High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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RANDY -NO CARROTS FOR THE REHABILITATED-


思えば、SEDENのメロディック・ハードコアという感じのバンドで、日本に初めて上陸し、普通に流通し始めたのは、このRANDYじゃなかったでしょうか。
当時、SWEDENのバンドといえば、ASTA-KASKぐらいしか、主だった知名度のあるバンドはいなかったところに、人気も抜群の頃のNOFXに非常に近いバンドだとかのフレコミで、前評判も高く、けっこう最初期に普通に広く流通していたように記憶します。看板といったら、このRANDYとBLENDERくらいであろう、Doloresとかってレーベルなのに。今つぶれてますよね、このEPも廃盤だし。"Hardcore For The Masses Vol.2"にも彼らの曲が収録されていますが、それよりも、この"No Carrots For the Rehabilitated"のほうが、早く出回っていたように思うので、そういった意味では、このRANDYがSWEDENメロディック・ハードコアの先駆だったのかもしれません。
まぁ、しかし、初期の彼らのサウンドは、そんなNOFX Likeといったサウンド以外、表現のしようがないほどの、クリソツっぷりで、そのボーカルの感じといい、曲調といい、ほんとにNOFXです。そんなことからも、よくよく考えると、初期のほうから、最もアメリカ・ナイズされて、ある意味、洗練されていたSWEDENのバンドってのも、このバンドだったのかもしれません。

RANDYは'92年に結成され、翌'93年にはこの6曲入りのCDEP"No Carrots For the Rehabilitated"をリリースします。歌詞は当然の如く全て英語で、本当にこのEPに関しては、まごうことなきNOFX丸出しです。ただ、曲もカッコいいし、初期音源としては、当時の周りのSWEDENのバンドと比べても、いろいろとクォリティも高く、やりたいことも明確な感じなので、この作品だけ聴いても、充分にNOFXのファンも取り込めるといった、高水準のバンドだったと思います。後々分かってきますけど、このバンドもやはり相当に器用なのだと思います。
それにしても、本当にメロディーも曲もカッコよく、軽めのサウンドに仕上げているわりには、薄っぺらさといったものが感じられず、アレンジや構成もよく練られていて、初期から既に、本当に総合的に完成度が高いと思います。また、センスがあるフレーズも随所に散りばめられ、スカ・フレーバーな部分もそつなくこなしていますし、きちんと当時のNOFXのカッコいい部分を理解した上で、彼らなりの工夫や先天的なセンスを加味してあると思うので、NOFXフォロワーとしてもピカ一ではありますが、オリジナルの作品としても、十二分に評価できると思います。まさに名刺代わりの初音源としては、当時の彼らの方向性や、様々な要素を非常に分かりやすい形で表現できていると思うので、色んな意味で注目を浴びたり、食いつきを良くするにはうってつけの作品だったように思います。当時のSWEDENのNOFXってなフレコミも抜群の訴求力を発揮したのではないでしょうか。NOFXでいうところの"White Trash, Two Heebs and a Bean"、"The Longest Line" 辺りの雰囲気や、サウンドや、ポップさといったものを持ち、尚且つ、ガツガツしてないのにアグレッシブさといったものも感じさせてくれるので、本当に聴きやすくて、良い作品だと思います。

次作、同年、CDEP"The Ska Single #1"では、タイトルからもわかるとおり、ジャケからしてツー・トーン丸出し、SKAまみれなのですが、スカコアといった感じではなく、全くのスカ・サウンドです。デビューEPでもスカ・フレーバーな曲は披露していたのですが、NOFXのようなアプローチ的なものだったので、このEPを聴いたときには、彼らの方向性がよく分からず、また、せっかくのイメージが壊れるような感じだなと、首をかしげてしまいました。しかし、その不安を払拭するかのごとく、'94年の初のフル・レングス"There's No Way We're Gonna Fit In"では、NOFX LikeなデビューEPから、さらに一歩進んだといった感じも見てとれる、速度と、厚みを増した、ハードコア・サウンドを展開してくれています。このアルバムをチョイスしてもよかったと思うくらい、メロディック・ハードコアとしても、良質のアルバムだと思うのですが、NOFX似の本来のボーカリストと、もうひとりボーカルが曲ごとに、リード・ボーカルが変わっており、私はそのもう一人のボーカルのやる気の無い声と歌唱が大嫌いなこともあり、"No Carrots For the Rehabilitated"をチョイスした感じです。
"There's No Way We're Gonna Fit In"は、全編NOFX似のボーカルのほうだったりしたら、超名盤確定なのですが、まぁ、この辺もこのバンドのよくわからないアプローチのひとつだと思います。個人的見解です。この頃はガツガツしてる感じで好きなんですけどね。しかし本当に、楽曲的には非常にカッコよく、ハイ・スピードで、メロディック・ハードコアの醍醐味に溢れた、魅力的な作品だと思いますので、現在の彼らの音からは想像できず、また、中期ガレージっぽさ全開の彼らのサウンドがまったくもって受けつけない人には、意外すぎるほどのサウンドで、シビれると思います。
基本、私的にはRANDYといえば、、"No Carrots For the Rehabilitated"と"There's No Way We're Gonna Fit In"だったりします。

RANDYというバンドは、なんだか、いろいろと照準の合わせどころが、聴く側とは全く別の方向を向いていて、いつの時代も、その音楽性の変遷もつかみどころのない人たちだなぁという印象です。
このバンドもポリテイカルなメッセージ性云々を、昔よく雑誌のインタビューで語っていましたけど、当時は、なんだかそれが稚拙に聞こえて、上からモノを言うような傲慢なイメージがして、彼らのことが嫌いになり、"The Rest Is Silence" ('96)辺りから、こちらもどうにも、うがった感じで聴いてしまうようになったのかもしれません。なんか、音楽性といい、頭の中といい、すごく器用な感じなのが、私は苦手なのかもしれません。

RANDY Official http://www.randytheband.com/

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