High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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NO FUN AT ALL -NO STRAIGHT ANGLES-
No Straight AnglesNo Straight Angles

No Fun at All


日本盤がリリースされる程、メジャーな認識をされ始めた、SWEDEN MELODIC H.C.。中でも、MILLENCOLINや、SATANIC SURFERS等と共に、その初期のシーンの、中心であったともいえるバンドが、NO FUN AT ALLです。しかし、近年において、前述の2バンドと比べると、その名の通り、あまり話題にも上らず、フォロワーというのも、あまり耳にしません。私は、最も好きなバンドのひとつだったりするのですが...
当時の雑誌の記事でも、「遅れてきたBAD RELIGION」だとか、「もし彼らが、アメリカのバンドだったら、すごいバンドになっただろう」とか、なんだか、不遇っぽい感じの、ネガな印象で語られていて、ホントその通りに、今では不遇な境遇になっちゃった感があるのですが、ここはひとつ、前向きに、94年リリース、彼らの最高傑作"No Straight Angles"の話といきましょう。

NO FUN AT ALLは、BURNING HEARTのカタログでも、リリースNo.3と、レーベルでも初期のリリースの93年、ミニアルバム"Vision"でデビュー。もっとも、このアルバムは、ボーカリストも違い、その音楽性も、後の高速メロディックの、片鱗は見せるものの、古くからのSWEDISHパンクを、踏襲してる感じで、かなり質感が違います。(ちなみに、ビクターからの日本盤は、この"Vision"もブチ込んだ、2 in 1wでした)NO FUN AT ALLが、本当の意味で化けるのが、2nd.リリース、この"No Straight Angles"です。
NO FAN AT ALLは、この"No Straight Angles"で、それまでのスウェーデンの、多くのパンクバンドが持つ、ある種、ガチャガチャしたチープさとか、ベタベタしたバタ臭さという、特徴的な部分を払拭し、ある意味洗練された、近代的高速メロディック・ハードコアを、実践して見せました。彼らの提示した、そのスタイルは、後のスウェーデンのパンクバンドの、手本となるような、斬新さだったと言えます。
アルバムの大半を占める、メロディック・ハードコア然とした、高速ナンバーの数々は、当時でも最高速の部類に、属すると思います。また、この時期の、彼らの音の作りは、かなり独特な感じに聞こえ、同時期の、コンピレーションに収録されている曲なども、明らかに同じ質感を持っています。また、メロディーも、他のバンドに比べ、暗めな感じが中心なのも、特徴のひとつだと言えます。

NO FUN AT ALLの、音楽性や、方向性は、この初のフルレングスにして、実質的1st.アルバムで、ほぼ完成されています。MILLENCOLINや、SATANIC SURFERSの、同時期にリリースした作品も、これほどの完成度はみられないような、気がします。その完成されたスタイルは、以降リリースされる、"Out of Bounds"('95)、"The Big Knockover"('97)でも、ほぼ、変わることなく、踏襲されていきます。しかし、それ故に、その高い完成度に、Swedish Melodicの、そして彼ら自身の初期衝動がプラスされた、"No Straight Angles"を超えられた作品は、なかったように思います。そして、その自分達が創造した、革新的スタイルを捨て、新たな方向性を求め、スピードを緩めた"State of Flow"('00)で、それまでの支持が失われていき、そのキャリアにも、幕を閉じることになります。

近年、また活動を再開し、たまにLIVEもやっていたようですが、今はまた、ほとんど話題を見かけません。また改めてスウェーデンのバンドたちが、話題に上る昨今、もう少し高い評価や、話題があってもいいように思うのですが、いかがなものでしょう。ぜひとも、若いパンクスにこそ、聞いてほしいバンドです。

NO FUN AT ALL Official http://nofunatall.com/
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