High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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BELVEDERE 1995-2005
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カナダの旅も佳境に入ったんだか、入ってないんだかよくわかりませんが、そろそろ音速番長にいきます。
現在のメロディック・ハードコアのシーンにおいて、彼らほど、世界中にそのフォロワーが多く存在し、高速メロディック・サウンドを愛する若者の誰からも、尊敬されているバンドは、現時点では、おそらく彼らが世界一の存在なのではないかと思うほど、近代高速メロディック・ハードコアのシーンにおいて、重要な存在として語られるバンドとなったBELVEDERE。Bells On Recordsをはじめとする、こういった高速メロディック系のアーティストも、多くのバンドが、彼らをフェイヴァリット・バンドに挙げ、インスパイアされたかのようなサウンドを有し、トリビュート・アルバムも企画されるほど、絶大な支持と人気を誇ります。

もっとも私自身は、彼らがシーンに登場してきたのが、90年代の後半と遅かったこともあり、既に中年の域に迫ろうかとの時期で、けっこうリアルタイムで聴いていたにも関わらず、微妙にその若者の熱中ぶりに、乗り遅れた感があり、今の若者たちのように、そのサウンドに心酔するということもなく、思い入れもあまり強いというほどではなかったりします。また、彼らのサウンドを初めて聴いたときの、私が感じた、そのたっぷりのB級感と、なんかまたエラい速くて、ウルせぇの出てきちゃったな的な、第一印象が、いつまでも拭い去れず、今に至っているのかもしれません。今の若い方たちからすると、ウソでしょ?という感じかもしれませんが、本当に当時としては、扱うお店的にも、リスナー的にも、その程度の扱いだったように思います。むしろ、ある意味、神格化されてるといっていいほどの現代こそ、こちらからすると、マジですか?という感じではあったりします。それは、SATANIC SURFERSなどにも、同様の感覚があったりもします。とは言え、それこそ時代や、世代の大きな隔たりがあるという話で、我々の世代がDAMNEDなどに衝撃を受け、それを狂ったような速さだと感じたように、現代の若い世代が、その初パンクが、BELVEDEREやSATANIC SURFERSで、やはりその今まで聞いたことのない速さに感動し、心酔するといった感覚は、もう、充分過ぎるほどに納得できます。そして、BELVEDEREが、今世界の高速フリークの若者から愛されているバンドだという事実も、充分に納得できます。私も、思いいれはどうあれ、BELVEDEREも大好きなバンドのひとつで、大好きなサウンドですから。

音楽が多様化された、現代のパンク・シーンにおいて、カテゴリーというものも確実に増えてきたというのは、以前から何度もお話ししていることですが、そのカテゴリーすらも多様化していく現代のシーンにおいて、本来枠組みに組み込み、総称するといったカテゴライズの意味とは逆に、その音楽性のみをとってみれば、パンクとメタルの認識に代表されるように、どんどんその隔たりが薄れ、パンク的でもあり、メタル的でもあるといった、またそれ以外の音楽性すら孕むといったように、カテゴライズされたジャンルの中でも、様々な音楽性が混在しているというのが、現代のパンクの特徴であると思います。そういった混在する音楽性の時代において、我々が若い時には、全く考えられなかった様な、パンクとメタルの融合といったものを、いとも簡単に、なんら拘ることなくやってのける、現代の若きパンクスたち。カッコいいものを、本当に素直にカッコいいと思い、それを昔よりも、器用に容易く表現するようになった、今の若者たちのニーズに、タイミング的にも、もっともそれにフィットしたサウンドを有していたのが、このBELVEDEREだったのではないでしょうか。その圧倒的な高速感とともに、メロディアスでさえある彼らは、それまでメタルを聴いていた若者、また逆にパンクだけを聴いていた若者、その全てを取り込み、そのハイスピード & メロディアスなサウンドで、そんな若者たちを魅了したのかもしれません。

BELVEDEREは'95年に結成され、'98年に1st."Because No One Stopped Us"をリリース。長らく入手の困難だった、初期のこのアルバムは、最近、Bells On Recordsより、再リリースされ、現在は容易に入手が可能になりました。なんだか、私的には、このアルバムが一番、普通にメロディック・ハードコアの一般的な要素を持ち合わせ、普通に表現している作品だと感じます。私がちょっと感じるB級っぷりといい、なんだかSATANIC SURFERSっぽいです。
そして、'00年、2nd."Angels Live in My Town"。この2作目から、ワイルドさやラウド感が増し、彼らの個性や、その他の追随を許さない、圧倒的な高速っぷりなど、向上した技術と合わせ、そのスタイルが確立されたのではないかと思います。そして、翌年の次作、"'Twas Hell Said Former Child"でも、そのスタイルはほぼ変わらず、徹頭徹尾の高速サウンドで、スピードで押し倒します。しかし、前作などもそうですが、やはり至る所にカッコいいリフや、良いメロディーといったものが、実にシンプルに、コンパクトに、しかもインパクトを持ってアピールしながら、顔を出してくるのやはりカッコいいのだなぁとかも、今聴くと思ってしまいます。
'03年にはDOWNWAYとのSplit、"Hometown Advantage"をリリース。BELVEDEREの収録曲は5曲ですが、これまでの方向性をさらに推し進め、メロディー、アレンジともにさらに完成度を高めた姿を披露します。本当に歌が前に出てくるような作りで、高速の中にもメロディーを大きく意識した作りの楽曲は、今後のさらなる彼らの方向性の現れだったのかもしれません。そして、'04年、"Fast Forward Eats the Tape"をリリース。このアルバムは"Hometown Advantage"のリテイク等も含み、まさにそういったメロディー重視の作りといったものが、彼らの作品の中でも最も色濃く、全面に押し出されていて、それまでやったことのなかったような、終始ミディアムテンポといった曲なども含まれており、かなりの意欲作で、アルバムとしての完成度も高い作品であると思います。当然、彼らの本質的な部分、圧倒的な高速感といったものを含む曲も多く含まれ、そのスピード感も極めて高く、本当に向上したサウンド・プロデュース、演奏とともに、非常にカッコよく表現されています。そこには既に彼らの初期に感じた、B級っぽさといったものは微塵も感じられず、まさにメロディック・ハードコアの横綱相撲を展開しています。そして、翌年の2005年、BELVEDEREはおよそ10年の活動に終止符を打ちます。

現在、Vo./G.のSteveは、Dr.のGrahamとTHIS IS A STAND OFFを結成し、精力的に活動を続けています。 "Fast Forward Eats the Tape"の延長線上のサウンドではあると思いますが、さらにメロディーを重視しているといった感じも強く、個人的には、やはり、BELVEDEREとはその質感に多少の違いは感じます。
徹頭徹尾高速といった、言葉の似合うバンドは、SATANIC SURFERSなど、やはり限られたバンドにのみ用いることが許される言葉で、それが許される数少ないバンドのひとつであり、まさにその言葉が最も相応しいのが、このBELVEDEREだと思います。その上、彼らは音速番長といった素敵な呼称まであり、もう、徹頭徹尾高速の音速番長とは、全くもって素敵にすぎます。
メタリックなメロディック・ハードコアといった括りに、よく引用されるBELVEDEREですが、私は彼らのサウンドが本質的に持っている、ワイルドさや、ラウド感といった、最近のバンドには少ない、模倣では表現できない、パンク感覚が、その超高速とともに実に魅力的に聴こえます。

BELVEDERE MySpace http://www.myspace.com/belvedere
THIS IS A STAND OFF http://www.myspace.com/thisisastandoff
Tribute to Belvedere http://www.myspace.com/tributetobelvedere

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