High-Speed-Flower
徹頭徹尾高速哀愁。HIGH-SPEED-FLOWER RECORDS レーベル情報、高速メロディックパンクを中心に、バンドや音源について書き連ねていきます。
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SECTOR SEXS -SECTOR SEXS-


知る人ぞ知るといった表現が一番適しているのか、いわゆるマニアックとも言えるSVENSK TRALL PUNKの中でも、さらにエグい感じがしないでもないですが、当時私的には、この作品が、この世で一番速いと感じた、というか、なんか脳感速度が異常だと反応した、狂ったスピード&粘った母国語も素晴らし過ぎる、SECTOR SEXSのセイム・タイトルをご紹介です。牧歌、民謡、演歌をこねくり回し、超高速メロディック・ハードコアにすると、初期SECTOR SEXSが出来上がります。
"Klubb Eurpa"という曲は一部で話題騒然といった感じだったらしいので、知ってる人は本当によく知ってるかもしれません。本来、このバンドの楽しみ方は、デタラメなスウェーデン語でいっしょに歌ったりするのが、至上のエンジョイ・プレイです。

なんだか最近ではユニオンさんにもアルバムが入荷しちゃったりして、聴いた人もいるかもしれませんが、残念ながら、2枚のフル・レングスだけの入荷のようで、1st.フル・レングス"...På Oväntat Besök"は、音作りも近代的になり、一般受けはしそうですが、なんだか普通になってる感じがありありとするので、本当に個人的な意見ですが、少し食傷気味です。でも、普通のメロコア好きの方には、一番すんなりくる作品とは思いますので、消えちゃう前にぜひという感じです。また、私も当時買ってなくて、最近ユニオンさんで購入した、改名して単数形になって、英語で歌ってやがる2nd.フル"Songs We Wrote"は、個人的には問題外といった作品で、SECTOR SEXSの良いところが「S」とともに全て消え失せています。

SECTOR SEXSは'89年に結成され、'93年に7inch"Till alla er..."をリリース、'94年MCD"Sector Sexs"、'95年にCDEP"Lås din dörr"、同年1st. full-length"...På Oväntat Besök"、'96年にSECTOR SEX名義で、2nd. full"Songs We Wrote"をリリースして、同年活動を停止しています。私はCDEP"Lås din dörr"だけ持ってません。というか見たことも、聞いたこともありません。今、歯ぎしりをしています。
ちなみにデビュー作の7inch"Till alla er..."は、なぜか持ってたりするのですが、あるサイトで300枚限定との情報を見て、途端に今上の埃を払っていますが、HOT STUFF盤なので、再販だコレ。それともコレが300枚か?このEP、当時日本では結構出回ってましたよ、何故か。この作品もへっ込んだ音質ながら、クソっ速、ダサ暗で最高です。そう、初期のSECTOR SEXSには、ダサさといったものが確実にあります。そのダサさを高速感モロとも聴いている側に、お構いなしに叩きつけるのが、SECTOR SEXSの真骨頂です。

というわけで、私的にはSECTOR SEXSといえば、7inchも捨てがたいのですが、インパクト的にやっぱ"Sector Sexs"ということになってしまいます。ガイキチな高速感、哀愁と言っていいのかわからないのですが、確実に心を揺さぶるメロデイーを火をつけたように加速させ、捲くし立て粘りつくスウェーデン語に絡み付くサックス、ウ~だとかア~だとかオ~だとかのコーラス、なんか同じく母国語で歌ってるDIA PSALMAあたりを、限定解除して、リオのカーニバルにフリチンで放り出すと、SECTOR SEXSになるのかなという感じです。というか、それでは別モノです。
カッコつけてるのにダサイ。素晴らしいです。誰も着ないオレンジ色のタキシードを着て、ショッキング・ピンクのキャデラックに、タケヤリデッパな装飾で、むりやり時速300kmくらい出るように違法改造し、車幅ほどしかない路地裏を、車体こすりつけながら、ガリガリ突き進んでいる感じです。そんなもので彼女を迎えに行っても、結果は見ずとも分かります。その上即逮捕です。しかし、いい~んです。パンクたるもの、若い女からツバを吐かれ、逮捕されるくらいでなければ、一人前のパンクスとは言えません。いや、ウソです。それは言いすぎました。逮捕はマズいです。それに女の子とはイチャイチャしたいです。というか、激しく脱線していますが、初期のSECTOR SEXSはこのくらいの勢いがあるということです。
なにはともあれ、圧倒的なインパクトで脳感速度を麻痺させるオープニング・ナンバー"23:50"。しかし、なぜ最後にそのフレーズのギターを弾き、フェード・アウトまでするのか、皆さんに音源を送りつけて、是か否か判断していただきたい気持ちでいっぱいです。そして、続く"Mer Än En Dröm"、"Du/Jag"といっしょに歌わずにはいられない、歌モノです。特に"Du/Jag"のブレイク開けの「ゥワ、キャリッティヌゥワレイ、ヤドリップシュトゥワレイ、ッキャニィッテイヒィアレイ、ヌッベッテェハーティーハ~」ってところが大好きです。実際そう言ってるかは分かりませんが、私はこう歌っています。そして、満を持しての名曲"Klubb Europa"。なぜ歌メロと同じフレーズをサックスで被せるのか、そのサックスがなんかDICKIESのボーカルが一緒に歌っているように聞こえて、サックスを吹いている人の感性すら疑ってしまいそうですが、だが、それがいい、です。前田慶次も、もっこり、いや、にっこりです。続く5曲目は趣も変えてロケンローな"Säg Nej Till Allt"、オ~ケィとか囁いたりするのが極めてダサいです。「セイネイティラーッ、プロックセッ!」です。そしてラストを飾るのは、毛穴を開ききって、アンサンブルの全てを捲し立てる"Till Alla Er..."です。そして、ラストにしてまたキタコレ、お得意の演歌チック・ギターで、トリモチを足にベッタリとくっつけたまま、自分を天然記念物と勘違いしたアホウドリは、軽やかに大空へ羽ばたいていきます。
もう、いつ聴いても素晴らしいです。彼らには「ブラボーッ」という賛辞が、実に良く似合います。

待望のフル、"...På Oväntat Besök"では、オシャレなスーツで、速度の出るスポーツ・カーで普通に飛ばしている感じがするので、日本に数人いるバリバリのセクセク・マニアには少しイケすかないのかもしれません。しかし、母国語バリバリ顕在ではあるし、オシャレなスーツにおかしなチェーンをぶら下げているような、ダサさは少なからず残っています。

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