High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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COFFIN BREAK -THIRTEEN-


カリフォルニアから、シアトルへと進路を向けたはいいのですが、いきなりコレかよと、ここを見ている方の何人かは、そう思う人もいたり、また、自分自身にもそんな思いがあったりして、なんでかな~とか、思ったりしつつ、久方ぶりに聴いてみて、そのドッチラケ感に、ますますその思いが確信に近づきつつも、やろうと思ったんだから、もうしょうがねぇ、やっちまえ的な、このCOFFIN BREAKです。

シアトルといえば、グランジ発祥の地として有名ですが、サウンド的に、いわゆるパンク/ハードコアのバンドも多く存在し、そういった、グランジ、パンク、メタルに関わらず、その土地柄として、今で言うところのオルタナティブなのが、非常に多く存在し、シーンも盛んでした。その出世頭といえば、NIRVANAなんでしょうけど、そのNIRVANAも、初期はこのバンドのサポート・アクトを努めていたという、地元ではけっこう支持が高かったと思われる、このCOFFIN BREAK。シアトルには、パンク/ハードコアのバンドも多くいると前述はしましたが、このCOFFIN BREAKが、決してそうだと言ってるわけではありません。まぁ、パンクっちゃあ、パンクなのですが、なんと言ってよいやら、決して日頃ここで扱って、私がオススメしているような、高速メロディック・ハードコア・ファンのためのバンドでは決してなく、むしろ、グランジ好きや、ちょっと毛色の変わったメタル・ファンの人に、手放しでオススメするようなバンドです。今、"Crawl"聴きながら、本当にそう思い、パンクなのかさえも疑わしくなった、というか、パンクでもハードコアでも無い感がバリバリで、どうしましょうか?オルタナティブって良い言葉だな。

そのサウンドは、パンクと、メタルと、グランジが、まさに綯い交ぜになったといった表現が最も適しているといった、オルタナティブなサウンドです。しかし、ミクスチャー的だとか、そういうのではなく、本当に「綯い交ぜ」と言うのが一番であると思います。メンバー各人だとか、作曲者が本当に好きだったり、影響を受けたモノを全部ブチ込むと、こうなるのかなとか、今聴くと、本当にそう思ってしまいます。特に、初期からリリースを続けていた、C/Zから、Epitahへと移籍しての"Crawl"とかは、本気でそうです。ただ、このバンドの侮れないところは、その"Crawl"の一曲目、あのNO FUN AT ALLもカバーしている、 "Wiser"とか、死ぬほどカッコいいメロディアス・パンクな曲が書けたりするところです。もう、本気で騙されます。また、MySpaceにもあがってる、この"Thirteen"の2曲目、"Wasted Time"を視聴してみてください。その哀愁の炸裂具合に、CDが欲しくなること必至です。で、必死こいて探して、やっと入手しても、ここを読んでくれてる人だったら、きっと後悔します、確実に。まぁ、好みですから、何とも言えませんが、これも必然的に、ノークレーム、ノーリターンでお願いします。
そんな中、綯い交ぜとは言いましたが、決して整合感が無いだとか、カオスだとか言うのでは、決してなく、バンドのサウンドとしては、実に個性的にまとまっていると思いますので、この手のサウンドが好きな人にはたまらないバンドになるかもしれません。しかし、嗜好とアプローチに関してはカオスを感じずにはいられません。

1987年にシアトルでトリオ・バンドとして結成された、COFFIN BREAK。'88年にシアトルのレーベル、C/Z Recordsより、セルフタイトルの7inchでデビュー。その後、EPのリリースや、コンピなどに顔を出し、'90年、1st."Rupture"をリリース。そして同年、DAMNEDのリビュート・アルバム、"Another Damned Seattle Compilation"に参加、カッコよく"Love Song"をカバーしています。そして'91年、C/Zより、初期のシングルなどのコンピレーション"No Sleep till the Stardust Motel"をリリース。初期のほうが、パンク/ハードコア色がもっと強かったような気がしますが、どうにもCD見当たらず、確認できません。
そして、C/Zから、大手Epitaphに移籍して、同年、アルバム"Crawl"をリリース。先述したように、このアルバムのオープニング、"Wiser"はガチです。その後は段々とパンク好きには厳しい展開を見せ、このアルバムはグランジ、メタル、パンクといった要素の中で、パンクが一番薄いかもしれません。キンキンのメタル・ボイスのコーラスとかにブチ切れそうになります。
そして、4人編成となって'92年にこの"Thirteen"をリリースします。その後、解散するので、この作品が彼らの最後のフル・アルバムだと思われますが、前作より遥かに聴きやすく、収録時間も前作の半分くらいになり、いろいろとシンプルで、作品的には最も薦めやすい感じがします。また、このアルバムではメタル色が少し薄い感じがします。先にも述べた、2曲目とか、11曲目などは非常にストレートにカッコいいナンバーです。また、4曲目や、8曲目のようなオリジナル・パンク・モチーフな曲もあり、他の要素を加味しても、作品としてもかなり、スッキリして、洗練された感じがします。ジャケットは全然洗練されてませんけど。

彼らは本当によくコンピレーションにも顔を出し、トリビュート・アルバムなどにも名を連ねているのですが、DAMNED、BUZZCOCKSといった、パンクのカバーだけでなく、KISSや、BLACK SABBATHといったところにも、顔を出しちゃったりしてます。もう、その辺である意味、一貫性の無さを充分に堪能できるわけですが、なんか、KISSとか一番良い感じに、このバンドのスタンスに近いかもしれません。現在、バンドの中心だった、Pete Litwin (G./Vo)は、PLASTERというバンドをやっており、よくは聴いてないですが、ガチメタだと思います。
それにしても、COFFIN BREAKは、ある意味、雑多で、様々な音楽性を持ったバンドが存在した、当時のシアトルのシーンを体現しているようなバンドなのかもしれません。私的には、それこそ好きと嫌いが綯い交ぜになったバンドです。

COFFIN BREAK MySpace http://www.myspace.com/coffinbreak

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