛ばすという。そんな、やりたいこともまだまだ一杯あります。

最後に、BEYONDSのレコーディングもあり、またHUSKING BEEも再活動となにかと忙しい中、ベース弾いてくれたテッキン。曲提供してくれて、特典のボカロまで作ってくれたKeiくん。そのブレない姿勢が私のレーベルの指針ともなってるBells on recordsのLOUIE氏。カバーのお願いも快くOKしてくれたDOUBLE BOGYSの皆さん。そんな、この作品の制作に快く協力してくれた皆さんに心より感謝です。


2012.5.7 PSYCHOMANIA/HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS Ku-ge


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