High-Speed-Flower
高速メロディックパンクを中心に、メジャーから激マイナーまで、バンドや音源について書き連ねちゃったりしていきます。
PULLEY -ESTEEM DRIVEN ENGINE-


元大リーガー、Scott RadinskyがTEN FOOT POLE脱退後に始めた、このPULLEY。なんかベースボールは捨てられないとかっつって、TFP辞めたような気がするのですが、PULLEYで見事復活です。その初期のラインナップはSTRUNG OUTにFACE TO FACE、ZERO DOWNとえらく豪勢なメンバーで構成されています。日本に来た時も、LAGWAGONのメンバーかなんかがサポートしてたと思うので、何かと幅広い感じです。
1996年に結成されたPULLEY、その結成年にリリースされたのがこの"Esteem Driven Engine"です。そして、翌年に"60 Cycle Hum"、'99年に"@#!*"、'01年に"Together Again For The First Time"、'04年に "TMatters"、'04年に"TMatters"、'04年に"TMatters"、同年THE SLACKERSとのsplitをリリースしてます。

で、この"Esteem Driven Engine"、出た当初は、そのボーカルのせいもあり、何がTEN FOOT POLEと違うんだろうかってな感じでしたが、TFPと比べると、やはり年代もあるかも知れませんが、少し近代的な感じはしますが、やはりどことなく、高速なのにまったり/ゆったり感などを感じるところもあり、また変にクセのあるアレンジを見せたりだとか、色々と共通点は見出すことができます。そして、このバンドのスタンスもなんか同じような、行ったり来たりの、まったりとしたスタンスといったものを感じるのも、なにかと妙な共通点かもしれません。
サウンドとしては、やはりこなれたメンバーの余裕を感じさせる、メロディック・ハードコア然とした聴きやすいサウンドだと思いますが、アレンジなども良く練られ、カッコいいフレーズや、キメなどもここぞとばかりに決めてきたりするので、初のアルバムにして、なんか妙な風格すら感じさせてくれる余裕っぷりです。また、そのメロディーや、ボーカルの乗せ方も壮大な部分なども持っており、何かと至れり尽くせりといった感じなのかもしれません、今聴くと。ただ、個人的には、TFPと比べるとクセや臭みといった独特の風合いが少し足りない分、少しパンチに欠けるかなと思いますが、それでも充分にカッコいい'90s メロディック・ハードコアであると思います。

その初期には非常に余裕みたいなものすら感じた彼らですが、リリースを重ねていくごとに、たまに余裕を無くしたり、時に丁寧さに欠けたり、変なB級感を取り戻してみたりと、普通の進化をみせないバンドだなとか感じるのは私だけでしょうか?そんな中、アルバムとしては最も近作の"Matters"は久々に初期の彼らを何故か感じる、余裕を取り戻したすごく好感が持てたような作品と思います。"Blindfold"のような、カッコよさと壮大さを併せ持ったグッとくるメロディーの曲を、'90年代を思い出し、つい彼らに求めてしまいます。

PULLEY Official http://www.x-members.com/
PULLEY MySpace http://www.myspace.com/pulleymatters

TEN FOOT POLE -UNLEASHED-


なんか、TEN FOOT POLE、前回で綺麗に締めれたような気がして、すごく自己満足しながら、PULLYにでも移ろうかなとか思いきや、なんかここ数日で沸々と愛情が芽生えてしまい、本日もTEN FOOT POLEで、ついに3連発です。多分、日本新記録です。TEN FOOT POLEでここまでの量を書いて、引っ張るのは、まさに私の本領発揮です。自己満足です。

そんなわけで、'97年リリースの3作目、"Unleashed"です。ホワイト・ソックス→ドジャースのスコットは脱退して、ボーカルがチェンジしてます。それと同時にサウンドのほうも、さらに垢抜けて、まぁ、リリース年も'90年代後期に差し掛かっていることもあり、何かと近代的なサウンドになっています。ギターの音作りとかも近代的で、前作と大きく質感を異にすると思います。ジャケットも非常にスピード感を感じさせる、カッコいい感じで、私も好きなジャケットですが、裏ジャケもなんかイカしてます。そのジャケット同様、これまでよりもラウド感を増した、滑走、疾走感で、オープニングから飛ばしにかかります。
しかし、やはり、聴き進めていくウチに、以前と変わらぬ、な〜んか、高速なのにゆったり感だとか、なんか感じる個性的な軽く変態感といったものが、だんだんと前面に押し出されてきて、なんだ、いつものTEN FOOT POLEじゃん、と言った、何か不思議な感覚に捉われてしまう、不思議な作品で、ボーカルがチェンジして、サウンドの質感が大幅に変化しているにも関わらず、何だか根幹は全く変わっていない気がして、超B級を王道に押し上げて、さらに近代化の波に乗せようとしながらも、バンドの個性は損なわれていないという、もう、なんだかワケがわからない、ある意味でTEN FOOT POLEというバンドの本領を発揮しまくっている作品なのではないかと、今思いました。

