High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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HAMMERBOX -HAMMERBOX-
HammerboxHammerbox

Hammerbox


さらにマイナーに、さらにマニアックに突き進んでしまうのか、シアトル。このバンド、メジャー・デビューもして、2nd.は国内盤も出たってのに、多分、激マイナーの部類に入っちゃうんでしょうね。HAMMERBOXです。
このバンドもCOFFIN BREAKと同様に、シアトルのバンドで、やはりデビュー時には、C/Z Recordsに所属しており、また、DAMNEDのトリビュート、"Another Damned Seattle Compilation"にも参加していました。とまぁ、初期経緯は同じなのですが、このバンドに比べれば、COFFIN BREAKすら、すごいメジャーに思えます。なんだか、いろんな意味で、才能あるのに、宣伝とかに恵まれてなかったバンドです。
もう、私としては、"Another Damned Seattle Compilation"における、彼らの"New Rose"のカバーのセンスに、一撃でヤラレてしまい、その単独音源をCD屋さんに、わざわざ何週間もかけて取り寄せてもらったほど、ヤラレまくったわけですが、当時何故か、C/Zは非常に入手しづらかったです。そんなことも手伝ってか、日本では、全くもって話題という、話題にも上らず、HAMMERBOX自体も'90年から'94年までという、短く、また微妙なキャリアで、シーンから消えてしまいます。

彼らの音源としては、この'91年にC/Zよりリリースの、1st.アルバム"Hammerbox"。そして、メジャーA&Mと契約しての2nd."Numb"を'93年にリリースしています。ちなみに国内盤はポリドールからです。私が所有しているのは、このスタジオ・テイクの2枚と、"Another Damned Seattle Compilation"だけなのですが、この他にもう一枚、2枚組LIVEアルバム"Live EMP Seattle, WA 5/14/04"が'05年に、私の知らない間にリリースされていたようで、もう、悔しいことこの上なし、金も無いのに注文してしまいました。
HAMMERBOXのサウンドも、また、パンクという範疇にカテゴライズしていいのか、迷ってしまうような、ニューウェーヴとパンクの中間と言ったらよいか、パワー・ポップとパンクの中間と言えばいいのか、やはりかなり一言で表現するには難しいサウンドです。おそらく、私が好む音楽としては、非常に珍しい部類に入る音ではあるのですが、私はこのバンドが大好きだったりします。
非常にメロディアスで、様々な曲調、実力派の女性ボーカル、センスある巧みな演奏、パワフルであるのと同時に、繊細さや透明感といったものも表現でき、時にはラウドでワイルドな、パンクのドライヴ感すら出せる、全体的にも非常に高い完成度を持ったバンドだと思います。しかしながら、いかんせん、そのアプローチが、マニアックであったり、先鋭的な部分が多く見られ、その誰もが受け容れ易いといった、キャッチーさのようなものが薄かったのかもしれません。本当に面白いことに、このバンドは相当にポップなのに、キャッチーさがありません。そういったある種マニアックなサウンドが、このバンドの最大の魅力的な長所であり、また短所であったのかもしれません。また、パンクとしてもどうかとか、グランジなのかというように、そのシーンの中において、やはりターゲットや支持層が不明瞭ではあります。だからといって聴きづらいかというと、全然そんなことはなく、私はいつも爽快に聴いてたりするのですが、私のほうが変わっているのかもしれません。

2nd.アルバムの"Numb"あたりになると、私的には随分と普通の良いバンドっぽく聴こえるため、やはり、チョイスするアルバムとしては、好き放題、やり放題な印象の、このセイム・タイトルの1st.ということになります。多分、現在としてはグランジまたは、ポスト・グランジといった一言で片付けられるのでしょうが、このバンドをグランジと言うには、相当に語弊がある感じがします。変則的なアレンジを速度に関わらず多用し、重さと軽さを使い分け、実に様々な曲調が混在するそのサウンドは、カテゴライズが非常に難しいです。
ハウったり、ファズったり、神経を逆なでしたかと思うと、カッコいいフレーズを持ってきたりする、ギターが、このバンドの変則的アプローチに、さらに変態的な味を付け加え、そのサウンドをさらに個性的にしています。また、紅一点、パワフルに歌い上げる、Carrie Akre嬢の、様々に歌い分けのできる、表情豊かな表現力には、脱帽です。私的には、この女性ボーカルはRACHEL SWEET並みに大好きだったりします。
パンキッシュ・アップ・テンポな1曲目、"Bred"では、いきなり本領発揮で、歪みながら疾走するといった、実にHAMMERBOXとはコレだ、的な、異質ですが、非常にカッコいいナンバーをぶつけてきます。以降、パワフルに歌い上げる、捻ったアレンジのミディアム・ナンバー、繊細で透明感のありつつ、間奏は相変わらずに爆発するスローテンポ、コーラスがツイン・ボーカルのように被る、少しマンチェスター入ってるナンバーと来て、展開が変質なパンキッシュ変則アップ・テンポ、そしてジャジーで、その演奏も歌唱も、シャレて素敵な大人のパブロックを思わせるナンバー、と、まぁ、なんとも懐深く、色んな曲調に、ある意味、変態感を織り交ぜ、バラエティーも豊富に過ぎるといった詰め込み方です。まぁ、そんなこんなで、ハードコア感はゼロなので、やはり、日頃ここで紹介しているようなバンドをお好みの方は、やはり、敬遠したほうが無難かもです。カッコいい音なんですけどね。しかし、私が何故かイケたりする、この不思議。

私がこのバンドを魅力的に感じるのは、Carrie Akreの魅力的なボーカルによるところも大きいのですが、そんな彼女は、現在は全く違う音楽性で、ソロ・アーティストとして活動をしており、この時代に見られた、パワフルさや、アグレッシヴさからは想像もつかないような、穏やかなIndy Popを歌っています。なんか、本当に不遇なバンドだったのだなぁとかも思ったりするので、特に意見はありません。ギターの人は何してるんでしょうかね。こんなカッコいいギター弾くのに、なんかバンドやっててほしいものです。

C/Z Records http://www.czrecords.com/index.php

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