High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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LAST RESORT - CANDLE OF SORROW


レーベルはじめてかれこれ4年近く、高速メロディック・ハードコア・パンクといったものに関しても、決してその状況が良くなってきたとは言えないわけで。それは今の音楽業界全般に言えることなんだろうけど、さらに元々の支持層自体が一般的な音楽に比べ圧倒的に少ないであろう、こういった日本のアンダーグラウンドのシーンの音楽ってのは、もう全てがリセットされてしまうのではないかとさえ思えるほど、その市場はおろか、そこに携わる人たち、そして聴く側の人たちも、やっぱ冷めちゃってるんだろうなとも思ったりもする。
しかしながら、そんな中でも、ウチにいるようなバンドってのはまだ出てくるわけだし、近くを見ても、もうウチよりもはるか昔から高速メロコア御用達のレーベルとして今でもまだガンガンに頑張ってるBELLS ON RECORDS、あくなきパンクの探究心を持ってアグレッシヴに活動を続けるCOCK SUCK RECORDSと、まだ熱い気持ちとか持ってる方たちがおられるわけで。こんな状況の中にあっても、そういう人たちがいるから、こういったサウンドやバンドもまだ後の世代へと受け継がれていくはずなんだよって、私もまだ思いたいわけですよ。だから、いいよ。いい歳しても別に恥ずかしくなんてないさ。バイトにだってなんだって行ってやるぜ。で、その金をリリースと飲み代にぜぇ~んぶブチ込んでやるぜ。
というわけで、私がバイトで稼いできた金でプレスした(笑)、仕切り直しの2013年一発目のリリースは、LAST RESORTの1st.フルレングス、"CANDLE OF SORROW" 。まさにウチが出すしかないだろうっていう、高速に哀愁に突っ走る一枚です。

彼らとのの出会いは、ウチのコンピの2枚目のバンド集めてる時かな。MySpaceかなんかで、そのドスっ暗くて、もうどこの国のバンドかもわからん感じのメロディー、そんな無国籍哀愁ぷりがやけに気になり、ここらのバンドならおそらくイデ氏あたりが専門だろうと思い、イデ氏を通じてコンタクトを取ったのがはじまり。
NO USE FOR A NAME、USELESS I.D.などに影響を受け、東京池袋を拠点に2008年04月結成。2009年、3曲入り1st.demo配布。 2010年"V.A. / HIGH-SPEED-FLOWER VOL.2"に参加、同年、2曲入り2nd.demo配布、12月には6曲入りのCDEP "No Real Freedom"を自主制作。2011年、" V.A. / HIGH-SPEED-FLOWER VOL.3"に参加。JET MARKET、STEVE RAWLES、Symphony Of Distractionといった海外の方々とも共演してます。

そんなわけで、そのLAST RESORTの初のフルレングスとなる今作、"CANDLE OF SORROW" 。新曲はもとより、彼等の過去の作品のリテイクも織り交ぜ、12曲入りの、現時点での彼等の集大成ともいえる一枚になっております。
そもそも彼等の1st.アルバムは、本来昨年の一月が当初の音源の締め切りで、昨年の暖かい頃に出す予定だったんですが、生真面目な彼らはその熱意も相俟って、その締め切りが大幅に遅れたわけですな。つか生真面目なら、締め切り守れよって話ですが、そこはそれ、それだけ渾身の一枚であると解釈していただければなと。
ま、余談ですが、彼等の納期がめっちゃ遅れたため、どうにも各方面にしめしがつかない私は自らのバンド、PSYCHOMANIAのレコーディング&リリースという暴挙に出ざるをえなかったわけですね(笑)。ま、それはそれで面白かったからいいんですけどね。
で、本題に戻ろう。まあ本作をリリースするにあたり、彼等の以前の音源とかと聴き比べちゃったりすると、やっぱその初期から比べ、全般的に洗練されてきて、その高速メロディック・ハードコアっぽさみたいなの?そういうのも、より近代的な趣みたいなのを携えてきたんじゃないのとか思っています。そういう意味でもリテイクのナンバーなどには、よりソリッドなイメージとかも顕著に垣間見れるのではないかと。
私自身は、その最初期の無国籍っぷりとかを考えると、彼等がこのような成長を遂げていくのは少々意外な感じもしないではなかったのですが、そもそもこういうサウンドを聴いている方の多くが、私のように極端な変態ではないわけで、この彼等の今の成長の在り様は、好意的に受け止められ、サクッと高速、ネチッと泣きメロ、シャキッとメタリックっぽさといった、この界隈で美味しいといわれる要素がより前面に押し出されたのではないかと思っています。
ま、欲を言わせてもらえば、ド変態な私個人としては、いや、もう、いっそどこの国のバンドかわからんくらいにもっとネバっとネチネチと湿り倒しちゃえとか、思っとるわけですけどもね(笑)
とか言いつつも、いわゆるUSメロディック・ハードコアとかを踏襲しつつ、やはり根源的にメロの端々が無国籍だったり、欧州的な翳りだったり、そういうとこは、近年のメロコア勢に比べ、やっぱ著しく個性的な部分って残ってるんだなと。また、彼等の言うところの、高速からテンポチェンジして、より一層泣きのメロディーを着た立たせるという、「泣き落とし」ってヤツも、この作品でも相変わらず全開で、全編高速にブチ飛ばしつつ、全編哀愁メロ満載な一枚に仕上がっていると思います。

つか、聴けば聴くほどに、私の大好きな暗がりで湿り気ってのは感じるんですよ、コイツらには。そらもう最近の近所や他所のメロコアさんたちに比べても雨の日に暗がりでヨーロッパってヤツ。てか、そこイキ過ぎると、もう、むしろインドネシアとかブラジルとかでバンドやったほうがいんじゃね?とかなっちゃうのに、そこがコイツラは適度な湿度と暗度を保ってるというね。その湿度や暗さってのが、不快な感じがしないっつう、そんなおかしなバランスでもって、高速に哀愁を紡ぎ出していくのが、このLAST RESORTの味と個性なんじゃないかなと、私は思っております。


2013.1.7 HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS Ku-ge

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