ちなみにエピックソニー国内盤は、ステッカーが封入されてますが、ステッカーの材質が、ステッカーというか、シールで、明らかに1st.の彼ら自身のくれたステッカーより材質が劣っているのが、すごく納得いきません。天下のエピックソニーにはちゃんとしてもらいたかったと思います。
いや、別にステッカーとかほしいわけではないのですが、なんかオマケはうれしいです。くれるものはウンコでも貰う。前にも話しましたが、ビンボー人の鉄則です。デカイ会社はそれなりのもんをちゃんと付けんかとか文句を言うのも、ビンボー人の特徴的な部分であり、ビンボーの王道に乗り上げて、さらに近代化の波を、手ブラ、一文無しで突き進みつつ、昔のオマケもきっちり保管とかしておきながら、なんか良いモノをタダでよこしやがれという、私の個性は寸分も損なわれていません。せっかく綺麗に締めたとか言っておきながら、ある意味でこういうとっ散らかったお話に持って行って、ちゃぶ台をひっくり返してから次に進むのも、High-Speed-Flowerの本領を発揮しまくっているのではないかと、今思いました。

TEN FOOT POLE -REV-


日本で、2日連続TEN FOOT POLEとかって、私とメンマのブログさんくらいしかないような気がしますが、そんなことお構いなしに、TEN FOOT POLEを2連チャンです。
私は、TEN FOOT POLEのEpitaphデビュー作、通算2作目の、この"Rev"という作品に、結構'90s Melodic Hardcoreの王道的感すら、感じたりするのですが、TEN FOOT POLEの素晴らしいところは、なにせ超B級といったモノを、超B級のまんま、王道に無理くり乗っけて、強引にひた走ってるような部分が感じられるところだと思います。このアルバムにしても、ギターの音とかもそうですが、サウンドは決してMelodic Hardcoreの王道って感じではないのですが、無理くりにメロディアスなハードコアに仕立て上げている感じが素晴らしいです。しかし、リスナーが感じる違和感ほど、本人たちは全くといっていいほど違和感なく、自然にこのサウンドを作りだしてるような感がするのが、ある意味すごく素敵です。

今よくよく聴いてみると、前作に比べ、圧倒的に垢抜けて、クリア且つ、明解になったそのサウンドは、やはりどことなく1st."Swill"の延長線上にあるのも見て取れ、少しダサかったり、高速なのにゆったりまったり感(笑)、しかし、圧倒的に違うのは、なんかすげぇ余裕みたいなモノを感じるところかもしれません。カッコいい曲は、シンプルにカッコよく持って行き、少し毛色の違ったアプローチからは、前作のとっ散らかり感や、強引さといったものが抜けた感じがして、本当に余裕のようなモノを感じます。なんだか、ガッついいた忙しなさといったものも、見事に抜けている感じがします。別の意味でものすごく高い完成度が感じられる作品です。
'90s Melodic Hardcoreの王道と言いましたが、'90年代のEpitaphやFATは、特にEpitaphはこういった、ある意味非常に特殊な特徴を持ちながらも、創世記から第一次全盛期のメロディック・ハードコアのシーンを支持するリスナーを、充分に納得させる、独自のメロディック・ハードコア路線を突き進む、素晴らしいバンドがひしめきあっていたように思います。それは、あのスウェーデンの素晴らしい'90年代とはまた、少し意味合いの違う、グローバルな意味での幅広さといったモノや、本当にバンド独自開発な発明といったモノで成立している、本当に革新的なシーンだったのかもしれません。FATのアーティストというのは、その辺が実に器用な感じがして、当時のバンドは概ねリスナーのニーズに応える、斬新な進化や進歩の道を辿ったバンドが多く、それ故今も支持される存在であると思いますが、Epitaphで生き残っていったバンド以外は、少しというか、すごく不器用な面を非常に感じます。しかし、その不器用さといったモノも、今では希有に感じられ、すごく魅力的に見えることが、すごくあります。

きっと、TEN FOOT POLEもある意味では非常に器用なのに、立ち回り的な不器用さといったモノは圧倒的かもしれません。決して大きな支持を受ける存在ではないのですが、TEN FOOT POLEは今も生き残っています。また、当時の彼らのサウンドも、今も変わらず私のような人間に愛されていたりします。
この"Rev"に収録されている、まさに高速なのにゆったりまったり感を感じさせられる、"Broken Bubble"は私の大好きなナンバーです。

