High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ADHESIVE -SIDEBURNER-


先日もお話したように、このADHESIVEも、SWEDENの当時のバンドの、支持や評価以上に、近年において、高い支持と評価を受けているバンドのひとつであると思います。このバンドの曲をカバーしているバンド見られるなど、そうしたメロディック・ハードコアのシーンの変遷を本当に実感します。
ADHESIVEは、1994年に結成され、2002年まで活動していました。解散後のメンバーは現在、THE INDECISION ALARMなどで、今もSWEDENの第一線で活動を続けています。

結成年にデモ音源"Thrust And Burn"をリリース後、'95年にBröölより、ミニアルバム"Yoghurt"をリリース。この作品の時点で、カッコいいギターリフや、メロディーや、疾走感を持った演奏といった、彼らの特徴的な部分は既に出来上がっており、MILLENCOLINなどと同様に、ジャケのショボさとは大違いの、近代アメリカっぽさに驚かされます。もっとも彼ら自体、シーンの中では新しいバンドだったので、真新しさといったものも当然かもしれません。しかし、かなり最初期の作品としては、充分に及第点以上だと思います。レーベル的にもかなり入手しづらそうな感じですが、ぜひ機会があれば聴いてみてください。
'96年にはCDEP"On A Pedestal"をリリース。多分に先行シングルですが、"Yoghurt"をさらに推し進めた感じの曲を披露しています。ジャケはラクダ全身です。そして、同年に、このラクダのお顔、1st.フルレングス"Sideburner"をリリースします。

この"Sideburner"。てっきり、BAD TASTEあたりからのリリースかと思いきや、AMPERSANDからのリリースで、そういった意味でも、さほど大物的な存在でなかったといった、当時の状況が偲ばれますが、また当時でも、なんだかかなり入手しづらかったように記憶します。AMPERSANDも、BIRDNESTの傘下のレーベルだと思いますが、同レーベルのSTONEDなどは、以外に流通が良かったように思うのですが、ADHESIVEのこのアルバムは何故か流通最悪だったように思います。時期的なものとか、タイミングも悪かったのかもしれませんが、本当にBröölのモノより、入手しづらいくらいでした。で、現在も相当にレアな感じですね。
なにはともあれ、この作品以降、さらなるメロコア的洗練といったものを感じさせたり、ワイルドになってみたりと、多少の音楽性の変遷が見られる彼らですが、この"Sideburner"という作品が、もっともストレートに、いわゆるEPITAPH、FAT系といったメロディック・ハードコア然としたスタイルを踏襲している作品ではないかと思います。またこの時期は多少のモッサリ感も残り、SWEDENのバンドっぽさも少し感じさせたりと、味もあるかもしれません。

高速の楽曲群、ストップ&ゴー、哀愁を帯びたメロディー、コーラス・ワークなど、当時のSWEDENの若い多くのバンドが、影響を受けていた、FAT/EPITAPH系のメロディック・ハードコア・サウンドを、実に真っ直ぐに、基本に忠実といったスタイルでの、初期から中期の彼らのアプローチは、現在の高い支持を裏付ける証明であるといえるのではないでしょうか。しかし、ボーカルの粘り気だけが、このバンドのSWEDENっぽさを象徴しているようですね。また、この頃の曲調は、曲にエッジが効いているのに、少し演奏が円い感じで、それがかえって聴き易く仕上がっているのではないかと思います。ただ、カッコよさが突出している曲といった、象徴的なナンバーといったものも存在しないような気がして、どれも普通にカッコよく、メロディック・ハードコア優等生といった、ある意味の抑揚の無さといったものは、多少の物足りなさを感じさせ、この頃のADHESIVEの、破壊力に欠ける部分ではないかと思いもします。この時期のなんだかボーカルの間延びした歌唱も、好き嫌いが分かれるところかなとか思います。でも、"Nothing is Win"とかやっぱカッコいいな。

その後、'98年、CDEP"Prefab Life"、PRIDEBOWLとのSplit "No Better, No Worse"、脂が乗り切ってて、曲もカッコよくてキレてますね、この時期から。そして2nd.full-length"From Left To Right"と、さらに洗練されたといった、個性と厚みを増したメロディック・ハードコア・サウンドを展開していきます。演奏といい、歌唱といい、格段に歯切れよくなり、個人的にはこの時期がADHESIVEの完成形なのではないかと思います。

というわけで、"From Left To Right"もかなりキレキレでカッコいいので、明日に続いたりなんかして。

ADHESIVE MySpace http://www.myspace.com/adhesivepunks

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。