TEN FOOT POLE -SWILL-


そんなわけで、なんだか最近いきなりmixiとか、自分でもワケわかんないことを始めて、店がクソヒマなので、半ばヤケクソ気味にいろんな所に突貫してますが、私の本分はこのブログなので、mixiのようなポコチンが満載の野村萬斎なダメな日記を書いていると人格を疑われるので、ここらへんでちゃんと特集に突貫します。'90s Epitaph特集です。

'90年代、初期のEpitaphを支えていたバンドのひとつ、TEN FOOT POLEです。音源としては少しご無沙汰ですが、今だ健在なように、かなりのベテランっぷりを誇りますが、今ひとつ、人気があるのだか、無いのだかは、よくわかんない感じがしますね。その大方のキャリアを占めるEpitaphも、レーベル自体、バンドは放置っぽい感じしますよね、宣伝とか。なんか売れるのとか、気に入ってるのとか以外は。まぁ、少し不遇っぽいイメージすらありますが、TEN FOOT POLEです。

'83年から'93年まで活動していたとされるSCARED STRAIGHTのメンバーにより、'93年に結成されたTEN FOOT POLE。'93年に自らのレーベル(ですよね?)Ten Foot Recordsから、このデビューアルバム "SWILL"をリリース。なんか、輸入盤でも、ステッカーとか付いてました。DIY感が感じられ、好感が持てます。そしてEpitaphと契約し、'94年"Rev"をリリース、'95年にSwedenのBad Tasteから、SATANIC SURFERSとのsplitをリリース。設立時よりのメンバーで、ホワイトソックスのリリーフ投手でもあったボーカルのScott Radinskyが脱退します。メンバー・チェンジ後、'97年"Unleashed"、'99年"Insider"、'02年 "Bad Mother Trucker"とリリースを重ね、'04年、レーベルをgo kartに移し、"Subliminable Messages"をリリースしています。バンドとしては、何度も活動の停止や再開を繰り返しており、やはりその長いキャリアでは、紆余曲折あったようですが、今もアクティブのようです。

で、この彼らのデビュー作"Swill"。Epitaph時代の作品より、B級っぽさや、若々しさなんかも感じさせてくれ、なにかと'90年代を感じさせてくれる作品です。次作"Rev"も'90s Melodic Hardcoreの決定版のような、実にイカした作品と思いますが、この作品も別の意味で'90s Melodic Hardcoreの決定版のような作品だと思います。B級の。メロディック・ハードコア的にも、メタル以前のハードロックといったテイストなのでしょうか。ゲストにLAGWAGONのJoeyが参加していたりしますが、垢抜けてないLAGWAGONってのが、ピッタリくる感じかもしれません。シャッフルやら、ダーク・メタル、ゴリハードコア、ブルース、カントリーなどをたまに混ぜくり合わせながら、強引にメロディック・ハードコア的なモノに持っていこうとする感じの、とっ散らかり方とかもB級感覚がプンプンに臭ってきます。それでも後の、王道'90s Melodic Hardcoreへの片鱗を見せる、カッコいい佳曲なんかもあり、変に楽しめる作品かもしれません。デビュー時の彼らは、正統派な感じのするEpitaph/FAT系というよりむしろ、FEARLESSや、TOOTH & NAILといったレーベルのバンドに近いかもしれません。ホントこの頃だけですが、CHUCKなんかはすごく近い気がします。

まぁ、しかし、なんか今聴いて思うのは、やっぱマニアックな作品だなという感じがしますね。面白いんですが、最近のリスナーや、'90s Epitaph/FATのどちらにも、アピールできるのか?という。なんか、とにかくこの一枚に関しては、最近のモノに飽きた人や、かなり色々と聴きつくした人が一風変わったモノを求めるときに、オススメみたいな。あと、いるのか、いないのか全くわかりませんが、TEN FOOT POLEファンは必ず持っておきましょう的な。まぁ、決して聴きやすい作品では無いような気がしますが、中古盤とか転がってそうですね。

TEN FOOT POLE Official http://www.tenfootpole.com/
TEN FOOT POLE MySpace http://www.myspace.com/tenfootpole

BAD RELIGION -RECIPE FOR HATE-
BAD RRELIGION - rfh

BAD RELIGIONの通算7作目、1993年リリースの作品です。今では、評価的にどうなのかはあまり知らないですが、当時としては、その2ビートからの脱却っぷりと、前作以上の音楽的実験要素が多く見られたためか、ファンの間でも賛否の分かれることになった作品です。もっとも、私は個人的には、"Suffer"あたりから、このアルバムくらいまでのBAD RELIGIONが一番好きな感じだったりするので、特に気にはなりませんでした。
というか、私はBAD RELIGIONの作品の中で、この"Recipe For Hate"が一番好きな作品だったりします。まぁ、むしろそのほうが賛否が分かれる事のような気がしますが、私のBAD RELIGIONのNo.1はこの作品です。誰が何と言っても。
作品的に素晴らしいとか思うのもさることながら、このアルバムが発売当時、その頃付き合っていた女性と非常によく聴いていたアルバムで、その女性は多分、私が人生で一番好きだったのではないかと思う女性だったりして、何かと青春の甘酸っぱい一枚だったりするというのも、すご〜くダメな理由ですが、結構大きな理由なのかもしれません。まさにパンクスにあるまじき軟弱の極みです。だが、それがいい、とか、また自分で言ってみたりなんかして。まぁ、そんなわけで、私は今でもこのアルバムを聴くと、当時のつまらんコトまでも色々と思いだしたりして、少しおセンチになるという、日頃とは一風変わった趣で話を始めている私です。

まぁ、しかし、誰しもそんな想い出の一枚みたいのはあると思うのですが、それがBAD RELIGIONだったりするあたりが、やっぱパンクと言えば、パンクなのかもしれません。
私はパンクスの女の人とか、取り立てて好きだとかいうわけではないので、相手の好みはいざ知らず、こちらとしては、極めて一般的な普通の女性交際するのですが、なんか私がいっつもこういった音楽ばかりを聴いているものだから、付き合っている女性も気が付けば、メロディック・ハードコアとかを普通に聴くようになってしまったりするという、ワケのわからん状況に陥ります。まぁ、別に強要してるわけでもないし、私は基本的に自分以外の誰かが、何を好きだろうが、どんな音楽を聴こうが、それを激しく進められたりとか、自分に実害が無い限り、一切知ったこっちゃあないので、全くおかまいなしなのですが、何故かそうなります。まぁ、ともかく、この"Recipe For Hate"も、その女性と、このメロディーにグッとくるね、なんてなことをのたまいながら、聴いていたのではないでしょうか、当時。

オープニングの"Recipe For Hate"あたりは、日頃のBAD RELIGION感もバリバリで、パンキッシュに突っ込んでいく感じですが、聴き進めていくウチに、やはり、実験的であったり、意図的にテンポを落としていたりするのも感じ、やはり冷静に聴くと、意欲作であったりするのや、野心作であったりするのは感じますが、むしろ少しテンポを落としたことにより、メロディーが持つ、本来の哀愁さが前面に押し出されていたりするのが、このアルバムの歌やメロディーの立て方ではないかと思います。勢いが少しなくなった感じはしつつも、今作のBAD RELIGIONにも、充分にパンクを感じられますし、この"Recipe For Hate"にしても、パンク・ナンバーといったものは充分に存在するし、本当にこの作品によってBAD RELIGIONが変わってしまっただとかいう感覚は全くありません。音楽的な幅を増幅させ、パンクの味といったものがまだ充分に感じられる作品だと、個人的には思っています。むしろ、この作品以降のメジャー数作が、私は何も感じるところのない、つまらなくなった作品だと思っています。いや、私見ですけど。メジャーの長いトンネルを抜けた、最近の作品は好きです。
それにしても、やっぱ英語が分かんないというのは、たまには良いモノで、グレッグ博士の小難しい理論が、直接的に理解できるわけではないので、そのメロディーだけを堪能できるのも、このアルバムが好きな理由なのかもしれません。ちなみに私は"Kerosene"や、"Man With A Mission"、"Don't Pray On Me" あたりに、今でもグッとくるものがあり、何時聴いても良い歌だなぁと思わせられます。そして、哀愁高速な"Skyscraper"で、シビれ上がります。
パンクの質感も維持しつつ、ソフトで一般的なメロディアスな肌触りも見せる、このアルバムは意外に普通の方もすんなり聴けて、非常に旨みとコクのある作品ではないかと思っています。

まぁ、そんなワケでこのアルバムを当時一緒に聴いていた女性が、今の妻ですってなことを言ったら、すごく綺麗にまとまって、話としても素晴らしい感じですが、とっくの昔に別れています。当然の如く、バリバリの独身です。去年の今頃は、14歳年下の女の子とSTRUNG OUTの"Blackhawks Over Los Angeles"を聴いていました。で、今は一人で昔を懐かしみながら、'90s Epitaphです。ダメダメです。
ちなみに14歳の夏、初めておねぇちゃんのオッパイもんでる時の、バック・グラウンド・ミュージックは横浜銀蠅でした。ダメダメのダメポです。

BAD RELIGION Official http://www.badreligion.com/
BAD RELIGION MySpace http://www.myspace.com/badreligion